韓国人は、韓国という国を「エビ」に例えることがある。
なんで韓国はエビなのか?
それは韓国の位置による。
韓国(朝鮮半島)は昔から、日本・中国・ロシアといった強大な国に囲まれているから、自分たちを「クジラ(大国)の間にいるエビ(小さな国)」と考えることがある。
「韓国はクジラに囲まれたエビだ」という表現は、韓国の初代大統領である李承晩(イスンマン)が言ったのがはじめだったと思う。
日本・中国・ロシアと韓国の関係を「クジラとエビ」に例えるのはおもしろい。
けど、クジラのど真ん中にいる韓国はまったく笑えない。
この関係性でいつも悩んだり苦しんだりすることになるのだから。
「韓国はエビ」という表現は、今でも韓国で時どき使われる。
例えば、2013年の中央日報にはこんな記事があった。
韓国人は地政学的な状況から自らを「クジラに挟まれたエビ」と認識している。不運にも周辺国は世界最強の中国・日本・ロシアだ。領土・人口などを比べると、自国を弱小国と感じるしかない。
「エビコンプレックス捨てるべき」というタイトルのとおり、この記事では「韓国という国は、韓国人が思っているようなエビ(弱小国)ではない!」ということを主張をしている。
記事によると、韓国人の宝は韓国人の中にあるにもかかわらず、韓国人はそれに気づかない。
その宝とは、「ソンビ(学識と人格を持ち合わせた人)精神」という誇らしい伝統らしい。
韓国人が持っている力をいかすことできたら、韓国はエビではなくなる。
はたして、そんなにうまくいくかな?
2年後の2015年の時点ではまだまだダメ。
あいかわらず韓国人は、「韓国=エビ」という認識を持ち続けている。
2015年の「Record China」にこんな記事がある。
米中2大国に挟まれ揺れる韓国、「クジラにはさまれたエビ」と自嘲―英紙
2015年3月26日、英紙フィナンシャル・タイムズは「世界の大国である米中両国の間で、韓国は自らを『クジラにはさまれたエビ』と自嘲している」と報じた。
米中にはさまれ韓国は苦しんでいる。中国は最大の経済パートナーであり、米国の軍事支援がなければ北朝鮮問題で大きな代償を払うことになる。
「米中にはさまれ韓国は苦しんでいる」と、アメリカというクジラが増えている。
韓国が大国にはさまれて苦しむという状況は変わっていない。
ちなみに、記事にある「自嘲(じちょう)」とは、「自分で自分をつまらぬものとして軽蔑すること(大辞泉)」という意味。
エビコンプレックスはまだ捨てられないようだ。
さらに2年後、2017年の今、韓国は大国となって、エビコンプレックスを克服することができたのだろうか?
下の中央日報の記事を読む限りでは、まったく変わらない。
むしろ、クジラだった日本と中国がさらに強くなってしまい、韓国の悩みが一層深くなっている。
韓国が不安になるほど日本が強くなったのはこの2点だ。
・アベノミクスが国際的な公認を受け、日本が経済的に強くなった。
・日米同盟のキズナがさらに深まった。
中国についてはTHAAD報復をあげている。
韓流制限と韓国旅行禁止、ロッテマートの営業制限、現代車の苦境などで韓国経済があちこちで打撃を受けている。明確に世界貿易秩序に反するが、韓国は抗議もまともにできなかった。こうしたTHAAD報復の決定・解除の最終承認権は習近平国家主席が握っているというのが世間の解釈だ。
日本と中国がどんどん強くなっているのを、韓国は眺めているだけ。
2013年の、「ソンビ(学識と人格を持ち合わせた人)精神」という韓国人の内なる宝はどこにいったのか?
結局、韓国人は今でも秘めた力に気づいていないらしい。
「使わぬ宝はないと同じ」という言葉がある。
早くその聖剣を抜いてほしい。
とにかく、日本・中国・韓国の「クジラとエビ」という関係性は今も変わっていない。
むしろ、日中が龍になってしまい、韓国がよけい苦しくなった。
日本と中国の2大国にはさまれた韓国が不安に思っていることはこれ。
「日本と中国が韓国を無視して、北朝鮮の問題を話し合わないだろうか?」
日中に比べて存在感が薄くなった韓国は、両国にパッシング(無視・軽視)されることを不安に思っている。
彼らだけの計算で北核解決法を取引するかもしれないという「コリアパッシング」の不安感を呼ぶ。
「彼らだけの計算で~」といっても、「ある日突然、韓国が大国になっていた」なんていう夢の展開はあり得ない。
だったら、反日パフォーマンスを減らして、日本との関係を改善したらいいのに。
日本と仲良くしたら、アメリカともうまくいくだろうし。
韓国がいつまでたってもエビなのは、反日を止めないことが大きな理由にあるだろう。
少女像や徴用工像をつくったり、大統領が「日韓合意を見直す」と言い出したりする。
そんな生産性のないことを一生懸命やっているから、韓国は前に進まない。
「ソンビ(学識と人格を持ち合わせた人)精神」という誇らしい伝統もいいけど、内なる敵にも早く気づいてほしい。
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