セントレア空港にあるローソンに行ったら、日本に住んでいるアメリカ人と出会った。
で、そのアメリカ人とおにぎりを食べながら話をする。
彼に日本の食文化について教えてやろうと思ったら、そのアメリカ人のほうがボクよりくわしかったというまさかの展開。
日本人としての完成度は、ボクより彼のほうが高い。
そんなアメリカ人から聞いたのは、この2つ。
・おにぎりが三角の形をしている理由
・日本で初めての給食の献立
くわしくはこちらの記事をごらんあれ。
20年前ぐらい前から、海外旅行に出かけるようになった。
そのときから今まで、日本に興味があるという外国人に会うとこんな質問をしている。
「なんで日本に興味をもったんですか?」
日本に興味をもったきっかけは当然、人によってちがう。
でも、20年前と今という時代によっても大きく変わっている。
20年ぐらい前は、外国人が日本に興味をもつようになったきっかけとして、身のまわりでよく見る日本製の家電や車などをあげることが多かった。
「メイドインジャパンはすげえよ。高性能だし故障もしない!高いけどな」
こんな感じで自分が見たり使ったりした日本製品から、日本に興味をもつようになったという話をよく聞いた。
でも最近はちょっとちがう。
先ほどのアメリカ人のように、日本のアニメやマンガがきっかけとなって日本に興味をもったと聞くことが多くなった。
外国人が日本に興味をよせるきっかけが、日本製品から日本のアニメやマンガへと変わってきている。
これは調査にもとづくデータではなくて、自分の経験からそう感じているだけ。
「コンクリートから人へ」
じゃなかった。
「物から日本のアニメへ」という変化は、外国人の話を聞かなくても感じてはいた。
飛行機を降りて外国の空港に入ると、さっそくそのことに気づいた。
20年ぐらい前、海外の空港には日本の電機メーカーの看板や広告をよく見たけど、ここ数年で大きく様子が変わった。
日本のメーカーの看板や広告は、姿を消したり明らかに小さくなったりしている。
日本のメーカーに替わって存在感をしめすようになったのが、サムスンやLGといった韓国のメーカーだ。
「あれ?前はここにソニーの広告があったような?」というところに、サムスンのでっかい広告を見かけるようになった。
タイの首都バンコク
この巨大な看板は、前は日本のメーカーだった気がする。
20年前から考えると、信じられないようなことが起きている。
まさかサンヨーがなくなるとは!
*パナソニックに吸収された。
まさかシャープが台湾の企業に買収さられるとは!
そして今、東芝もかなりヤバいことになっている。
日本のアニメやマンガが世界中に広がっていることは、日本人としてうれしい。
でもものづくりが衰退していったら、いつかとんでもないことになりはしないか心配してしまう。
海外旅行をしたり外国人から話を聞いたりしていると、世界での日本の存在感が「ものからアニメやマンガへ」と変わってきているのをよく感じる。
そうすると、うれしさよりも不安のほうが大きくなってしまう。
とはいっても、自分ができることはなるべく日本製品を買うようにすることやこうしてブログでうったえることぐらいしかない。
ということで、迷ったら日本製品を買いましょう!
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