少しまえ、ドイツ人と話をしていたときに、「日本・韓国・中国のなかで、日本と韓国の違いがよくわからない。中国が違うというのはわかるけど」と言われた。
日本人のボクとしては三日三晩、その違いを説明してやりたいところだったけど、ヨーロッパにはそんな人は多いと思う。
日本人だって、ドイツとオーストリアの違いを聞かれて正確に説明できる人は何%いるのやら。
でも日本と韓国は似て非なる国だ。
食文化を見れば一目瞭然で、日本には犬肉を食べる習慣がない。
韓国で国際的なイベントが開かれると、よく犬肉食が世界の話題になる。
2002年に韓国でサッカーワールドカップが開催されることがきまったときには、FIFAが韓国政府に「犬肉を追放してほしい」と求めてきた。
でもこれは韓国の食文化の一部だから、FIFAの副会長でもあったチョン氏がこれを拒否。
2018年の平昌オリンピックのときも、多くの欧米メディアが韓国の犬肉食を取り上げていた。
韓国の犬食文化について、くわしいことはこちらをどうぞ。
韓国だけでも数百万頭の食肉専用に改良された犬種であるヌロンイが、牛や豚と同様の酪農家によって飼育されており、屠殺方法も電気ショックによるシステマチックな方法によるとされ、
日本だったら、こんな報道は起こりえない。
だから犬食文化というのは、日本と韓国の大きな違いのひとつだ。
ここでボクの立場を言わせてもらうと、韓国の犬肉食そのものについては賛成も反対もない。韓国人が国内で何を食べても、それは彼らの自由で外国人に決定権はないから。
日本もクジラを食べることでよく欧米から非難されるけど、よけいなお世話だ。
犬肉でもクジラ肉でもそれを嫌う権利はあるけど、価値観の押し付けは別問題。
だから韓国人が犬を食べることはいいのだけど、食べ方がひどすぎてドン引きすることが多々ある。
きょねん2018年には、隣の家の飼い犬を殺してさばき、近所の人を呼んで「犬肉パーティー」をした男がいた。
しかも、飼い犬の肉というのは秘密にしたまま、飼い主も招いたという鬼畜。
そのことはこの記事をどうぞ。
そしてことし2019年、銀河の歴史が、また1ページ・・・。
朝鮮日報の記事(2019/06/)
女子大キャンパス内で飼育された犬、飼い主の酒のつまみに/水原
このタイトルを見ただけで、目をつぶって首を2、3回振りたくなる。
昨年12月ごろ、清掃業者の従業員が黒毛の子犬を女子大学に連れてきて、キャンパスの中で飼いはじめた。
なんでこの時点でだれも突っ込まないのか。
「カムスニ」という名前が付けられたこの子犬は女子学生のアイドル的存在になって、とてもかわいがられたという。
でも突然、カムスニの姿が消えた。
心配になった学生たちは大学側に捜索を求め、大学側が清掃業者にきいたところ、「カムスニは別の場所に引き取られた」と説明を受ける。
「カムスニは遠くに行ってしまったのか」と女子学生は残念がっていたと思うけど、記事によると、実際には遠くに逝ってしまったのだった。
実は清掃業者の従業員は5月11日にカムスニを犬の食肉処理場で殺し、肉を知人らと酒のつまみとして食べていた。
事実はカムスニの行方を探していた学生らが清掃会社の従業員らを追及して判明した。
日本人よ、これが韓国劇場だ。
清掃業者の従業員が大学内で犬を飼いはじめて、学生たちがなついたころに、知人友人と酒のつまみにして食べてしまう。
スタートからエンディングまで、日本人のボクには何もかも理解できない。
学生や大学職員はこれに激怒して、いまは警察に告発する騒動に発展しているという。
でも警察がこの従業員を処罰できるかは微妙だ。
韓国では捨て犬を勝手に殺すことは違法だけど、飼い主が飼い犬を殺すことは違法ではないから。
まあ韓国のことだから、好きにすればいい。
この清掃業者には1ミリも共感できないけど、0.1ミリ同情するとしたら、大きくなったカムスニを見て「怖い」という苦情があったことだ。
苦情があればそれに対応するのはわかるけど、なんでその解決策が「食肉処理場で殺し、肉を知人らと酒のつまみとして食べていた」になるのか。
でも、韓国人のおっさんらしいストレートな発想ではある。
このニュースに日本のネットでは、改めて彼我の違いを感じた人が続出。
・これは日本でもよくあるよな
・ねーよw
・当初からその目的で清掃員が自分の食費を削って餌を与えて、肉質の調整や出荷時期を検討していた証拠があれば無罪だろ
・犬って見るとそんなに食べたくなるもんなのか??
・>犬の食肉処理場
こんなとこがある事自体が信じられない
・大学が、飼育施設だったのか
広いもんな
日本と欧米では「嫌韓」の理由がちがっていて、日本では犬肉食は韓国の文化と認められているから、これが理由で韓国を嫌いになる人は少ない。
日本人が韓国を嫌いになる原因のほとんどは歴史認識の問題だ。
日本でもむかしは犬肉を食べる習慣があったけど、将軍・徳川綱吉がそれを変えてくれた。
そのことはこの記事をどうぞ。
日本人の食文化:江戸は犬肉を、明治はカエル入りカレーを食べていた
さて、「日本と韓国の違いがよくわからない」と言いやがったドイツ人だけど、犬食文化の有無を指摘をしたら、「たしかにそれはある」と納得した様子。
食文化の違いはわかりやすいから。
韓国は世界で自国のブランドイメージを高めようと国際的なイベントを開いているけど、そうすると韓国のダークサイドにも注目が集まってしまう。
それでいまヨーロッパでも韓国の犬食文化はけっこう知られているという。
日本は数百年前に抜け出して本当によかった。
こちらの記事もいかがですか?
イギリス人が韓国の犬食、日本のイルカ/クジラ食に反対する理由とは?
犬喰いの食習慣の有無をもって日本と韓国の違いを欧米人に説明するのは、ちょっと韓国に対して気の気の毒な気もしますが・・。まあでも、最近の韓国からの日本に対する酷い攻撃を思えば、この程度は反撃として許されるだろうとも思うな。全ては彼ら自身のせいだから、仕方ないね。
まあ、わかりやすさ重視で。
言葉や性格のことを言ってもヨーロッパ人にはわかりづらいでしょうし。
それと犬肉食ですが、20代の韓国人の女の子は毛嫌いしてましたけど、50代のおじさんは文化と堂々と言ってました。
犬を食べることについての見方は人それぞれですね。