ここ数か月、このブログにはこんな検索キーワードが増えている。
いま日韓関係は戦後最悪といわれるほど悪化しているから、その原因をさぐろうとする人が多いようだ。
その答えは「韓国の日本批判」と「反日 うんざり」で完結するのだけど、最近思い当たることがあったから、今回はそのことについて書いていこうと思う。
東京に住んでいた20代の韓国人女性から7,8年前、「韓国は日本に比べて、インターネット環境と悪口が発達しています」と聞いた。
これが事実かどうかは、日本のことをよく知る韓国人に聞いてほしい。
別の韓国人男性は、「そのとおりですよ。それは韓国の恥ずべき文化ですね」と武士(サウラビ?)のように素直あっさり認めた。
差別語や侮辱語など何でもありの悪質な書き込みをする人間を彼は「キーボード・ウォリアー」と呼ぶ。
かなり不愉快な経験があったようで、「あいつらは頭がおかしい。関わってはいけない人間です」と吐き捨てる。
つい最近もそんな悪文化が原因で、芸能人が自殺に追い込まれた。
韓国ではいま、一部ネットユーザーによる人格攻撃があらためて問題になっている。
中央日報のコラム(2019.10.18)
コメントは国民の意見の一端を見せるが、度を超えている。悪質な書き込みに耐えきれなかった有名人がまた自ら命を絶った。(中略)悪口など低俗な表現を使って感情のゴミを投げたようなコメントが問題だ。
呪い込められたコメントが韓国公論の場なのか
日本でもネットによる人格攻撃はあるけど、芸能人やオリンピック・メダリストを自殺や精神病に追いこんだという話は聞いたことがない。
こうした“ゴミ”を再利用してクリックをかせぐマスコミもあって、これがネットの悪口文化を助長させる。
ハンギョレ新聞の記事(2019-10-17)
マスコミは有名人のゴシップ情報を記事にすることで悪質なコメントを呼び込み、記事に悪質なコメントが掲載されるとこれを「話題」として再配布し、問題を拡大再生産してきた。
「一度ターゲットにされたら蟻地獄」…悪質なコメントと共生するマスコミ・ポータル
ネット空間には国境も入国審査もないから、日本人がネットを使っていると思わぬところで韓国の悪質コメントと出くわすことがある。
これが日韓関係悪化の原因になっているのだ。
経験上、それは断言できる。
さて、これはいま何かと話題のユニクロのCM。
「私の年齢の時は、どんな格好をしてたの?」と黒人の女の子がきくと、白人のおばあさんが「I can’t remember that far back(昔のことは、忘れたわ)」と答える。
このCM、韓国では「80年も前のことを覚えているかって?」という字幕になっている。
するとこれを見た韓国人から、「慰安婦を侮辱している!」と批判が殺到して大炎上した。
韓国で始まった騒動は国内で完結するべきなのに、これが日本へ飛び火した。
上のユーチューブ上のCMは日本人向けのものだけど、コメント欄を見ると「No Japan No Uniqlo」や「Shame on you japan」(日本は恥を知れ)など、なぜか日本が悪者になってたたかれている。
「悪口など低俗な表現を使って感情のゴミを投げたようなコメント」もうんざりするほどあった。
「Little boy should droped in tokyo too」(東京にもリトルボーイ(広島に投下した原子爆弾)を落とせ)といったコメントに、ひどい内容だからくわしく書かないけど、猿や放射線といった差別語や侮辱語の書き込みもある。
フリースのCMが日本ヘイトの場と化している。
「ラブ&ピース」とは何だったのか。
これは韓国のキーボード・ウォリアーのしわざだろう。
こんな場外乱闘になると必ずといっていいほど、おもに欧米人向けにこんなコメントをする人が現れる。
下を見るとこうある。
「80 years ago, Japan colonized Korea, where they brutally harrassed Korean citizens and officially took Korean (and also other asian) women to be sex-slaves for Japanese soldiers」
80年前、日本が韓国を植民地にしていたころ、日本は韓国市民に非人道的行為をおこない、韓国人や他のアジア人女性を連行して日本兵の性奴隷にした。
「日本はまだ反省していないから、また同じことをするかもしれない」と書く。
そして日本とナチス=ドイツを結び付けて、欧米人を誤解と偏見にみちびく。
「Many western people don’t know the fact that the Japanese were as brutal as the Nazis during WW2.」
ここに書いてある内容に事実はない。
慰安婦の強制連行説や性奴隷説には根拠が何もないから現在では否定されているし、日本はナチスのホロコースト(ユダヤ人大虐殺)のようなことをしていない。
まったくのデタラメだけど、こういう悪質なコメントはネット上に限りなく存在しているし、きっといまも作られている。
ユニクロのフリースについて知りたくてこれを開いた日本人が、日本ヘイトや歴史わい曲のコメントを見てどう思うか。
キーボード・ウォリアーは関係のない動画にも、“ごみ”を投げ入れる。
欧米人がアップした日本の観光スポットを紹介する動画を見たとき、「いつか日本に行きたい」といったほのぼのコメントの中に、とつぜん場違いな書き込みが目に飛び込んできて、気分が悪くなったのは一度や二度ではない。
2018年のサッカーW杯ロシア大会で日本人サポーターが会場のゴミを拾う動画にも、外国人からの称賛コメントの中に、「彼らのマナーは見せかけ。日本はまだ過去の蛮行を謝罪していない」という書き込みを見つけた。
それを見た日本人が「なんでここでそんなことを言うのか?」と返信するとバトルになって、「猿」や「放射能汚染」といったヘイトが書き込まれる。
“援軍”も駆けつけるから騒ぎが大きくなる。
BTSやTWICEのことで何か問題が発生したときもこんな日韓戦が始まって、日本のファンが激怒するのを見た。
そういう人たちは韓国のキーボード・ウォリアーの書き込みに慣れてないから、あおられ耐性も弱いと思う。
歴史や政治問題とまったく関係ない動画や投稿にも悪質コメントをするから、「反日 うんざり」という日本人がでてくる。
日韓関係が悪化した原因はこういう負の積み重ねが地味に大きい。
「いやいや、日本人だってひどいんですよ」と思う人はユーチューブで日本関連の動画のコメント欄を見てほしい。
“ネットと悪口の文化”については、ボクが見た範囲では絶対に「どっちもどっち」ではない。
こんなバトルが365日24時間体制でおこなわれている。
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ラグビーW杯が盛り上がっています。
(でも日本が敗戦したら予想通りマスコミは大会が終わったかのような扱いですが)
日本が勝利してTwitterでツイートを見ていたら
W杯のタグになんの関係もないk-popの動画が貼られていました。
何にでも絡んでくるなぁ
と、以前はさほど気にしなかったこういうことが
いまではいちいち腹立たしく感じます。
私も反日にうんざりして嫌韓になっている一人です。
日本が負けるまでのビフォーアフターの差は激しいですね。
まあ想像はできてましたが。
召喚してないのに登場すると違和感があります。
音楽動画ならまだヘイトや歴史わい曲よりはいいですけど、あちこちに顔を出し過ぎるくせは困ったもんです。
2ch、まとめサイトでは韓国の悪口ばかりですね。
これに対して、左派の親韓は非常に苛立つようですが、右派の親韓はそうでもなく、自分もそうですが、正直勝手にしろとしか言えません。
また、嫌韓は親韓以上に韓国が好きな傾向があります。
自分は中学生から韓国に興味があります。
(高校生の頃は嫌韓ブームで中華圏と東南アジアに興味があった…笑)
大学生から「日本に一番近い外国」を意識し、韓国に最も興味があります。
2ch、まとめサイトはまあ、そんなものでしょうね。
あちらはもっとひどいと思いますが。
法に触れない範囲なら表現の自由ですから、これはどうしようもない。
なお、ここの載っていたリンクは以前何度もあったものでしたので、今回は削除させてもらいました。