いまの日韓関係は最低最悪で韓国メディアの表現を借りるなら、奈落でもがいている状態だ。
そんな状況を改善するための糸口を見出そうと、韓国の済州で「第14回済州フォーラム」が開かれた。
その席で日本の大学教授が「安倍政権が終われば日本もきっと変わる。だから日韓の交流を絶やしてはいけない」という、韓国がよろこびそうなことをおっしゃった。
そのことはこの記事をプリーズ。
今回の記事はこの続きのようなもの。
その済州フォーラムでは、「世界指導者セッション-アジア回復弾力的平和のために:協力と統合」というテーマの話し合いがおこなわれていた。
「アジア回復弾力的平和」という韓国表現がよくわからないのだけど、結局、結論はいつもの「日本は謝罪しろ」だった。
日本が韓国に頭を下げると、アジアが平和になる。
原因が結果につながっていないけど、こういう韓国理論はいままでに何度も見た。
この発想は韓国の大好物で手放すことができない。
ではこれから、時代が変わっても変わらない、いつもの韓国を見ていこう。
フォーラムに参加したハインツ・フィッシャー元オーストリア大統領は、ヨーロッパは二度の世界大戦を経験したがその悲劇を通じて、ドイツとフランスというかつての敵対国が協力し合うパートナーとなったと話す。
このへんでもうオチが見えてきましたね。
これを受けてマルコム・ターンブル前オーストラリア首相は、アジア各国も経済をはじめいろいろな分野で協力しないといけないと言う。
このあと韓国人の司会者から、「韓日中3カ国が調和するように力を合わせ、統合に向けて進んでいくことが本当に可能だと考えるか」という質問を受けて、鳩山由紀夫氏は日本の加害責任を強調する。
中央日報の記事(2019年05月31日)
鳩山氏は「現在の東アジア各国の葛藤を解消するためには、日本が歴史を真剣に見つめて謝罪する気持ちを表出することが重要だ」とし「相手国がこれ以上やらなくてもいいという時まで、心から繰り返し謝罪しなければならない」と話した。
<済州フォーラム>鳩山氏「日韓中葛藤、日本が真心込もった謝罪を繰り返せば解消できる」
「アジア回復弾力的平和のために:協力と統合」というテーマからどんな結論になるかと思ったら、いつもの韓国で終わってた。
自分の言いたいことを鳩山氏の口から言わせているに過ぎない。
「魚心あれば水心」というか適材適所というか、「日本に謝らせたい」という韓国のリクエストがあればそれに応えてくれる日本人がいる。
鳩山さんはきょねんも、日本は過去の過ちに対して謝罪の気持ちを持ち、韓国人が受け入れるまで謝るべきと言っていた。
韓国はずっと前からこんな気持ちを持ち続けているけど、日本政府はそういう謝罪抜きでアジアの平和を考えている。
最近はもう愛想をつかして、韓国抜きでアジアの平和を構築しようとしているようだけど。
ところで韓国のいう良心的日本人には、鳩山さんの次がいるのだろうか。
韓国メディアにはこの人以外の日本人が出てこない。
でも残念ながら、鳩山さんのような日本人は少なからずいる。
最近も、「日本人自身が加害の事実を認めようとしないからいつまでたってもアジアは平和にならない」というコメントが来て軽く絶望的になった。
ちなみに、それはこの記事に対して。
韓国人の女子大学生と靖国神社・遊就館へ。彼女の感想とショック
とにかくこのフォーラムを見て、表現を変えても韓国側の考え方や見方は変わらないということがよくわかった。
それにしても「世界指導者」に鳩山由紀夫氏を選ぶとか、韓国のギャグセンスには目を見張るものがある。
おまけ
韓国はよく日本に謝罪を求めるのだけど、それを求められる側になるとこんなことを言う。
「どんなに謝ったとしても、彼らは受け入れる姿勢を持たないのだろう」
「世界の大国による態度とはとうてい思えない」
これは中国に対して言ったことだけど、こういう自由で天真爛漫な韓国は少しうらやましいと思う。
そのことはこの記事を。
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