日本の“韓国併合”は不法か合法か?世界の意見を聞いてみよう。

 

韓国の仁川空港に着いて、バスに乗って市内まで行く。
宿の近くのバス停で降りたときの衝撃をいまでも忘れない。
そのバス停「景福宮駅」にはこう書いてあったから。

 

このときは2010年で、1910年の日韓併合からちょうど100年という記念の年。
だからこれを見て、「やばくね?韓国っていま、反日ムードが高くね?」とビビったのだけど、結果から言うと何も起こらなかった。

それにしても韓国はどれだけ「強制」が好きなのか。
併合を「強制併合」、徴用を「強制徴用」、慰安婦は「強制連行された」という具合に、韓国は日本の残酷性や加害性を強調する表現をよく使う。
でも実際にはそんな事実は確認されていないのだから、この表現は個人の「好き嫌い」の問題になる。

 

まあそれはいいとして、きのう紹介した中央日報のコラム(2019年04月08日)に気になる一文があった。

日本の不法植民支配は厳然たる事実であり、堂々と直視しなければいけない。

まだ日本は敵なのか=韓国

 

韓国さんにはこんな悪いクセがある。
たしかな根拠がなくても事実が成立して、それが前提になってしまうのだ。
先ほどの「慰安婦の強制連行」もそう。日本軍が朝鮮人女性を強制連行したという根拠はないのに、韓国社会ではそれが事実になっている。
そしてそれが当然の前提になっているから、「じゃあ、その根拠はなに?」と誰かが水をさすとメチャクチャ怒られる。
上のコラムでも、日本の統治は「不法」で、目を背けてはいけない事実と書いてある。
でも「不法」の根拠はまったく書いてない。
客観的な根拠がなくても、強い感情があれば事実になってしまう。それでそれを前提に話を進めるから、韓国の歴史論争にはついていけなくなる。

韓国はよく日本の統治は「不法(違法)だった」と言うけど、それは本当に本当だろうか?

 

 

結論から言うと、それはイエスでありノーだ。
日本統治は不法である、というのは韓国社会では正しい。でも、日本や国際社会ではちがうから。

そのことが産経新聞の記事(2001年11月27日)にある。

英の学者ら「日韓併合不法論」支持せず 韓国主張崩れる

内容を説明する必要もないほど、簡潔で明確で残酷なタイトルだ。
「韓日強制併合は不法だ」という韓国側の主張は世界の専門家によって否定されてしまった。
ということでこの記事を終えます。
…となってもいいのだけど、もう少しくわしく見ていこうず。

アメリカのハーバード大学で開かれた国際学術会議で、国際法の専門家である英ケンブリッジ大学のクロフォード教授らはこう見解を述べた。

「自分で生きていけない国について周辺の国が国際的秩序の観点からその国を取り込むということは当時よくあったことで、日韓併合条約は国際法上は不法なものではなかった」

これはもう“いじめ”では?

韓国側が日本統治を「不法」とする大きな根拠に「強制(性)」がある。
「あれは日本によって強制的にされたものだから、国際法に反する」という主張なのだけど、それについても専門家に一蹴された。

「強制されたから不法という議論は第一次世界大戦(1914~18年)以降のもので当時としては問題になるものではない」

現在の感覚や常識、法で過去を裁くというのも韓国さんの悪いクセで、いまでも本当によくこれをやる。
歴史問題で韓国側の主張を見たら、「当時としては問題になるものなのか?」という視点で考えてほしい。

ほかにも韓国側は日韓併合不法論の根拠に、「あの条約には国王の署名がなかった!」とよく主張する。
専門家的にこれはどうなのか?
まず日本の原田教授が日韓保護条約(1905年)についての「日省録」や 「承政院日記」といった韓国側の資料をくわしく分析したところ、「高宗皇帝は条約に賛成し、批判的だった大臣たちの意見を却下していた」という事実を明らかにした。
さらにイギリスの学者などから、「併合条約に国王の署名や批准がなかったことについても、国際法上必ずしも必要なものではない」とする見解が原田教授の後押しをする。
これで韓国撃沈。

 

とにかくこんな感じで、1910年の日韓併合条約は「不法だった」と主張する韓国に対して、世界の専門家は「合法だった」と結論づけている。
上の記事は、「国際舞台で不法論を確定させようとした韓国側のもくろみは失敗に終わったという」と身もふたもないことを書いている。

ちなみにこの学術会議はそれまでに2回おこなわれていて、今回が最終的な結論を出す場だった。
さらに言うと、これは「韓国政府傘下の国際交流財団が財政的に支援し韓国の学者の主導で準備された」ものだから、自分たちが用意した場で、自分たちの大事な主張が否定されたことになる。
自分が掘った落とし穴に自分が落ちてどうする?

 

1965年に日本と韓国が国交正常化交渉をしたときも、「合法・不法」の議論が激しくかわされた。
このときはその結論が出ず、「今や無効」というあいまいな表現で片付けてしまった。
大ざっぱな解決をすると、韓国はあとから都合のいい解釈をして、自分が優位な立場に立とうとする。これも悪いクセだ。

ということで、本日の結論。
「日本の不法植民支配は厳然たる事実であり、堂々と直視しなければいけない。」というのは韓国では正しい。でも、日本は認めていないし、世界の専門家も「日韓併合は合法だった」と否定している。
だから韓国のバス停でこんなことが書いてあっても、いまの日本人が引け目を感じる必要はない。

 

でも待ってほしい。
立場が逆で、もし日本が韓国に支配されていたら、いまの日本国民はきっと悔しいと思う。
だから「強制」という表現は大目に見てほしい。

 

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    今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。