韓国「冷たい…関係改善は困難だ」vs 日本「甘えは許さない」

 

最近は「戦後最悪」がまくら言葉になったかのような、冷え切った日韓関係。

この最大の原因は韓国側にある。
請求権協定と慰安婦合意という両国関係の土台となる「2大約束」をひっくり返したのだから、信頼関係が崩壊するのは必然。
これによってうまれた国際法違反の状態を是正するよう求める日本政府と、未来志向の協力関係のために努力する、と言うだけで具体的な行動は見せない韓国政府。
これが「戦後最悪」の背景だ。

だから茂木外相は、文政権についてはこんなことばを繰り返すだけ。

「ここ数年間、韓国によって国際的な約束が破られ、また、二国間合意が実施されていない状況というのがある。こうした現状では、問題を解決したいという韓国側の姿勢の表明だけで評価を行うことは難しいと思っている。韓国側からの具体的提案を見て、評価したいと考えている」

「約束破り」について韓国側が責任ある対応を取らない限り、日本は関係改善には応じられない。
これで韓国が苦しむとしても、それは自業自得か因果応報のどちらか好きなほうを選んでもらうしかない。

 

でも、文政権の立場に近い新聞ハンギョレは日本にこんな文句があるようだ。(2021-02-18)

冷淡すぎる日本…困難極める韓日関係改善

昨年9月、菅新首相が誕生してから、韓国政府の「関係改善の努力にもかかわらず、韓国に対する日本の冷ややかな態度は変わっていない」らしい。

ことし1月に就任した韓国のチョン外交部長官(外務大臣)は、アメリカ国務長官やロシア外相、それと中国の外交部長と電話会談を行ったけれど、「日本の茂木敏充外相とだけはまだ電話会談日程が決まっていない。日本の冷ややかな態度のためだ」という。

カン新駐日韓国大使が東京にやって来ても、「日本の冷淡な対応のため、菅義偉首相はおろか、茂木外相とも面会していない」という状態。

 

「韓国が歴史問題を蒸し返す姿勢を改めない限り、韓国を対話の相手と見なさない。伝わってくるのは、こうしたメッセージだ。政権内外で嫌韓ムードが広がる」という日本政府の認識は国民と一致している。
関係改善を口にするだけの相手と会っても話すことがない。
いま茂木外相がチョン外交長官と会っても、「寒いですね」としか話すことがないという。

「日本は様々なところで韓国に対する不満を露わにしている」というのは、日本の立場からしたら堪忍袋の緒が切れたということだ。たび重なる不誠実に対して。

でもハンギョレ新聞は、冷淡すぎる、冷ややかな態度、冷淡な対応と日本を非難する。
いま韓国政府内の多くの人が同じように、日本を氷のように感じているはずだ。

 

そんな記事のちょっと前、朝日新聞系列の「GLOBE+」で、自治省職員や鳥取県知事として韓国とかかわってきた元総務相の片山善博氏のインタビュー記事があった。(2021.01.24)

いつまで続く「最悪の日韓関係」 片山善博さんに聞く、打開のヒント

日本が冷淡すぎるため、関係改善は困難を極めるという韓国に対して、片山氏はどう語ったか。

まずことし1月、韓国の裁判所が日本政府に元慰安婦への賠償を命じたことをこうぶった切る。

韓国の対応は、国として無責任だ。司法が無鉄砲に国際ルールを念頭に置かず、国民感情におもねった判決を出した。

 

「条約は国内法に優先する」という国際社会の当たり前の原則を伝えずに、三権分立の原則ばかり主張する文政権は「政府としての責任を果たしていない」とド正論。

いまの冷え切った日韓関係についてきかれると、自身が鳥取県総務部長として勤務したときの経験から、いま両国関係は「県当局と職員組合とのいびつな関係によく似ている」という。

組合側はとても認められないような要求を県に突きつけくるから、交渉の場で「とんでもない」と片山氏が突っぱねると、あとで組合委員長が「組織内での私の立場がなくなる」と泣きついてくる。
それで仕方なく、「今回だけは特別にあんたの顔を立ててあげる。これが最後だからね」と県が要求をのんでいた。
でも、組合の委員長が替わると、また同じような無茶な要求を繰り返したという。

これまでの日韓関係もこれと同じようなものらしい。

韓国にも、こうした職員組合のような甘えが染みついているのではないか。「泣きついたら、日本が何とかしてくれるだろう」という甘えが消えていないように思われる。

 

「弟が泣きついてきたら何とかしてやろう」などと言いながら、日本政府や日韓議連はこれまでは韓国を助けてきた。
これは「結果的に間違えた」とまた正論。

安倍・菅政権はこの過ちを繰り返さないよう、「韓国の甘え」を一切認めない。
これはある意味、「日本は自らの間違った行いと向き合え、反省しろ」という韓国のリクエストに応えた結果でもある。

片山氏の目にいまの日本の世論はこう見える。

多くの人は韓国の主張に同情も共感も寄せていない。「勝手に独り相撲をとったのだから、転ぶのは自業自得だ」というくらいの反応で、日本が譲歩する必要はないという意見が多数だと思う。

 

たしかにその通り。
「冷淡すぎる日本…困難極める韓日関係改善」と泣きつかれても、「自業自得だ。日本が譲歩する必要はない」と突き放す人がほとんどだろう。
これで歩み寄れば、「日本が何とかしてくれるだろう」という韓国の依存度が高まって次の日本人が苦労することになる。
もう韓国の甘えは許さない。絶対にだ。という空気は最近の日本社会からよく感じる。
でもそれも全て、文大統領が具体的な解決案を出せばいいのだから、どれだけ苦しむかは韓国がきめることだ。

 

 

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2 件のコメント

  • この件、韓国の傍若無人さは、

    > 請求権協定と慰安婦合意という両国関係の土台となる「2大約束」をひっくり返した

    と言うだけでは表現し切れません。なぜなら、

    から引用:
    > もともとは1月に予定されていましたが、延期され、来月21日に裁判結果が出る「もう一つの」慰安婦賠償裁判。その原告20人のうち、9人がすでに慰安婦合意による財団からお金(日本が出捐したお金)を受領したことが分かりました。それとこれとは違う、と主張しています。

    などということをやっているからです。

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    今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。