すこし前、サンクトペテルブルク(以下ペテルブルグ)出身のロシア人女性とリトアニア人の男女、計3人と一緒に神奈川県にある金時山へハイキングに行ってきた。
むかし金太郎が熊と相撲をとっていたという伝説の山で、いまは絶景の富士山が見られるとハイカーに人気の山。
ということで今回は、彼らから聞いた日本の話を書いていこうと思う。
*これは今後の記事のための自分用のメモなので、その点はご承知おきを。
まずは最初に、ペテルブルグとリトアニアの位置を確認しておこう。
下の地図では北海道の上がペテルブルグで、左にリトアニアがある。
・ロシア人が2月に秋田を旅行をしたというから、その感想を聞くと、彼女は秋田の自然、特に雪山を気に入っていた。
旅館に泊まって、温泉につかりながら雪山を見るのは最高に気持ちいい。
秋田で会った旅館やお店の人は笑顔が多くてフレンドリーで、何度かお土産をもらったし、お酒もすごくおいしかった。
・ロシアは世界最大の国で、面積は日本の約45倍もある。
日露戦争ではあの巨大熊をよく倒したなと感心する。(実際には何とか勝ちに持ち込んだ)
このロシア人はロシア東部には行ったことがない。
ペテルブルグからなら、ノルウェーやスウェーデンなどを旅行したほうが安いから。
日本人とは「国内」の感覚がちがう。
・古都ペテルブルグはロシアの文化・芸術の中心地で、このロシア人いわく、日本の都市で例えるならまさに京都。
彼女がペテルブルグ出身と知ったリトアニア人が、「美術学校で学んでいたいとこが一度ペテルブルクに行きたいと話していた」と言うと、「それはとてもいい考えだ。ペテルブルグはヨーロッパで一番きれいな都市だから」と当然のようにロシア人が答える。
はたから聞いていて、この自信にはすこし驚かされた。
一般的なロシア人もそうか分からないけど、このロシア人には、遠慮や謙虚といった日本人らしさがほとんどなくて、うらやましいほど堂々としている。
・金時山の玄関口、金時神社の駐車場に着くと、なぜか公衆トイレがエバンゲリオン仕様になっていた。
3人ともセーラームーンやドラゴンボールは見たことあったけど、エヴァンゲリオンは知らなかった。
「日本人にはサービス精神があって、細かいところにまで配慮がおよぶ」というのが3人の意見で、例えばマンホールのフタのデザインがすごくオシャレだったりかわいかったりする。
母国にいたときは、マンホールのフタの写真を撮ってみたいと思ったことはなかった。
テーマパークでもないのに、公衆トイレで人の目を楽しませようとするような発想は、リトアニア人やロシア人にはなさそうだ。
ちなみに海外で「アニメ」といえば日本のアニメを指して、それ以外のアニメはアニメーションと言う。
くわしいことはこの記事を。
・ハイキングの途中、2人のリトアニア人から「カンゲンという日本の会社を知っているか?」と質問された。
カンゲンとは日本の会社で、アメリカのネットで浄水器を売っている。
日本製をアピールしているけど、2人はアヤシイと思ったから生粋の日本人に聞いてみたという。
ネットで調べたら、たしかに「カンゲン」という日本企業があって浄水器を販売していた。
ボクには初耳だったけど、「カンゲン」はアメリカやヨーロッパでわりと有名らしい。
「日本製」がアピールになるということは、欧米では日本製品は高品質で、日本の水はおいしいというイメージがあるということのようだ。
今回はここまで。
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