韓国語には日本語と同じ言葉がたくさんある。
だから韓国の飛行機に乗って耳をすますと、機内アナウンスの韓国語から聞き取れる言葉がある。
あ、今「サンソマスク(酸素マスク)」って言ったぞ。
今言った「アンジェンタイサク」は、「安全対策」のことか。
「コクサイ」は「国際」だな。
こんな感じで、韓国語のリスニングには日本語と同じ単語を探し出すという楽しみがある。
でもイギリス人やアメリカ人が日本語を聞くと、これとは逆の意味で驚くという。
彼らが日本語を聞いていても、分かる言葉がまったく出てこない。
これに驚くらしい。
日本を訪れた英米人が驚くことの一つに、日本人の会話を何十分間聞いても、耳で聞いてわかる単語を一つも拾えない、ということがあります。
英語を母語とする彼らは、世界のどこへ行っても、現地の人が何を話題にしているかくらいはわかる。 アフリカでも南米でも、現地の会話のなかに「デモクラシー」とか「エコノミー」という単語が混じれば、民主主義とか経済のことを話しているのだな、と察せられる。
ところが、日本を含むアジアの漢字語圏では、ミンシュシュギとかケーザイとか、英語の原語と全くかけ離れた発音の語を使う。それは、英米人の耳にショックを与えるのだそうです。
日本では、幼稚園から大学院まで、すべて日本語で教育を受けられる。この事実も、外国人を驚かせます。アジア・アフリカには、高等教育は現地語でなく英語やフランス語で行なう、という国が、いまも珍しくありません。
(「NHK歴史に好奇心 日中二千年 漢字のつきあい」 加藤徹)
これは幕末と明治時代に、日本人が英語を次つぎと日本語に翻訳していったことが理由になっている。
でもひょっとしたら、「耳で聞いてわかる単語を一つも拾えない」というのは、日本人の英語発音がひどくて聞き取れないだけだったりして。
日本人は英単語を言っているけど、それがカタカナ発音だから英米人には聞き取れない。
アメリカ人やイギリス人に聞くと、日本人の英語の発音に驚くことがあるらしい。
あるアメリカ人の友人は、日本人の知人から「マクドナルドに行こう」と誘われた。
でもそのとき、それが「McDonald’s」のことだとはまったく気がつかなかった。
「初めて行くレストランだ!何の料理だろう?」とワクワクしてたら、McDonald’sに連れて行かれてしまう。
それで「M」のマークを見て、これ以上ないほどガッカリした。
韓国人やタイ人の友人も、日本人の「マクドナルド」という言葉を初めて聞いたとき、それが「McDonald’s」のことだとはまったく想像できなかったと話していた。
日本人の「McDonald’s」の発音のひどさは、外国人の間で話題になることがあるらしい。
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