【もはや激レア】韓国が手を結ぶべきと言った“良心的日本人”

 

元首相の細川護熙(もりひろ)さんは政界を引退した後、芸術家になったという変わった経歴を持っている。
いま京都の龍安寺や建仁寺では細川さんの描いたふすま絵が公開されていて、80歳を超えたいまでも積極的に活動中だ。
そんな細川さんと対照的なのが、同じく元首相の鳩山由紀夫サン。
一般の日本人には理解不能な言動をくり返し、「宇宙人」とも言われるこの人が韓国でまたヤラカシタ。
特別講演で日韓関係の改善を訴えた鳩山サンは、そのためには何よりも「日本の態度が重要」とし、日本が「無限責任の姿勢」を持てば問題は解決し、両国関係もうまくいくと強調する。

歴史問題で日本は謝罪しなければならないということは、鳩山さんは以前から何回も言っていた。
でも、それについては日韓が話し合って最終的な解決に合意したし、日本は何度も謝罪したから、鳩山氏の説は日本ではほぼ反感しか買っていない
日本に無限の責任があるという主張は従来の説を別ステージに高めたもので、国民からはやっぱり大ブーイングだ。

FLASHの記事(9/25)

「日本の無限責任」鳩山元首相が韓国で講演「ふざけるな」「もう帰ってくるな」と義憤の声渦巻く

韓国メディアがこの発言を報道すると、日本では「無限責任の姿勢」、「鳩山元首相」、「問題解決」がトレンド入りし、ネットでは「ふざけるなよ」、「永久に日本に帰ってくるな!」といった怒りのコメントが乱舞した。
これは控えめな表現で、ここでは書けないようなコメントが圧倒的に多い。

ただ、鳩山さんが「無限責任論」を口にしたのはこれが初めてではない。
韓国に対して日本はこれ以上謝る必要がないほど、謝罪をくり返さないといけないと言って韓国側をよろこばせて、日本人を怒らせた。
鳩山さんは韓国で両手両膝を地面につける「土下座謝罪」をして、日韓でまったく違う反応を引き出し物議をかもしたこともある。
逆説的に首相の重要性を日本人に思い知らせた功績は大きい。

 

あした国葬が行われる安倍元首相は、韓国に対する態度で鳩山サンとは銀河系レベルで違っていた。
韓国には約束以上の謝罪は拒否して、毅然とした態度で合意の履行をくり返し求めた。
そうした人を「右翼」と呼んで非難する韓国メディアは、鳩山氏のような代弁者を「知韓派」、「良心的」な日本人と持ち上げる。

中央日報のコラム(2015.08.17)

こうした良心的な日本人の勇気ある行動には熱い拍手で応えよう。我々が鳩山元首相を積極的に称賛してこそ、より多くの「第2の鳩山」が出てくるだろう。ひざまずいた鳩山元首相の写真をネットユーザーは世界に広めよう。

我々が手を握るべき日本人たち=韓国

 

このコラムから7年が過ぎたいま、「第2の鳩山」なんて出てくる雰囲気はまるでナシ。
その理由はやっぱり、ひざまずいて謝罪する写真が日本で広まったからだろう。

それどころか、文大前統領が慰安婦合意を否定したころから、「韓国は約束を守らない国」というイメージが日本に定着して、「知韓派」をやめた日本人が出てきた。

中央日報のコラム「時視各角」(2017.06.06)

日本の知性に問いたい。誰よりも韓国をかばうべき元大使が背後から刃物で刺す行動をはばからなければ、どのように日本人を信じて事を進めることができるのかと。

ある知韓派日本外交官の背信

 

ここで言う韓国を”裏切った”日本外交官とは武藤正敏氏のこと。
韓国大使の経験もある武藤氏は、「今まで通りでは日韓関係は良くならない。ルールを変えて韓国の反日はもうやめてもらわないといけない」と主張し、韓国メディアから嫌われている。

ここ数年を見ると「韓国は約束を守ってほしい」、「反日はもうやめてもらわないといけない」と訴える日本人が増えて、謝罪を求める「良心的日本人」は減っている。
韓国には無限免責、日本には無限責任を要求する鳩山サンのような人はもう絶滅寸前だ。
「我々が手を握るべき日本人たち」がどんどん消滅していく現状を、いま韓国はどんな思いで見ているのか。
知韓派日本人を“背信”に走らせた理由と向き合うべきだ。

日韓関係の改善を願うのなら、鳩山氏には今後益々のご活躍は控えてほしい。
誤解と混乱しか生んでいない。

 

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。