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今度は、韓国の大邱市に新しい慰安婦像が建てられるらしい。
でも、地元の住民がそれに反対している。
それで、住民と慰安婦像を建てようとする団体とが対立していて、衝突の恐れすらあるという。
朝鮮日報の記事(2017/02/11)。
少女像設置めぐり緊張高まる 地元商人ら反対=韓国・大邱
韓国・大邱の繁華街、中区・東城路に市民団体が旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」の設置を推進していることについて、行政当局に続き、地元の商人らも設置に反対する姿勢を示し、緊張が高まっている。
団体は3月1日に東城路にある大邱百貨店前への少女像設置を強行する意向を示しており、衝突が起きる可能性もある。
慰安婦像は今、日本と韓国の外交問題を引き起こしている。
そんな像を百貨店の前に建てられたら、その百貨店としてはうれしくはないはず。
でもなんで地元の商人たちは、慰安婦像の設置に反対しているのか?
簡単にいったら、商売の邪魔になるから。
この像を建あることで、いろいろなイベントを開くときに支障をきたしてしまうことを心配している。
あと、「ごみ捨てなどで少女像が破損する可能性もあるなどと主張している」という。
韓国人のなかには、慰安婦像を建てることに反対する人もいる。
こんなふうに自分たちの商売にとってマイナスだから反対する人もいれば、韓日関係に悪影響を与えるから批判的に考える人もいる。
最近では、韓国政府が言っていることや韓国の新聞が書いていることを読むと、「日本がかなり怒っている。慰安婦像を動かさないと韓国にとってマイナスになるぞ」という空気が広がっていることを感じる。
良い傾向だ。
韓国人が怒ろうがなんだろうが、今度は韓国が誠意を見せる番なのだから。
慰安婦像が動かされる日を、首を長くして待ってます。
ミャンマーのパダワン族(首長族)
2015年に、日韓両政府で慰安婦問題の解決で合意した。
日本はそれにもとづいて、安倍首相がおわびの気持ちをあらわして10億円を韓国側にわたしている。
でも韓国はまだ。
ソウルの日本大使館前にある慰安婦像を撤去していないまま。
それどころか、釜山の日本領事館前に慰安婦像の設置を許してしまった。
韓国は約束を守らないし、日韓合意の精神に反することまでしている。
さすがにここまで一方的なことをされたら日本も怒る。
それでも穏やかなほうだ。
インドなら、ここまでコケにされたらかなり大事になるだろう。
韓国に非があるにもかかわらず、韓国人はこう言う。
「日本を許そう」
「大韓民国は日本を許す」
2月9日の北海道新聞の記事を読んで、あきれてしまった。
釜山 少女像の撤去求める動きも 「日本を許そう」張り紙増える
最近は「日本を許そう」などと書いた張り紙が増え、撤去を求める動きも起きている。
(中着)日本語と韓国語で「大韓民国は日本を許す」「在日同胞(在日韓国人)の皆さん申し訳ありません」などと書いた紙が新たに張られた。
信頼を裏切るようなことをした韓国が「日本を許そう」とか「大韓民国は日本を許す」なんて言ってはいけない。
韓国のあまりに不誠実な態度に怒った日本政府は、ご存じのように駐韓大使を日本に帰国させて、通貨スワップ交渉の中断を決めた。
そして安倍首相はテレビ番組でこう言う。
「次は韓国がしっかり誠意を示していただかなければならない」
日本は約束を守った。
次は韓国の番。
これは小学生でもわかるような当たり前のこと。
でも、そんな常識が韓国人にはつうじない。
「日本は加害者で、韓国は被害者」という意識がとても強いから、韓国人には「韓国が誠意を見せろ」なんて言葉を受け入れることなんてとうていできない。
韓国人が大きな怒りを感じることは、日本と韓国の立場が逆になること。
韓国は「常に被害者」であるはずなのに、「韓国が加害者」と逆の立場になってしまうことには耐えられない。
「韓国がしっかり誠意を示さないといけない」と日本の首相に言われると、韓国が加害者になってしまう。
予想どおり、多くの韓国人がこの言葉に反発していた。
Record chinaの記事(2017年1月8日)から。
「無能な政府のせいで、被害者と加害者の立場が入れ替わってしまった」
「日本の居直りにあきれた。日本がこんなことを言えるのも政府が無能だからだ」
「被害者はどちらで、誠意をみせるべきはどちらであるのかをはっきりさせよう」
今の状況は、韓国が約束守らないで信頼を裏切っている。
それにもかかわらず、この言いっぷり。
どんな状況になっても、自分は被害者であり続けようとする。
そんな一貫した姿勢はさすが。
韓国人にとって「日本は加害者、韓国は被害者」という考えは、「太陽は東からのぼって西にしずむ」というような絶対的な発想の前提になっている。
今の状況からすれば、韓国の「許してほしい」という立場であってもおかしくはない。
それでも「日本を許そう」なんて言ってのけるあたりに、この考えの強固さがうかがえる。
「被害者はどちらで、誠意をみせるべきはどちらであるのかをはっきりさせよう」
論外。
日本はすでに行動して誠意を見せた。
今は、見せてもらう番。
「仏の顔も三度まで」と言いましてねえ。
忍耐にも限度があるんです。
インドネシアのボロブドゥール遺跡の仏像。
韓国大使が日本に帰国してから一か月がすぎた。
朝日新聞や毎日新聞などでは、日本と韓国の関係のこれ以上の悪化をおそれて、「韓国大使をはやく戻すべき」といっているけど、韓国が誠意を見せていない以上、その必要はない。
別にあせる必要はないし、冷静に見守っていればいいと思う。
この記事の始めの朝鮮日報にあるように、「少女像」を迷惑に思う韓国人も増えているし、韓国政府も像について「動かすことが望ましい」と言うようになっている。
「韓国は被害者で、日本は加害者」という考え方は、いつまでも通用しないということを少しでも分からせた方がいい。
韓国が誠意を見せるまでは、日本が動く必要はなし。
他の政策はともかくとして、日本政府の韓国への姿勢だけは支持したほうがいい。
長い目で日韓関係を見たら、今はそれが大切。
韓国が誠意を見せないのに日本が妥協してしまえば、きっとまた同じことがくり返されることになる。
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