日本の学校で英語を教えていたアメリカ人とファミレスに行って、メニューを見ていたときに、「トンカツって韓国料理だと思ってた。でも日本の食べ物なんだね」と思い出したように言う。
トンカスならまだしも、トンカツは100%日本の食べ物だ。なのになぜ?
*韓国語には「ツ」の発音がないから、韓国人のトンカツの発音は「トンカス」になってしまう。初めて聞いたときは驚いた。
そのアメリカ人がニューヨークにいたときに、よく利用していた韓国料理店のメニューにトンカツがあったから、自然とそれを韓国の食べ物と認識していた。
NYには韓国出身の人が多く住んでいて、その店のオーナーも韓国系の人だったという。
「日本人がビビンバを日本料理として提供していたら、韓国の人たちは絶対に怒る。なのに、なんでそういうことをしちゃうのかなー」と思ったけど、単純に儲かるからにきまってる。
さて韓国のネット掲示板で最近、「日本に奪われつつある韓国の伝統茶」という投稿が注目を集めているという。
レコードチャイナの記事(2021年1月17日)
韓国の伝統が日本に奪われつつある?海外の現状に韓国ネットが嘆き「本当にもったいない」
日本が奪いつつある韓国の伝統茶?
さっぱり見当がつかないのだが。
と思って記事を読んでみると、その真相はこうだ。
韓国が大好きというアメリカ人ユーチューバーによると、いま米国では韓国の伝統茶であるゆず茶の人気が高まっていて、西洋では「スーパーフード」として有名。
でも問題は、その英語表記が韓国語の「Yuja」ではなくて、日本語の「Yuzu」が使われていること。
それが多くの外国人がゆず茶を日本茶だと誤解している。
そんな嘆かわしい現状を、ややあおり気味で韓国のネットで報告するから、
「お茶まで日本に奪われるのか…」
「また日本?もういい加減にしてくれ」
「韓国茶が日本茶だと思われているなんて。こんなに悔しいことはない」
と日本に敵意が向けられてしまう。
さらにそれが日本でも報じられたことで、日本でも同じようなことが起きている。
こんな両国の不幸の原因は、記事を読む限りではこれだ。
「柚子茶を海外に販売する韓国人の多くは『Yuja Tea』ではなく『Yuzu Tea』あるいは『Citron Tea』とする」と指摘した。
韓国伝統茶の”魂”を売り渡していたのは、韓国人だったというオチ。
なんで韓国語ではなくて日本語の「ユズ」を使うのかというと、そのほうが売り上げが伸びるから。としか考えられない。
名称としては、海外ではやっぱりユジャよりユズのほうが有名だ。
なんせゆずの消費量も生産量も日本が世界最大だし、学名の「junos」(ジューノス)は四国や九州地方で使われた言葉「ゆのす」に由来するのだから。
でもゆず茶について言えば、確かに韓国の伝統的なお茶で日本茶とは関係ない。
果皮や果実を加熱せず砂糖漬けにするユズの利用法は韓国に特有のものであり、果汁や生の果肉・果皮を主に利用する日本とは異なる。
韓国では朝鮮王朝時代(1392年~1897年)に仏教が弾圧されたから、こういうお茶の飲み方が発達した。
ゆず茶
マーマレードみたいにパンに付けても美味しそう。
ゆず茶で商売する人なら、反日や愛国よりもまずは利益が大事なはず。
それでなるべく儲かる方法を考えていった結果、韓国語の『Yuja Tea』よりも『Yuzu Tea』や『Citron Tea』のほうが効果的だと思いいたったからそれを採用したのだろう。
ゆず茶は韓国の伝統茶だから、日本料理のトンカツとは本質的に違うけれど、金儲けのために日本語を利用したという点では”同罪”だ。
「日本に奪われるのか…」ではなくて、むしろ日本の言葉が奪われた。
韓国茶が日本茶だと外国人に誤解されるのは、韓国人が韓国語を使わないから。なのに「こんなに悔しいことはない」と嘆かれても…。
「もういい加減にしてくれ」はこっちのセリフじゃ。
こちらの記事もいかがですか?
>果皮や果実を加熱せず砂糖漬けにするユズの利用法は韓国に特有のものであり、
これってジャムの製法ですよね。本当に韓国伝統のお茶なんですか? 疑わしいな。
柑橘類のジャムをお茶と一緒に飲むのは、もしかするとロシアンティーとかアップルティーの真似では?
そもそも現在、日本の他に柚を栽培しているのは、中国と、韓国では済州島くらいじゃないですか。自国の伝統を大事にしない韓国にそんなことで非難されるいわれはないですよ。
>韓国では朝鮮王朝時代(1392年~1897年)に仏教が弾圧されたから、こういうお茶の飲み方が発達した。
仏教弾圧とお茶の飲み方に何の関係が? 理解不能だなぁ。
そのような仏教弾圧との関係の歴史も、もしかしてデタラメなのでは?
ウィキペディアには書いてあることなので、調べたらすぐに分かりますよ。
どちらのものか、というのはともかくとして、気になることがいくつか。
一つは柚子の読み方が似通っていること。伝統茶であるなら、固有の言葉があってもよいのでは?
二つめは砂糖や糖蜜、蜂蜜の歴史的な普及状態。朝鮮半島は寒冷地なのでサトウキビの栽培はむずかしそうです。日本でも砂糖は長く高価な嗜好品でしたし。
三つ目は柚子の耐寒性。マイナス7度程だそうです。暖地といわれる済州島付近ならともかく、半島内で生産可能であったのか。
この三つが伝統とされるのがどの程度昔であったか、疑問に思うところです。
ただ、テコンドーが伝統武道だということなので、伝統になるために必要な年月というのが、日本より短いのかもしれません。ぱりぱり文化だそうなので。
長文失礼いたしました。
いろいろツッコミどころはありますね。
わたしも記事を書いていて、疑問に思ったことがありました。
韓国の伝統茶についてはまた記事を書こうと思っています。
伝統というけれど柚子茶を作れるくらい砂糖が入手出来るようになったのは
いつぐらいの事でしょうね。
多分に漏れず併合時代から?
それもロシアンティーを見て欲しがったけど
お茶の入手が困難だったからジャムだけお湯で溶いたのが始まりだったりして。