【日本とミャンマー】スタバ店員の“いきなサービス”に感激

 

さてさて、今回の話は東南アジアの秘境(と15年ぐらい前は言われていた)ミャンマーですよ。
日本での知名度はヤンマーには遠く及ばない。
ミャンマーへ行ってきた!とまわりの人に言っても、それが東南アジアにあることも知らなかった人もいたぐらいだ。
吉田、おまえのことだ。

ということはまずはこの国について簡単に知っておこう。

 

 

・面積:68万平方キロメートル(日本の約1.8倍)
・人口:5,141万人
・首都:ネーピードー
・民族:ビルマ族(約70%)、その他多くの少数民族
・言語:ミャンマー語
・宗教:仏教(90%)、キリスト教、イスラム教等

以上の数字は、外務省ホームページの「ミャンマー連邦共和国 基礎データ」から。

 

「ここまでは誰でもできる」というレベルに日本人らしい配慮を加えることで、外国人を感動させられることがある。
先月1月、福岡市でそんなことがあった。

ミャンマーから福岡の動物園へゾウが来ることがきまって、その調印式のために関係者がやってきた。
ミャンマー人一行が市内のスターバックスに寄ったとき、客がミャンマー人でゾウの関係で日本へ来たと知った店員が機転を利かせたサービスをして彼らを感激させた。
注文通りのメニューを早く提供するのは当たり前で、量を増やしたとか無料でトッピングをつけたというわけではない。
そんな発想は常識的だし、それにスタバの規則でそんなことはできないだろう。

ではクエスチョン。
ミャンマー人を感動させた、店員のとっさのサービスとは何でしょう?

 

答えはこのカップを見ればわかるはず。

福岡市長、高島宗一郎さんのブログのキャプチャー

 

店員はミャンマー語で「ありがとう」とメッセージを書いて彼らに手渡した。
この店員はたまたまミャンマー語を習っていたのだ、というのはマンガの話で、すぐにネットで調べたのだろう。

市長のブログには、日本人のおもてなしに触れた関係者の感想がある。

そのホスピタリティーに感激して、その時の写真を嬉しそうに私に見せてくれました。彼らは完全に福岡ファンになってくれてました!

 

ミャンマーは大の親日国だ。
「日本製品=高性能・高品質」という単純方程式が成り立っているから、現地の人が読めない平仮名を書いて日本っぽさをアピールする商品もある。

 

 

アウンサンスーチー氏と父親のアウンサン将軍
アウンサン将軍が着ているのは日本軍の軍服だろう。

 

「ビルマ建国の父」としていまも尊敬されているアウンサンは第二次世界大戦中、日本軍と一緒にイギリスと戦った。

1943年3月にはアウンサンは日本に招かれ、わずか28歳の若きリーダーと称えられ旭日章を受章し、同年8月1日にバー・モウを首相とするビルマ国が誕生すると国防相になった。

アウンサン

 

このあと日本軍と戦うことになるのだけど、それでもミャンマーで日本のイメージはとてもいいし、日本との関係も良好だ。
ミャンマーはこれから伸びる国と言われている。
日本の介護施設で働くミャンマー人もいることだし、スタバの店員みたいな「当たり前+α」のサービスで、もっともっと関係を深めていきたいものだ。

 

ミャンマーのヤンゴンにあるシュエダゴンパゴダ

 

 

こちらの記事もいかがですか?

アウンサンスーチーと浜名湖。ノーベル平和賞、受賞の理由とは?

東南アジアで見つけた日本の支援。誇らしく感じた7つのもの

日本はどんな国?外国人(インドネシア人)の感想、違いや特

ミャンマー 「目次」

東南アジアを知りましょ! 「目次」 ②

 

2 件のコメント

  • Wikipediaを読んでみたところ、ビルマ語では口語表現で「Burma」、文語表現で「Myanmar」と昔から両用しているのですね。「日本」と「大和(やまと)」のようなものか? で、今なお1989年の軍事政権による国名変更を認めない立場から、米国、英国、豪州のように国名を「ビルマ」としている国もあるのだそうです。
    ミャンマーと言えば、ロヒンギャ族の問題が何とかうまく解決するといいのですが。

  • ビルマとミャンマーは昔は同じだったけど発音が違ってきたのだと思います。
    くわしいことは分かりませんけど。
    本当です。ロヒンギャ問題がうまく解決するといいのですが。

  • コメントを残す

    ABOUTこの記事をかいた人

    今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。