前にサンクトペテルブルク出身のロシア人女性とリトアニア人の男女、計3人と神奈川県にある金時山へハイキングに行ってきた。
ということで今回は、彼らから聞いた日本の話を書いていこうと思う、の第四弾。
ちなみにこれは今後の記事のための自分用のメモなので、その点はご承知おきを。
これまでの記事はこちらをどうぞ。
金時山は金太郎が熊と相撲をとっていたという伝説の山。
いまは絶景の富士山が見られることからハイカーに大人気だ。
まずはペテルブルグとリトアニアの位置を確認しておこう。
下の地図では北海道の上がペテルブルグで、左にリトアニアがある。
さて山頂に到着すると、圧倒的な富士山が待っていた。
*今回の記事とは関係ないけど、以前、「富士山がきれいに見えるのは、静岡側か山梨側のどちらか?」という、静岡人としては絶対にゆずれない話をしていたら、三重県出身の登山好きが「神奈川の金時山がベスト」と言いやがった。
でもこれを見たら、まあ、まあ悪くはない。
リトアニア人とロシア人には前に別の山に登って富士山を見たときに感想を聞いたから、今回は特に何も聞かず。
ちなみに前回リトアニア人は、母国では平原が多くて山といえるほど高いところはないから、富士山を見て「アメージング」と言ったあとは黙ってしまう。
ロシア人のほうは、ノルウェーやロシアで見た「高い山」というのは山脈に連なった山の1つで、富士山のように単体として存在していなかったから、「富士山はとてもユニーク(独特)」と話した。
くわしいことはこの記事を。
「ふじ」というのは古い日本語(大和言葉)で山の稜線を意味したから、このロシア人の感想も的を得ている。
インドネシアのバリ島に3ヶ月住んでいて、よく瞑想をしていたというリトアニア人がこの景色を見て、「ここで瞑想(メディテーション)をしてみたい」と言い出す。
富士山から瞑想という言葉が出てくるとは思ってなかったから、これにはちょっとビックリ。
まあ、山頂で迷走されても困るけど。
バリ島では海や森とか自然の中で瞑想をすることが多くて、バトゥール山にハイキングをしたときには、一緒にいたフランス人が頂上で太陽と向かい合うように座って瞑想をはじめたという。
その気持ちはすごくわかるとか。
瞑想はいま欧米人にすごく人気があって、このリトアニア人の意見では、それによって精神を解放することができる。それには自然に囲まれた環境がいいらしい。
「富士山を前にして瞑想できたら最高」と言うから、座るだけなら誰にも迷惑はかからないし「やったらいいじゃん」とすすめたけど、恥ずかしいと言って結局やらず。
でも、金太郎のまさかりをかついで記念写真は撮った。
リトアニア人が登ったバトゥール山(標高1717mの火山)
この山はバリ州キンタマーニ郡にあって、このあたりはキンタマーニ湖(バトゥール湖)をふくめてバリ島の有名な観光スポットになっている。
日本人にとっては「エロマンガ島」と似た響きがある。
「富士山は雪があるから、大きいのにとても美しい」と絶賛していたのは、この山と比較してのことかもしれない。
そのリトアニア人が言うには、日本のいいところは外国人料金がないところ。
インドネシアでは相手が外国人と分かると、通常の2、3倍ぼったくろうとすることがよくある。
バトゥール山もそうだったけど、外国人が山に登るときには必ずガイドを雇わないといけなくて、余計なお金がかかってしまう。
たしかに日本では、「外国人はガイドを雇わないとここには入れない!」という場所は聞いたことがない。
物価は高いけど(といっても欧米人には大したことない)、外国人と平等ではある。
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