日本人と韓国人の違い③OINKの具体例:国民感情が法を上回る

 

日本政府が「韓国が不法に支配している」と考えている竹島(韓国名Dokudo)を、「韓国領」として飛行機の機内地図に表示している。

 

 

日本の航空会社で、「TAKESHIMA」と機内地図に明記しているところはないだろう。こんなところにも、日本人と韓国人の違いを感じる。

ちなみに中国の飛行機でも、尖閣諸島を「中国の領土」としている地図を見たことがない。
中国人でも、こんなことはしない。

 

前回、欧米人がつくった「OINK」という言葉を紹介した。

OINK(オインク)とは、Only in Korea の略で、大韓民国でしか起こりえない出来事を指す。

(ウィキペディア)

 

韓国のOINKは有名で、その具体例はたくさんある。
下のサイトから、いくつか拾ってみよう。

【OINK】オンリー・イン・コリア、韓国でしかありえないこと10選
*現在はリンク切れ

韓国で「大邱(テグ)市が、イタリアのミラノ市と姉妹都市になりました!」と発表したけど、それが違っていた。

(2012年)8月に大邱市がミラノに姉妹提携についてあらためて確認したところ、ミラノ側から「過去に発表した共同声明は姉妹都市提携を意味するものではない」との返答

 

「OINK」の例には、他にもこのようなものがある。

日本企業の半額で橋を作るよ!→半年で崩落
国産戦車作ったよ!→射撃すると車内に消火ガス噴出
最新鋭戦闘機を購入したよ!→マンホールにはまって主翼破損

 

でもこれらのことなら、中国でもありそう。
その意味では、OINK(Only in Korea )と呼ぶにはパンチが足りない。

 

でも、「これは韓国だけでしかあり得ない!」というのがこれ。

日本では、絶対に考えられない。

過去に遡って親日派の財産を没収!→憲法に抵触、かつ先進国では法成立以前の事象は不遡及

韓国では、箸やご飯を盛る器がステンレス製。
これも、日本とは違う。

 

過去に遡って親日派の財産を没収!→憲法に抵触、かつ先進国では法成立以前の事象は不遡及

「法律ができる前のときに起きたことには、その法律を適用することができない」
これは、あったり前のこと。

たとえば、「タバコのポイ捨てをしたら、2000円の罰金を払わなければならない」という法律が、2016年4月1日にできたとする。

その法律が効力をもつのは、当然4月1日以降になる。

 

それなのに、警察がこう言ったらどうするか?

「おまえは、2014年にタバコのポイ捨てをしたな?この法律に違反する。だから、罰金2000円を払え」

法律ができる前のことを理由に捕まえられたら、「そんなバカな!」となるはず。

 

こんなことは、先進国ではありえない。
日本では、こうした事後法は憲法によって禁止されている。

じご‐ほう〔‐ハフ〕【事後法】

実行のときには適法であった行為に対して、のちになって刑事責任を問うことを定める法令。日本国憲法第39条はこれを禁止している。

デジタル大辞泉の解説

 

でも、韓国はこれをした。
そんなことをしているから、OINKと呼ばれてしまうんだ。

この韓国の「あり得なさ」はジャーナリストの池上彰さんも指摘している。

下は、週刊文春の12月22日号の「池上彰のそこからですか?」というコラムからの引用。

韓国の司法には「国民情緒法」が存在すると指摘されています。実査にこんな法律があるわけではありません。国民の情緒におもねる起訴や判決が出やすいという傾向を指す言葉です。いわば「けしからん法」です。

典型的なものに「親日派財産没収法」があります。この法律が成立したのは二○○五年。日本が朝鮮半島を統治していた時代、日本に協力し築いた財産は子孫から没収できるというものです。

そもそも近代国家においては、法律は過去に遡ることができません。国民が喝采を送るのであれば、近代法の原則を曲げても構わない。韓国司法の歪みが見えます。

 

日本で、「親米派財産没収法」という法律ができることが考えられるだろうか?

太平洋戦争の後に日本を占領していたアメリカ軍に協力することでお金を得ていた日本人がいたら、その子孫からそのときのお金を取り上げることができる。

日本でこんなことは、絶対に絶対におきない。

 

この記事の始めに書いた政治家のように、「法がダメなら力で」なんていうメチャクチャな政治家が支持されることも、日本では想像できない。

やっぱり、日本人と韓国人とでは価値観や考え方が大きく違うんだなあ、と思ってしまう。

 

前回に書いたけど、胸に韓国の国旗をつけた像をつくって外国に立てるということも、韓国以外にする国はいない。

歴史よりも国民感情を優先し、事実とは違う像をつくって外国に立てようとするのも、立派な「OINK(Only in Korea)」だ。

 

ただ、OINKという言葉は豚の鳴き声のことだから良い意味ではない。

だからその言葉は忘れてもいいけど、「韓国という国は、日本人では想像できないようなことをすることがある」ということは覚えておく価値はある。

 

何だかんだいって、韓国が日本の隣国であることは変わらない。
これからも日本人が韓国人と付き合っていくことは、間違いない。
別れることができない相手なら、ストレスを少なくする方法を考えた方がいい。

 

「韓国はあり得ないことをする」と思っていたら、韓国があっと驚くようなことをしても、「韓国は、時どきこういうことをするんだよなあ」と余裕をもって受け止めることができる。

そうすれば、感情的な反発も少なくなる(はず)。

 

「なんであいつはこんなことをするんだ!」と感情的になってもお互いにとって良いことはない。
「そうそう、それがあいつなんだよなあ」と余裕をもてる方が、相手とうまくつき合える。

 

少し話はそれる。

「感情的にならないで冷静に落ち着いていられる」ということは、どんな場面でも大切なこと。

2016年12月18日の日刊スポーツの記事で、安倍首相のこんな言葉を紹介している。

安倍首相のTV生出演中「答え短く!」字幕に波紋

やじられて内心怒らないのかと問われ、「なるべく冷静にしようと思い、息を4秒吸って、8秒で吐くようにしている」という呼吸法を明かし、「批判されている時は、息を吸って、(相手に)吐きかけている」と明かした。

人生では、「怒ったら負け」ということがよくある。
アンガーマネージメントが大事大事。

 

話をOINKに戻す。
韓国にOINKがあれば、韓国からしたら日本にも「OINJ(Only in Japan)」があるかもしれない。

もしあるとしたら、どんなものだろう?
せひ知りたい。

 

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2 件のコメント

  • 隣国から難癖つけられても話せばわかると甘い対応をし続ける愚かさは日本だけでしょう。まさにオンリーインJAPAN。そのツケで慰安婦問題や農産物、工業製品において日本がバカを見る羽目になる。

  • 最近も、日本イチゴが韓国に流出して約220億円もの損失を出したことが大きく報道されていましたね。
    なんだかんだ言って、日本には韓国にやさしい人がたくさんいますから。
    それが甘えになるのでしょうけど。
    韓国に関心がなくて、あまり知らない人も多いですしね。
    むずかしい問題です。

    あと「古い記事を探索中」ということでしたが、探索はしやすいでしょうか?
    いま、それがやりやすくなるように考えています。

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    今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。