最近、大阪のコンビニでこんなことがあったとさ。
コーヒーを買った客がマシンで抽出されてる間に、おにぎりを食べ始めた。
すると店員が店の中での飲食はやめてほしいと言うと、その男性は、
「理由は?」「いつから?」「どんな条件で止めるの?」「他店でも言われたことないし、他のコンビニではフードコーナーを開けてもいるが」「政府もマスクを外せと言っている時期に、まだ続けるのか?」
と質問を浴びせて店員を黙らせる。
こんなコトをしたのが行政書士で、来年の市議会議員選挙に出馬を予定している人物だったということで、ただいま炎上中。
いやいや、マスクの有無のまえに、店内で立ったままおにぎりを食べる行為がマナー違反で「スミマセン」だろ。
それに、店内で食たこの人は消費税10%をきっと払っていない。
どんな国にも品性や常識の無い人間はいるし、周囲のヒンシュクを買うようなことをする。
これはフィリピンのレストランがSNSに投稿した写真だ。
こんなテーブルにしたのは子供のようで、店は親に対して文句を言う。
なかには「これを片付けるのがおまえたちの仕事だろ!」と言い放つ人もいて、オーナーか従業員がウンザリしている。
これは見てフィリピンの人たちはこう思った。
・my husband is always like that for a while.
夫もしばらくはこんな感じだった。
・Clean as you go.
行くところすべてきれいに。
*Clean as you go(行くところすべてきれいに)はマクドナルドの創業者、レイ・クロックの言葉。
・in school, children are taught CLAYGO, but when they eat out they forget what has been taught to them
学校で子供たちは「CLAYGO(clean as you go)」を教わりますが、外食すると、教わったことを忘れてしまいます。
・What you see is what they are doing in their home and approved by their parents!
あなたが見るものは、彼らが家庭でしていることであり、親がそれを認めているのです。
このテーブルは一般のフィリピン人が見て「きったね~」というレベルで、普通はこうじゃないからその点は誤解のないように。
マナーや礼儀を知らない人間は日本にもフィリピンにも、世界中の国にいる。
ただ10年以上前、タイ、インドネシア、カンボジアなど東南アジアの国を旅行した時には、レストランでこれに匹敵するか、それに近い状態のテーブルを何度も見て驚いて、そのうち慣れた。
大騒ぎした後にポツンとそんなテーブルが残されていると、「つわものどもが夢の跡」、「国破れて山河ありとは」みたいな印象。
ある時、マレーシアのゲストハウスにある食堂でご飯を食べていると、そこで働いているおばちゃんが隣のテーブルを片づけにやってきた。
それで目が合うと、「アンタは日本人だね」とニッコリする。
マレーシアには中国人(系)がたくさんいるから、外見で日本人との違いが分かるらしい。
その人はここで何年も働いているから、食事をした後のテーブルを見ただけで、客がどんな人間かだいたい分かると言う。
残り物が大量にあって、ソースや食べ物が飛び散っていて、見ると思わずため息が出るテーブルなら、その客はきっと中国人かアラブ人。
彼らは客としての意識がとても強くて、他人がするのを当然と思っている。
その点、欧米人は自分と従業員をわりと平等に考えていて、テーブルもあまり汚れていない。
テーブルがとてもキレイで、従業員が片づけやすようにお皿を重ねて一か所にまとめているのを見ると、それは日本人の客だと分かる。
こんなコトをするのは日本人しかいない。
これはこのマレーシア人の個人的な意見だから、別の人なら違うことを言うかもしれない。
でも東南アジアを広く旅行した経験から言わせてもらうと、日本人は周囲の人のことを考えて行動するし、マナーがとても良いとどの国でも評価が高かった。
もちろん日本にも、コロナの「第8波」を警戒して政府が外出自粛の要請を検討しているなか、飲食禁止のルールを破って平気でおにぎりを食べる大人もいるし、国民全員がエクセレントというわけではない。
ただ東南アジアでは、全体的に日本人の印象はとても良かった。
ちなみにお皿を重ねる行為を嫌がる日本の飲食店もあるから、このへんは臨機応変に。
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