5月4日といえばスター・ウォーズの日。
「May the Force be with you.(フォースと共にあらんことを)」と「May the 4th」をかけたダジャレ。
そして7月4日といえば、アメリカの独立記念日(Independence Day)だ。
最も米国らしい祝日と言われ、独立記念日の一週間はクリスマス、感謝祭と並び全米が祝日モードとなる。
「Fourth of July」と聞いたら、ほとんどのアメリカ人は自動的に「独立」というワードを思い浮べるはず。
ということで先週の土曜日、日本に住んでいるアメリカ人がこんな「アメリカン・ワッフル」を買ってきて自宅で祝ったと、SNSに写真とメッセージを投稿した。
「Here’s how I celebrated America day. With some “American” waffles.」
「アメリカの日」と言ってもいいらしい。
うん、立派なあめりかん・わっほー
では、アメリカで独立宣言が出された背景を見てみよう。
18世紀、イギリスに支配されていた北米13の植民地にいた人たちは、「税金たけー!一方的に税金かけんなー!」などと本国に反旗をひるがえして独立戦争をしかけ、みごとイギリスに勝利して1776年7月4日、大陸会議によって独立宣言が採択された。
アメリカ独立宣言はトマス=ジェファソンを中心に起草されて、ベンジャミン=フランクリンやジョン=ロックが補筆、修正してつくられた。
フランクリンはアメリカの国民的英雄で、100ドル札にを見ればすぐに彼のご尊顔を見ることができる。
ハイ!日本のみなさん
アメリカ独立宣言
アメリカに興味のある人は「アメリカ合衆国建国の父(Founding Fathers of the United States of America)もおぼえておこう。
アメリカ合衆国独立宣言またはアメリカ合衆国憲法に署名した政治的指導者、あるいは愛国者達の指導者としてアメリカ独立戦争に関わった者達である。
日本にいるアメリカ人は独立記念日をワッフルで祝っていたけど、本国の人たちは陽気&盛大に祝うのがお約束。
毎年この日にはホットドッグの早食い大会が開かれて、2020年は日本人女性の須藤美貴さん(34)が10分間で48・5個を食って優勝した。
朝日新聞社の記事(2020/07/05)
イベントはテレビ中継され、須藤さんはインタビューに「競争相手が私の名前を叫んでくれて励みになった。みんなに生で見てほしかったけど、リビングルームから応援してくれて感謝しています」と語った。
ホットドッグ早食い、日本人女性が7連覇 記録も更新
これはもちろん女性部門で、いくらジェンダーフリーの進むアメリカでも食(胃袋?)では男女が別になる。
ほかにも首都ワシントンDCをはじめ、全米各地で花火が打ち上げられて、人びとは右手にバーベキューの肉、左手にはビールを持ってそれをながめる。
知人のアメリカ人はことしはコロナのために外には出ず、テレビでお祝いの花火を見て、家族と食べて飲んで、酔っぱらって気持ち良く寝たと言っていた。
他のアメリカ人に似たようなもので、これは7月4日、独立記念日の一般的な過ごし方だと思う。
ワッフルは知らんけど、ホットドッグの早食いと花火は100%アメリカン。
さてこんなアメリカの独立記念日は、日本でいえば何の日になるのか?
それはやっぱり「建国記念日」でしょう。おっと違った、「建国記念の日」だった。
日本神話によると、紀元前660年2月11日に初代天皇の神武天皇が即位したことから、いまではこの日が建国記念の日になっている。
日本の場合はアメリカのように正確な月日が不明だから、「建国記念日」という表現は正確ではないため、「建国記念の日」とちょっとぼかした言葉になったわけだ。
それに「天皇の即位=日本のはじまり」という考え方に拒否反応を示す人もいる。
「国家」という概念のなかった古代から日本列島に住んでいて、自然と国が形成された日本と違って、アメリカはとても「人工的」につくられた国なのだ。
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>そして7月4日といえば、アメリカの独立記念日(Independence Day)だ。
と言われると、どうしても、ローランド・エミリッヒ監督作品「インディペンデンス・デイ」を思い出してしまうのですが。あの映画に登場してきた巨大な多足形エイリアン(昔のタコ型火星人の発展形かな?)のように、今でも、一般米国人には、中国人や日本人・韓国人があんな感じに見えている(感じられる)のでしょうか?
そうではないことを、米国人には見た目をそのまま受け止め観察するだけの理性があるのだということを、祈りたいものです。
>今でも、一般米国人には、中国人や日本人・韓国人があんな感じに見えている(感じられる)のでしょうか?
これは憶測ではなくて、客観的な事実ですか?
根拠はなんでしょう。