国民の 90%以上が日本を好きーー。
最近、そんな日本を好き過ぎる国が判明。
「新聞通信調査会」が2023年末に、米国、英国、フランス、韓国、タイの5カ国を対象に「日本についてどう思いますか?」というアンケート調査を行った。
その結果、日本に対する好感度は、タイが 91.1%といちばん高く、その後、フランス(81.5%)、米国(80.4%)、英国(71.1%)と続き、韓国が 44.0%ともっとも低かった。
それでも、韓国の数値は過去最高だったから、日本に対する見方は良くなってはいる。
ちなみに、好感度が 50%以上あり、自国以外で、好きな国をポイントの高い順に並べた結果がこちら。
米国:英国、日本、フランス、タイ
英国:日本、フランス、タイ、米国
フランス:日本、英国、タイ、米国、韓国
韓国:米国、英国、フランス、タイ
タイ:日本、英国、米国、フランス
日本は全体的に人気が高い。
米国の英国に対する“片思い”がやや痛々しい。
これ以上の情報はここで確認のこと。
世界の課題は「戦争終結」―米、英、韓、タイで1位 対日メディア世論調査
タイの水上マーケット
きょう2月3日は、1942年にオーストラリアがタイに宣戦布告した日。
そして、翌1943年の2月3日、日本ではストライクやボールといった野球用語が日本語に変えられた。
この2つの出来事を結ぶキーワードは「太平洋戦争」。
アメリカとの対立が高まって戦争が近づいたころ、日本国内では英語が敵性語とみなされ、社会的に追放されていく。
戦争がはじまると、そんな「鬼畜米英」的な空気が高まり、野球用語は日本語に言い換えられ、ストライクは「正球」、ボールは「悪球」、ファウルは「圏外」となった。
サインが「信号」、マネージャーが「幹事」に変更されたのは、いまの日本ならクイズに出てきそう。
太平洋戦争のとき、日本はアジアで孤立していたわけではない。
当時、タイは日本と同じく独立を守っていて、両国は考え方や利害が一致したことから、1941年に日泰攻守同盟条約を結ぶ。
これによって、お互いの主権を尊重することが確認され、タイ政府は日本の戦争に積極的に協力することを国の内外に発表した。
そして、アメリカやイギリスなど連合国側に宣戦布告を行う。
すると、1942年2月3日に、そのリターンとしてオーストラリアがタイに宣戦布告をした。
タイも日本と同じく敗戦国となったが、外交的にうまく立ち回り、連合軍の裁きを受けることは回避した。
太平洋戦争中、タイはほとんど戦闘のない「真空地帯」になって、大きな被害を受けなかったことも現在の「日本好き 90%超え」につながっている。
韓国は反対で、日本に対する好感度が最低だった理由の一つがこの戦争だ。
当時、敵として戦った米国や英国は、もうほとんど気にしていないのだが。
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