「日本が相手なら、じゃんけんでも負けてはいけない」と言われるほど、韓国の人たちは日本に対抗心を燃やしている。
でも日本人にこの気持ちは重いから、ネットにはよく「こっちを見ないでください」とか「自立してください」といったコメントがある。
日本より上か下か?
日本より早いか遅いか?
何でもライバル視する隣人は、新型コロナウイルスの対応さえ「韓日戦」にしてしまうのだ。
中央日報(2020.02.03)
韓国政府、マスク・チャーター機に続き中国人入国禁止も日本より一歩遅れた
日本は韓国より先に中国へマスク(100万枚)をおくった。
日本は韓国よりに先にチャーター機で自国民を帰国させた。
そして今回、日本は韓国より先に入国禁止措置をとった。
この戦いは3連敗ということで、全国紙が政府の対応を嘆いている。
武漢滞在韓国海外同胞のためのチャーター機投入からマスク中国支援まで、日本より一歩ずつ遅れた点を勘案すると、今回も政府の対処が残念だという指摘だ。
日本は韓国の動きと関係なく対応を進めているのだから、韓国も日本を気にしないで動けばいい。
むしろ無視を貫いてください。眼中から外してほしい。
それにいま現在、感染者の数は日本で20人(韓国15人)で中国以外では世界最多だから、誇らしいことは何もない。
さて、このうちのマスクであれば、遅ればせながら韓国政府は中国へ300万枚を送ると発表した。
すると、今度は「屈辱的だ」という反応がでてきた。
朝鮮日報(2020/02/01)
韓国外交部が30日、中国にマスクを300万枚(医療用マスク100万枚を含む)を支援すると発表したからだ。インターネット上には「マスク朝貢」という言葉まで登場した。
韓国外交部「中国にマスク300万枚支援」…韓国ネット「朝貢するのか」
いま韓国ではマスクが不足している状態で、値段も高騰している。
自国民でも手に入りにくいのに中国へマスクを送るなんて、まるで「朝貢」ではないか!
朝貢というのは中国を主君、自国を従属国と考えて、ボスである中国に貢(みつ)ぎ物をさしだすことをいう。
*でもこれは外交関係のことで、くわしくは次回書きます。
中国に300万ものマスクを送ることを、家来が主君に貢ぎ物をするように感じる国民もいる。
ここで「朝貢」という言葉がでてくるのは、1000年以上、中国の“従属国”だったことからくる「劣等感」を刺激されたからだろう。
日本の場合、中国にマスクを送ってもこんな反応はなかった。
戦争に負けたアメリカとの関係で、「従属」とか「ポチ」といった言葉を使う人はいる。
日本と中国にはさまれて歴史的に翻ろうされてきた韓国は、日本には対抗心、中国には「軽視されたくない」という劣等感をかかえて大変だ。
それにしても、韓国の人たちはみんな本当に好き勝手なことを言う。
まあ日本のせいにしなかったら、何でも言えばいい。
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日中の対韓外交姿勢と、韓国の反応を比較すれば、どちらの外交姿勢が効果的かが分かります。韓国は、融和的な日本に対して多くのトラブルを引き起こす一方、高圧的な中国に対しては土下座外交と言ってもいいほどの低姿勢を見せています。
さらに近年の韓国は、後ろ盾となっていたアメリカとも関係を悪化させています。
いくら韓国人が中国に「軽視されたくない」と願っても、中国の姿勢は変わらないでしょう。
日本にはなんだかんだ言って、韓国に譲歩していた不の歴史があります。
相手もそれを見越してのことでしょう。
でも、今回の日本は強いので、あせって怒っています。
対韓外交で中国に学ぶことは多いです。