長崎への原爆投下:『焼き場に立つ少年』を見た外国人の感想

 

76年前のきょう8月9日、長崎に原爆が投下されて人口24万人のおよそ3分の1、約7万4千人が死亡したといわれる。
毎年この日は長崎で犠牲者への祈りがささげられ、「長崎を最後の被爆地に」と世界に訴えている。

長崎に原爆が投下されたあとアメリカ人によって撮影された写真で、この悲劇を伝える世界的にも有名な一枚が「焼き場に立つ少年」だ。
ここは火葬場で、死体となった赤ん坊(弟)を背負っている裸足の少年は、弟の遺体を焼く順番を待っている。

 

くわしいことはこの記事を。

【8/9・長崎】日本人なら知っておきたい「焼き場に立つ少年」

 

この写真を見てどう思うか、外国人に聞いてみたので以下、寄せられた感想を紹介しよう。

フィリピン人:Every country side has a dark history,. But in these century we shouldn’t think about our selves but think about the children’s future, let’s us think about peace and friendships,.
どの国にも負の歴史があります。
しかし、この世紀において私たちは自分自身ではなく、子供たちの未来を考えるべきです。私たちは平和と友情について考えましょう。

フィリピン人:War has no ending even today…and humans suffers much even today…that’s because of political ambition of human ignorance…😡😡😡
戦争は今日でも終わりがありません…そして現在でさえ、人間は多くの苦しみを味わっています…それは人間の無知による政治的野心のせいです…😡😡😡

フィリピン人:It is unbearable to think that children carry the heavy weight of the consequences of the actions they didn’t even partake.
何の罪もない子供たちが、重い結果を背負わされるというのは耐え難いことです。

インド人:One of the worst things ever that Mankind has done!
人類がこれまで行ってきたことの中で、最悪のものの一つだ!

オマーン人:a very sad history😥
とても悲し歴史だね。

インド人:Extremely impactful picture. Sad to see. War is always sad for the mankind whichever part of the earth it is played
とても衝撃的な写真。見ていて悲しくなります。地球上のどこであっても、戦争は人類にとっていつも悲しいものです。

インドネシア人:Whenever i see this post it’s always break my heart.
インドネシア人:この投稿を見るたびに、いつも胸が張り裂けそうになる。

ロシア人:💔absolutely heartbreaking. NEVER AGAIN ANYWHERE!
本当に胸が張り裂けそう。二度と繰り返してはいけない!

ブラジル人:The worst crime against Human Kind.
人類に対する最悪の罪だね。

インド人:I always opposed the use of atomic bomb and did mentioned it in couple of times on my posts. My online friends disagree with me though by saying there was no other way.
私はいつも原爆の使用に反対していて、自分の投稿でも何度かそのことに触れています。でもネット上の友人は、他に方法がなかったと私に反対します。

アメリカ人:I believe it to be horrible. No one, of any ethnicity, should never have to go through this.
私は、原爆は恐ろしいものだと思っています。どんな民族であっても、このような経験をするべきではありません。

イスラエル人:Everyone who can should visit Hiroshima and Nagasaki. Just stand there alone and quietly contemplate while looking at the origami cranes. That experience still touches me over 30 years later.
可能な限り誰もが広島と長崎を訪れるべきです。一人でそこに立ち、折り鶴を見ながら静かに深く考えてください。30年以上たった今でも、そのときの経験は私の心に残っています。

ミャンマー人:I hate that war.no more war every where.
私はあの戦争が大嫌いです。もう世界のどこにも戦争がありませんように。

オーストラリア人:We humans really suck, no justification for killing children.
私たち人類は本当に最低だ。子供を殺すことを正当化することはできない。

ミャンマー人:I pray for everyone who was vistim of war.
戦争の犠牲になった方々のご冥福をお祈りいたします。

イラク人:any knows more the about the standing boy in the photo…name, his life after that photo , his life by now …….!?
写真の男の子について、くわしいことを知ってる人はいますか?名前やこの後の彼の人生など…….!?

フィリピン人:Saddest thing happened!
最も悲しいことが起きた。

フィリピン人:I remember watching Hadashi no Gen… I cried uncontrollably and immeasurably.
「ハダシのゲン」を見たときのことを思い出した。抑えきれないほど、計り知れないほど泣きました。

ブラジル人:Nuclear bombs was criminal act of war! All Glory To Nippon!!! Banzai!!!
核爆弾は戦争の犯罪行為です。日本に栄光あれ!! バンザイ!

国籍不明:I remember reading this story when I visited the Nagasaki Atomic war museum. It was hard to hold back tears reading the stories.. 🙏
長崎の原爆資料館に行ったときに、この話を読んだことを覚えています。涙をこらえるのが大変でした。

不明:Amazing how their generation had to go through and endure so much suffering. It would be a great dishonor to those who died and those who survived if we do not learn from these events.
この世代の人たちがこれほどの苦しみを経験し、耐えなければならなかったことに驚嘆します。
もし私たちがこの出来事から何も学ばないのなら、亡くなった人や生き残った人の名誉を深く傷つけてしまいます。

 

 

こちらの記事もいかがですか?

カテゴリー「平和」 目次 ①

第一次世界大戦はどんな戦争なの?新兵器と総力戦とは?

東南アジアで戦争と平和を知る。日本軍のインパール作戦とは?

 

1 個のコメント

  • 核兵器禁止条約が、平和を目指した非常に崇高な理念であることには完全に同意します。
    しかしながら、日本の周辺には、領土・領海問題で摩擦を生じている核兵器大国が現実的に存在すること、あるいは「日本に核兵器をもう一度投下する」ような空想小説(ムクゲノ花ガ咲キマシタ)が大ヒットするような隣国もあるという状況を鑑みると、とても賛同できませんね。現段階で核兵器禁止条約に加盟するのは、日本国民だけでなく、台湾ほかいくつかの周辺国に対する「無責任」でもあると考えます。
    日本としては、「このような状況にも関わらず、決して核兵器を自国で保有しない」という姿勢を示すだけで、現段階では十分に貢献できていると思う。
    この先は、周辺国が方針を改めない限り、日本側に妥協する余地はありません。

    この写真記事に対する海外からの否定的感想ですが、ロシアと米国からは1件ずつ、中国・韓国からはなかったということですね。そのことからも、やはり自分の選択に変化はありません。

  • コメントを残す

    ABOUTこの記事をかいた人

    今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。