【台湾の冥婚】絶対に拾ってはいけない“赤い封筒”

 

「絶対に笑ってはいけない」は爆笑してもいい。
けれど、この世には絶対に拾ってはいけない物がある。
今月、池袋でそれを見つけた人がいて、「X」で「池袋西口マジ魔窟でしょ」とコメントしてネットで話題を集めた。
ちなみに、1月にも上野の路上で赤い封筒が落ちていて、誰かが「X」に写真を投稿している。
東京では何度か起こる現象なんだろうか?

日本では昔、自宅に召集令状が届くと、父親や息子が戦争に行かないといけない時代があった。
それは赤い紙だったから、一般的に「赤紙」と呼ばれる。
今回の「赤い封筒」はこんな現実的な恐怖ではなく、心理的に恐ろしいものだ。

 

台湾の結婚式の引き出物
中華文化で赤色は「喜び」を表し、おめでたい機会によくこの色が使われる。

 

中国や台湾では、こんな赤い封筒を「紅包(ホンバオ)」という。
結婚式の際、招待状をこの封筒に入れて送ることがある。
正月には、この封筒にお金を入れて渡すのがお約束。

 

中国や台湾、韓国では「冥婚」という風習があった。
*現在もあるかもしれないが、くわしいことは分からない。

冥婚とは死者が結婚することで、英語では「Chinese ghost marriage」と呼ばれる。
これには、死んだ人同士が結婚するパターンがあれば、生きている人と死者が結婚するケースもある。

台湾では、こんなことがあった(ある)。
女性が独身のまま亡くなると、その魂を慰めるために、遺族が赤い封筒に女性の髪や写真、現金などを入れて路上に置く。
たまたま通りかかった男性が「なんだこれ?」と封筒を拾うと、女性の遺族が現れて強制的に死者と結婚させられてしまう。
警察官もそれを恐れて、赤い封筒を拾えない場合もあるという。

日本のド真ん中に、そんな恐怖の赤い封筒が落ちていたことを知ったネット民の感想がこちら。

・マンガか映画にできそうと思ったらもうあったのかw
・43歳独身にも希望の光が
ちょっと拾って来る
・池袋が異界化してるな
・これをいくつも拾い集めてたら、あの世ハーレムできる?
・これ掃除のおじさんが重婚だらけになっちゃうね

日本でも形はかなり違うけど、一種の冥婚がおこなわれていた。

山形だけの風習「ムカサリ絵馬」。死者が結婚する目的は?

現在でもこんなことがあるか分からないが、あるメディアの記事には「台湾旅行などに行った際には気を付けておきたい」と書いてあるから、赤い封筒だけは絶対に拾ってはいけない。
知人の台湾人に聞いたら、彼女は直接見たことないけれど、SNSでこの写真を見たことあると言う。

 

台湾の冥婚の儀式。

 

 

台湾 「目次」 ①

台湾 「目次」 ②

【韓国の風習・文化】生者が死者を結ばせる「霊魂結婚式」

【漢字文化】台湾で女性に「勝男」という名前をつける理由

台湾人がアニメを見て感じた「日本と台湾の学校との違い」とは?

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。