1945年９月９日に韓国（朝鮮半島）で何があったから分かった人は、きっとすさまじい韓国通。
75年前のこの日、アメリカ軍が朝鮮総督府の国旗掲揚台に掲げられていた日の丸を下ろして、代わりに星条旗を掲揚したのだ。
それを記念してきょう在韓米軍が公式フェイスブックページにその写真と、「韓国で３０年間の日本統治が幕を下ろし、降伏文書署名式がソウルの朝鮮総督府建物で開かれた」というメッセージを投稿した。
中央日報の記事（2020.09.09）
駐韓米軍、フェイスブックに朝鮮総督府国旗掲揚台の日章旗を降納し星条旗を掲揚する写真を公開
これは１ミリの狂いもなくそのとおり。
朝鮮半島にいた日本軍がソウルで降伏して、日本の代表者が降伏文書に署名した。
その記念式典の最中に日本の国旗と星条旗が入れ替わったという。
ー日本がアメリカに降伏したことで、30年間の日本統治が幕を下ろして韓国は独立したー
それを示すのがこの記事なんだけど、でも３週間ほどまえの８月15日、文大統領は韓国独立について、「外からもたらされたものではなく、我々が力を合わせて成し遂げた」と国民に言ったはずでは？
この認識だと、日本がアメリカに降伏して星条旗が掲げられたという事実と合わなくなる。
果たして正しいのは文大統領か事実か？
もちろん正解は歴史的事実で、韓国の高校歴史教科書にも、日本と戦う前に独立（光復）を迎えたと書いてある。
しかし、１９４５年８月１５日、日本の無条件降伏によって、韓国光復軍はその年９月に実行しようと準備中だった国内進入計画を実現できずに光復を迎えたのである。
「韓国の歴史 （明石書店）」
このとき「韓国光復軍」は中国にいた。
こんな文大統領の認識を韓国通のジャーナリスト・黒田勝弘は「歴史わい曲」と非難する。
BSフジLIVE プライムニュース（2020年8月15日）
韓国教科書でも、同時に我々の努力にもよると書いてはいるが、連合国の日本に対する勝利の結果だと書いている。これを文大統領は「我々の努力で実現した」と言った、これは相当な歴史歪曲、韓国の国民を誤解させる。
「韓国は日本と戦って独立した」「建国は1919年」ますます歴史歪曲を進める文政権
韓国人が日本に抵抗し戦って主権を取り戻した、主人公は国民がだったのだと文大統領は言いたいのだろうけど、これは歴史への挑戦だ。
自身の支持率アップのために反日愛国を訴えることは理解できるけど、これは一線を超えている。
当時の韓国は日本の一部で、共に日本軍として戦争に参加したという「with」としての“と”ならあるけど、「against」はない。
「韓国は日本と戦って独立した」という認識を文大統領は韓国に広めようとしているけど、そもそも韓国は日本と戦ったことがないのだからこれは間違い。
でも韓国国民の情緒には合っているから、この歴史わい曲はこれから浸透していくのだろう。
「韓国ではメディアを中心に、日本と戦ったという歴史的キャンペーンで国民教育がなされている」と黒田氏も言っている。
75年前に日の丸が下ろされて星条旗が上がったという記事を読んで、なんで矛盾を感じないのか。
ホント不思議の国。
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