知人のオーストラリア人女性は日本が大好きだ。
彼女は日本語を学んで関西の大学に留学し、そのあと日本で数年働いて、現在は母国に戻って生活している。
昨年、そんなオーストラリア人と話をしたから、今回はその内容をシェアしようと思う。
*今回の内容は今後の記事のためのメモなので、同じ内容がそのうち出てきます。
・オーストラリアの首都はキャンベラだけど、日本では「シドニー」と思っている人がけっこういた。
・オーストラリアで最大の都市はシドニーだった。
2023年にメルボルンが人口でシドニーを上回ったから、いまオーストラリア最大の都市はメルボルン。
・シドニーとメルボルンはオーストラリアを代表する都市で、ライバル関係にあっていろんなことでよく比較される。個人的には、東京と大阪の関係に近いと思う。
(オーストラリアの地域対立)
・メルボルンの人はジョークで、シドニーの街は雑で計画性に欠けると批判することがある。
メルボルンは計画的に設計された都市だから、私が受けた印象では街全体がかなり整っている。
シドニーはオーストラリアで最初につくられた歴史のある都市。
しっかりとした都市設計に基づいて造られていないから、メルボルンに比べればごちゃごちゃした感じがある。
・シドニーに比べて、メルボルンは天気の変化が激しい。
同じ日に気温や状態が大きく変わるから、メルボルンは「1日の中に四季がある」なんて言われている。
・日本の生活では「ステレオタイプ」に疲れた。
自分は、両親が香港から移住した中国系オーストラリア人だから、髪と目の色は黒いし、肌の色も中国人や日本人と同じ。
日本では、ほとんどの人が「オーストラリア人=白人」というステレオタイプを持っていたから、私がオーストラリア人だと理解してもらうことに時間がかかる。
自己紹介をするたびに無駄なエネルギーを使って疲れた。
・日本人について印象的だったのは、オーストラリア人と違って視線を合わせないところ。
大学生のころ、オーストラリア人の先生は学生の目を見て、自分の言ったことの反応を確認しながら授業を進めていた。
でも、日本人の先生は下を向いて、ほとんどテキストを見ながら授業をしていて、すごく奇妙に見えたから、学生の間で「あの先生、精神的に不安定なの?」と話題になった。
日本に住んでいて、日本人は視線を合わせようとしないから、それは正直言って不快に感じた。
・オーストラリアの会社でも上司と部下の上下関係はある。でも、日本に比べるとかなりゆるく、部下の自由度が高い。
オフィスでは部下が上司をファーストネームで、敬称なしの呼び捨てで呼ぶ。たとえば、上司の名前が「オオタニ イチロー」だったら、部下は「なあイチロー、この件なんだけど」と話しかけてOK。
日本のオフィスでは、上司を「○○課長」や「✕✕部長」、時には名前をスキップして「課長」「部長」と肩書だけで呼ぶから、最初は戸惑った。
・日本の会社では、部下は上司の言うことに従う、反論することは良くないという空気があったけど、オーストラリアは違う。
部下が上司にくわしい説明を求めたり、自分の意見を主張できる開放的な雰囲気がある。
だから、もし上司がすごく有能なら、日本式のやり方がスムーズに進むから良いかもしれない。
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