【韓国の分裂】怒れる左派が、親日の尹大統領に言ったセリフ

 

2018年に徴用工訴訟で韓国最高裁が日本企業へ賠償を命じると、「それは日韓請求権協定ですでに解決済みだっ」と日本が反発する。
そして適切な解決を求める日本を無視して、文前政権が問題を放置した結果、日韓関係は戦後最悪になまで悪化した。
でも、きょねん誕生した尹(ユン)大統領が、賠償金は韓国側が”肩代わり”して原告側に渡すという案を発表すると、徴用工問題がいろいろと一気に動き出す。

韓国の野党など主に左派の人たちは、この案が気に食わないから、日本に妥協したと「屈辱的」に感じて尹大統領を猛批判する。
彼らにとって望ましい解決とは、日本が心からの謝罪をして被害者(原告側)の許しを得て、裁判所に命じられた賠償金をおとなしく払うこと。
でも、日本にとってはこれは、国際法と日韓合意をひっくり返したあの判決を認めることに等しいから、最初から無理な話。
尹大統領はそんな日本の立場を考慮した解決案を発表したから、左派の人たちは、自分たちの意見を”ガン無視”された格好にする。
それで代表的な左派メディアのハンギョレ新聞は大統領にこう迫った。(2023-03-16)

 尹錫悦大統領は一体何をしたのか。すでに手遅れだが、今からでもマスコミと野党を真剣に説得してほしい。

韓日関係の改善はそうしてこそ成功できる。ブルドーザーのように押し進めるだけで、すべてがうまくいくわけではない。

韓日関係改善、尹大統領は今からでもまず野党を説得すべき

 

「すでに手遅れだが説得してほしい」と、当然のように無茶ぶりをするハンギョレ新聞。
その野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表は、来日して岸田首相と銀座の洋食店「煉瓦亭(れんがてい)」でオムライスを食べた尹大統領に、「オムライス一皿と国家の自尊心を交換した」と怒った。
同じ野党議員で、代表や文政権時には法務大臣を務めた秋美愛(チュ・ミエ)氏はこう言い放つ。

朝鮮日報の記事(2023/03/17)

秋美愛元法相「尹・岸田夕食会の洋食店、朝鮮人虐殺現場から20分の距離」

チュ氏の主張によると、この店は1923年に朝鮮人が虐殺された場所からわずか20分ほどしか離れていない。
「煉瓦亭」はトンカツ発祥の店と言われることに引っかけて、チュ氏は国民にこう訴えた。

「よりによって関東大震災100周年の今年、東京のど真ん中で『トンカツにやられる』韓国大統領を歴史はどのように記録するのだろうか? トンカツがのどに引っかかるのではないだろうか」

「トンカツにやられます。トンカツがのどを通りますか?」

ごめんなさい。チョット何を言ってるのかワカリマセン。
そもそも食べたのはオムライスだって、韓国メディアも繰り返し言ってるのに…。

煉瓦亭は有名な店で、「128年の伝統を持つ洋食店だけあって観光名所にもなっており、韓国の番組でも何度も紹介されている」と朝鮮日報にある。
韓国のバラエティー番組やの教養番組にも登場したというから、そのときチュ氏は「トンカツがのどに引っかかるのではないだろうか」とテレビ局に抗議をしたのか?

政権批判できるなら何でもあり、という元法務大臣のセリフにあきれる日本のネット民。

・過去しか見ない未来志向
・四六時中こんな事ばかり考えてるのか…
・叩けりゃ何でもいいってのはどこの国にもいるんだな
目眩さえ覚えるわ…
・まじでこんな発言しちゃうんやな
・銀座から亀戸て20分で行けんのか?

「100年前に朝鮮人が殺害された現場」から、20分以内にある店はNGという縛りができると、韓国人は現実的に、東京での食事をあきらめないといけなくなる。
そんな場所をイチイチ調べてられるか。
いまの野党代表は「オムライス一皿と国家の自尊心を交換した」、元代表だった議員は「朝鮮人虐殺現場から20分の距離」なんて、いちゃもんレベルのことを言って尹大統領を攻撃するのだから、「まず野党を説得すべき」というのは人間にしていい要求ではない。
だからいま尹大統領は左派をわきに置いといて、国民に直接話しかけているように見える。
取捨選択して不可能なことはサッサとあきらめて、現実的なことに全力で取り組むのはコスパ的にも最適解だ。

 

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。