少し前、こんな朝鮮日報の記事(2018年06月18日)を紹介した。
韓日の相互好感度逆転、「韓国の印象良い」と答える日本人減少
記事の内容はタイトルそのまんま。
今までは「日本の印象は良い」という韓国人は少なく、「韓国の印象は良い」という日本人のほうが多かった。
でも今回、初めてそれが逆転する。
つまり、韓国では日本の人気が高まっているけど、日本人の間では韓国への好感度が下がり続けているのだ。
韓国としては、この結果にショックを受けたらしい。
この朝鮮日報の記事には、日韓関係についての調査結果も載っていた。
ということで、今回はそれをもとに、現在の日韓関係について書いていこうと思う。
いまの日本人と韓国人は、国同士の関係をどう考えているのか?
日本では韓国への好感度は下がり気味。
でも、日韓関係についてはそうでもない。
先ほどの朝鮮日報の記事によると、「関係は悪化している」と考える日本人は減っていた。
現在の韓日関係について「悪い」と考える韓国人は54.8%、日本人は40.6%で、昨年に比べそれぞれ10.8ポイント、17.1ポイント減少し、改善の兆しが見られた。
韓日の相互好感度逆転、「韓国の印象良い」と答える日本人減少
この結果からすると、韓国に良い印象を持っている日本人は減ったけれど「その分、韓国嫌いが増えた」というわけでもない。
韓国への好感度は下がっているけど、日韓関係は良くなっている。
いまは、こう考えている日本人が多いようだ。
ただ、この2つの質問は種類が違うから、答えやすさも変わってくる。
「あなたは韓国をどう思うか?」という質問なら、自分の印象を答えることができる。
でも「現在の日韓関係については?」という国家間の関係となると、話が大きすぎて答えにくい。
だからいまの日本では、「私は韓国に良いイメージは持っていないけど、国と国はいいんじゃないの?」という人がたくさんいるのだと思う。
この点、韓国人の反応は分かりやすい。
日本への好感度が上がっているから、現在の韓日関係について「悪い」と考える韓国人は10.8ポイント減っている。
でも、分かりにくいところもある。
国が8月14日を「慰安婦の日」にしたりするなど、反日感情は相変わらずなのに、なんで日本への好感度は高くなっているのか?
両国の関係を改善するためには、そのジャマとなものを取りのぞく必要がある。
今回の調査では、日韓の間で解決すべき問題として次のものが挙げられた。
1位:竹島(韓国では独島)問題(韓国82.1%、日本38.7%)
2位:歴史認識および教育問題(韓国78.1%、日本54.7%)
3位:慰安婦問題(韓国73.5%、日本42.2%)
領土や歴史問題では、韓国人のほうが関心が高い。
ええ、知ってましたとも。
いまの日本には、韓国を好きな人と嫌いな人がいるけど、それはそれぞれ国民の一部でしかない。
一番多いのは「韓国?よく分からないし、気にしない」という無関心な人たちだ。
少なくともボクの周りでは、好韓でも嫌韓でもなく、無韓の人がもっとも多い。
「TWICE・防弾少年団・竹島問題・慰安婦問題について、名前は聞いたことがあるけどよく分からない。それぞれを説明するとか無理」
ボクの知人はほとんどがこんな感じ。
でも、いまの日本で多いのはこんな人たちだろう。
ここ数年、韓国についてのブログ記事を書いていて、日韓の”熱の違い”をよく感じる。
韓国人は熱いけど、日本人は冷めている。
韓国人は日本について知りたがるけど、日本人は韓国を知ろうとしない。
ハッキリ言えば、日本人は韓国にあまり関心がないのだ。
そんな日韓の温度差が、今回の調査結果に表れてたのだと思う。
くわしいことはこの記事をどうぞ。
たしかに日本人と韓国人では、領土や歴史問題への関心や熱意が違う。
韓国人は熱いけど、日本人は冷めている。
例えば、日本にはこんな大学生はいない。
「自転車で米国を横断しながら「独島は韓国の領土」を叫ぶ大学生」
「慰安婦被害を知らせるために自転車で米国を横断した二人の青年」
韓国では、全国紙の新聞がこういう大学生を記事にして国民に伝えている。
日本には、そんなことをする大学生もメディアもない。
竹島問題や慰安婦問題で、日本人は韓国人のような熱を持っていない。
政治問題で熱くなる韓国とは距離をおきたい人が多いから、いまの日本では韓国への好感度は下がっているのだろう。
上のことについては、この記事をご覧あれ。
こちらの記事もいかがですか?
日本への対抗意識!韓国人が世界の歌姫アリアナ/ケイティに激怒。
一線を超えた韓国:文大統領の「徴用工に個人請求権」に日本が猛反発。
日韓歴史戦:日本の強みは、韓国の間違いを指摘して事実を示すこと。
コメントを残す