日本へやってきた外国人の鉄板の感想と称賛、それは「街がすごくきれいだ!」ということ。
しかし、それは本当か、それとも都市伝説なのか?
インド人の女性インフルエンサーが日本でそれを確かめたところ、「インド人もビックリ」という結果になったと、台湾メディアの「TVBS新聞網」が伝えている。(2024/11/22)
日本真這麼乾淨?印度網紅穿「白襪」實驗 驚:跟新的一樣
(日本は本当に清潔? インドのネットユーザーが 『白い靴下 』を履いて衝撃を受ける!)
日本のキレイさを確認するために、このインフルエンサーが思いついたのが、白い靴下で街を歩いて、ビフォー・アフターを検証するというもの。
その動画をアップした彼女のSNSには、「もし日本が本当に世界一清潔な国なら、私の靴下は汚れないままでしょう」と書いてある。
この女性は都市部のコンビニで白い靴下を買って、路上で靴を脱ぎ、靴下のままテクテクと歩き回った後に確認すると、靴下はほとんど汚れていなかった。驚きの白さに「こんなのクレイジーだ」という字幕が出て動画は終わり。
外国人のコメントを見ると、「信じられない!」と驚く人、「動画ではどれだけ歩いたか分からない」と懐疑的な人、「いや、これはやらせだろ」と否定的な人がいる。
では、清潔大国・日本に住む人たちの感想は?
・数年前、youtubeで日本に住んでる中国人が同じ事をやってたな
やっばり白い靴下なのにほとんど汚れないと驚いていた
・さすがに道を靴下で歩いたら黒くなるだろw
・日本リスペクトは嬉しいけどね
極端なリスペクトは迷惑系と表裏一体な気がする
・ほぼ真っ白の感覚が違うのでは?
・あまり日本を持ち上げると反動来るからやめてほしい
この女性はインフルエンサーであって、調査員ではない。だから、日本の都市が本当に、靴下が汚れないほど清潔かどうかは重要ではない。
動画は1カ月ほどで、2500万回以上も再生され、3200以上の「いいね」をゲットした。
台湾メディアに紹介され、多くの日本人も知ることになって爆発的にバズっているから、インフルエンサーとしてこの企画は大成功だ。
コメントには「今度はインドで黒い靴を履いてやりなよ…。同じ結果になるから」というものもあった。
実際の話、日本とインドでは「キレイ清潔」の基準やレベルが天地のレベルで違うから、インドなら黒い靴下はそのまま変わらず、白い靴下は真っ黒になる。もしくは、危険物を踏んで赤く染まる。
参考までに、これは首都ニューデリーの様子(10年以上前)。
インドを旅行した日本人なら分かると思うけど、路上では野良牛が好き勝手に歩いているから、よく大きなウンチを踏んで「グニュッ」となる。
個人的には、特に聖地ヴァラナシでそんなことが多かった。スニーカーならまだいいとして、サンダルだと“ちょく”に触れてしまい、「あれが肌に当たると感染症になるおそれがある」という話を聞いていたから、すぐにガンジス川で足を洗わないといけない事態が何度も発生した。
大気汚染も深刻だ。
インドで出会った日本人旅行者から、それを確認する斬新な方法を教えてもらったことがある。それはとても簡単で、何の準備もいらない。一日、好きなように観光して、宿に戻った後、鼻をほじるだけでOK。
ただ、結果は、その旅行者が事前に「絶対にビックリしますよ!」と言ってハードルを上げてしまったから、言うほど対したものではなかった。というオチに終わると思ったら、インドの現実は想像以上。
その汚染確認法を試してみたら、ハナ◯ソが驚きの黒さ、もはや黒いカタマリになっていた。空気が乾燥していたせいもあって、すごく固い別の物質になっていたから、あれには本当に驚いて体が心配になったレベル。
だから、日本に来て、「空気がすごく新鮮だ!」と感動するインド人はよくいる。
日本の夏の”異常な”暑さに、外国人観光客の反応は?アジア人編
この記事に書いてある「大気汚染度の確認法」ですが、この記事のインドとは完全に逆の立場で、同じことをアメリカ南部の田舎で実感した経験があります。その時は「東京に比べると、ここの空気はなんときれいなのだろう!」と、その塊を見て感動(?)しました。
なにぶん昔のことで、今では東京の空気もずいぶん綺麗になったようです。