【歴史の嘘を告発】韓国の反日の“終わりの始まり”、始まった?

 

世界は韓国という国をどうみているのか?
欧米・東南アジア・中東・アフリカの国はわりと良い印象を持っていたけど、日本だけは別。
韓国に対して好印象を持つ人は断トツに少なくて、悪印象では頭一つ抜け出しているのがいまの日本だ。

くわしいことはこの記事を。

世界の国と比べると?日本で韓国好きは微少、“嫌い”が増加中

 

韓国に対して「好印象」より「悪印象」のほうがはるかに多いというのは、間違いなく反日が原因。
1965年の日韓請求権協定や2015年の慰安婦合意を守らず、それどころか約束を破った韓国が守った日本に「もう少し謙虚になれ」と言う。(2019年1月の文大統領の演説)

そして日本の輸出管理強化に対して、大統領が「日本には二度と負けない」と宣言し、メディアは「日本の経済侵略」と書く。
反日感情を刺激された国民はそれに応えて、日本製品の不買を国民的な運動として展開する。
政治もマスコミも国民も一体となって「反日運動」を推し進める様子は、日本の全国紙は控えめに報じたけれど、韓国に忖度なく伝えるSNSやワイドショーを見て気分を悪くした日本人は山のようにいるはず。

最近では新型コロナウイルの対応で日本が苦戦していると、「日本の面目丸つぶれ」「感染病後進国」「恥さらし」と全国紙が非礼な表現をつかって国民に報じる。

こんな攻撃的で侮辱的な対応をしていて「オレを好きになれ」というのはヘンタイ系アニメの話で、現実世界ではありえない。
韓国がつくり出した「右翼傾向の日本人」を韓国が批判するという矛盾をいつまでする気なのか。

 

そんな中、NHKキャスターの池畑修平氏に「韓国における「反日」の、「終わりの始まり」かもしれない」と言わせる光が現れた。
文藝春秋特選記事で(2/21)で池畑氏が希望的観測としてそう言う。

「慰安婦は日本軍によって強制連行された」
「慰安婦は性奴隷だった」

こういった根拠のない説を真っ向から否定して、正しい歴史に基づく韓日関係を構築したいと韓国の元大学教授らが「反日種族主義」という本を出版。
これが韓国でベストセラーになっていることに、このキャスターは変化を期待する。

韓国の歴史教育における日本の植民地支配に関する定説を次々と否定していく、その内容が読者に与える強烈なインパクトもさることながら、それ以上に、この本が韓国でベストセラーになったという事実が、よりいっそう、そうした予感を抱かせる。

「反日種族主義」NHKキャスターはこう読んだ〈未来志向の歴史観が韓国から出てきたことの大きな意味〉/池畑修平

 

上の二説をふくめて韓国では反日史観が定説とされていたから、それに立ち向かうのは真の勇者と呼ぶしかない。
相当の覚悟と勇気があって、いまの韓日関係の悪化を心から心配する人にしかできないことだ。

 

2月2日に放送された「池上彰スペシャル!」では、編著者の元ソウル大学教授・李栄薫(イ・ヨンフン)氏がこの本で指摘したことを紹介していた。

 

こういうことが日本の地上波で言える時代になったとは。

でも、「反日の根源」となる歴史の嘘を内側から告発したら、こうなった。

 

それでも負けない姿勢はすごいの一言。

 

韓国の事情をよく知るNHKキャスターの池畑修平氏もこれには不安を感じている。

なぜなら、韓国において研究者らが「反日」に異を唱えることは、大袈裟ではなく、社会的に抹殺される恐れを伴うためだ。

 

この本で“敵”とされているのは、「強制連行説」や「性奴隷説」といった根拠のない話(イ・ヨンフン氏の言う歴史の“嘘”)を真実と強弁して日韓関係を破壊する人たち。
そんな反日種族主義は日本にもいて、この本の登場に危機感を持っている。
読売新聞・産経新聞・NHKなどは取り上げたけど、一部のメディアはこの本を無視したり、「ヘイト本」の扱いをするところもあった。
この本の内容はオソロシイから。

でも、これが韓国における反日の「終わりの始まり」になるかはまだまだ分からない。
でも韓国は反日一辺倒ではなくて、事実にもとづく正しい韓日関係を求める人もいる。
こういう人たちを無視するのはフェアではない。
生まれたばかりの小さな希望だけど、これから大きくなっていけば、韓国への悪印象と好印象は逆転するかもしれない。

 

 

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近くて遠い日本と韓国 「目次」 ①

近くて遠い日本と韓国 「目次」 ②

近くて遠い日本と韓国 「目次」 ③

 

2 件のコメント

  • > でも、これが韓国における反日の「終わりの始まり」になるかはまだまだ分からない。

    この行を、結論として最後にもっていく方が、分かりやすいと思いました。おそらく、ブログ主さんの意図するところもそうではないですか? 私ならそのように考えますけど。

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    今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。