3週間ほど前、韓国の全国紙・朝鮮日報にこんな記事が載っていた。(2021/02/16)
「韓国は約束という概念がない」…日本政府、嫌韓ムード高まる
日米韓の協力関係を重視するバイデン米大統領の考え方に合わせて、このところ文大統領が「反日政策を変えようとする動きを見せている」とか。
でもそれと反比例するように、日本の政府・与党内には「嫌韓ムード」が広がっていて韓国に対する見方は冷たい。
でも、その“嫌”の前には“反”がある。
1965年の日韓請求権協定と2015年の慰安婦合意という両国関係の土台となる重要な約束を、反日世論に迎合して一方的に破ったのは一体どこの大韓民国か。
しかも文政権は、それによってうまれた国際法違反の是正を求める日本をずっと無視してきた。
いまも日本の呼びかけに応えようしないから、「嫌韓ムード」が広がっているのだ。
この傾向は政府だけじゃない。
大事な約束を破ってそのまま放置するような相手だったら、小学生でも嫌になって縁は切れる。
いまの日本政府は文政権の韓国を信用していないし、かけることばもないようだ。
韓国の新しい外相チョン・ウィヨン氏について、日本政府の高位当局者は「『寒いですね』というくらいしか話すことがない」というし、別の消息筋は「韓国は変だ。約束という概念がない」と非難したと記事にある。
韓国に対する冷遇っぷりについて、共同通信のことばを借りて朝鮮日報がこう報じた。
日本の与党である自民党議員たちの間で「(韓国を)助けず、教えず、関与しない『非韓三原則』で行こう」(中堅議員)というなど韓国蔑視とも受け取れる言葉が出ている、と伝えた。
この『非韓三原則』は日本のネットではお馴染みのことばで、有名なネット用語のひとつだと思っていた。
まさかそれを日本政府の関係者や、日韓の大手メディアが使うようになるとは。
でもさすがに、「韓国には、助けず、教えず、関与しないの『非韓三原則』で行こう」なんて口に出して言うことはできない。
が読売新聞によると、いま日本はその気持ちを態度で示している最中らしい。(2021/03/07)
茂木外相と面会できない新任韓国大使、日本政府側が異例の「冷遇」…事実上の対抗措置
2月12日から日本で韓国大使としての活動を始めたカン氏は、日本政府に茂木外相との面会を希望を伝えたものの、それが果たせないでいる。
前任のナムグァンピョ氏は着任して4日後に河野外相(当時)と面会し、その前のイ氏も14日後には河野氏と面会できた。
この「異例の事態」の理由は言うまでもない。
日本政府は慰安婦問題や元徴用工(旧朝鮮半島出身労働者)訴訟問題で、韓国側が受け入れ可能な解決策を示すまでは面会に応じない構えだ。姜氏への厳しい対応は「問題解決に動こうとしない韓国への事実上の対抗措置」(政府関係者)とされる。
「何も言わないことで何かを伝える」のは日本人のお家芸。
ちなみに茂木外相は、新しい韓国外相となったチョン・ウィヨン氏との電話会談にも応じていない。
でもこの“放置”が韓国への対抗措置というのも頼りない気がするけど、意外と地味に効いているようだ。
新聞ハンギョレも韓国大使の窮状を報じている。(2021-02-18)
冷淡すぎる日本…困難極める韓日関係改善
これは中央日報の記事(2021.03.08)
駐日韓国大使、未だ日本外相と面会できず=韓国報道
嫌韓というより冷韓では?
韓国に対するこんな日本の対応は、「助けず、教えず、関与しないの『非韓三原則』」の具体的な表れとみて間違いないだろう。
「韓国は約束という概念がない」という日本政府内で高まる嫌韓ムードの反映でもある。
関わると嫌な思いをするから、もうこちからは接点をつくらない。
「冷淡すぎる日本」と怒っても、関係をここまで悪化させたのは韓国側なのだから、“厚遇”を期待するほうがそもそもおかしい。
でも、『非韓三原則』は無条件・無制限ではないはずだ。
韓国が歴史問題を蒸し返すのを止めて、合意違反によって生じた問題を解決する案を提示したら、日本は話し合いを始めるはず。
自業自得だけど万事休すではない。
ここまでの高さにハードルを設定したのは自分自身だから、がんばって越えてくれ。
と思ったら「国際女性デー」のきょう、文大統領がまた蒸し返した。
中央日報の記事(2021.03.08)
文大統領「慰安婦被害者などすべての女性に敬意」
これで「冷淡すぎる日本…困難極める韓日関係改善」と言う相手には、『三原則』で返すしかない。
こちらの記事もいかがですか?
非韓三原則も「無韓心」に。
慰安婦・徴用工・旭日旗・竹島なぞ諸々の日本叩きをやりながら、日本に厚遇を要求するのかッ!
反日教育をする国とは、付き合えないでしょ?
日本政府はそれも言うべきだ。
五原則の確実なる実行、方針への日本国民への啓蒙。お願いします。