今晩のメニューはきまりましたか?おくさん。
もしまだならカレーにしよう。
きょう1月22日は「カレーの日」だから。
この日が制定されたのは1982年、いまから38年前。
全国学校栄養士協議会が学校給食メニューとして、カレーを呼びかけたことにちなんでいる。
ということで今回はインド人とバングラデシュ人から聞いたカレーの話、日本のカレーとは何がどう違うのかということを書いていきます。
上のカレーは日本のインドカレー店のカレーだけど、これもインド人に言わせるとインドとは違う。
日本のインドカレーではナンがセットになっているけど、インド人はナンよりもチャパティをよく食べる。
それにインドのナンはこんなに大きくないし甘くもない。
これは日本人の好みに合わせて作った「なんちゃってナン」だ。
話を聞いたインド人もバングラデシュ人も日本のカレーは母国とぜんぜん違うけど、おいしいし好きだとは言っていた。
彼らにとっての最大の違いは、日本のカレーではカレー粉が使われていること。
インドとバングラデシュのカレーにはそんな魔法(または邪道)の粉はなくて、いろんなスパイスを組み合わせて作る。
作る人によってスパイスの種類や量の組み合わせが違うから味も千差万別。
ネットを見ると基本的なスパイスとしてターメリック、コリアンダー、レッドチリ、クミン、パプリカがあるらしい。
この点、カレー粉頼みの日本のカレーはバラエティーの豊かさでは負けるかも。
日本のカレーはインドではなくてイギリス由来だから、インドカレーとは根本的に違う。
カレー粉を開発したのもイギリス人で、それが日本へ伝わった。
インドカレーでカレー粉に近いものを聞いたら、インド人とバングラデシュ人は「ガラムマサラ」というスパイスを挙げる。
これはシナモン、クローブ、ナツメグにカルダモンや胡椒などを加えて作るミックススパイスのこと。
といっても決まりはないから、作る人やタイミングによって組み合わせも変わってくる。
ヱスビー食品のホームページの説明では、カレー粉とガラムマサラの決定的な違いは「ターメリック」というスパイスを使っているかどうかにある。
カレー粉にはターメリックを使うけど、ガラムマサラでは使用しない。
それでこんな違いが生まれるのだ。
「カレー粉」 が香り・色・辛みのバランスのとれたミックススパイスであるのに対して、「ガラムマサラ」 は、香りづけや辛みづけに活躍するミックススパイスなのです。
こんど時間があるときには、スパイスからカレーを作ってみよう。
その組み合わせの工夫がインドカレーだ。
インド人にとって、ではなくてヒンドゥー教徒にとって聖なる川ガンガー。
ここでよく沐浴をしている。
大体の外国人は「汚い」といってしないけど、日本人旅行者はここでよく沐浴をする。
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日印カレー料理の違いについて記述する前に、まず、インドには「カレー」という名前の料理は原則として存在しないことを明らかにしておく必要があるのでは? 日本への伝来は英国からですから、元々の名称も英語でcurryです。が、インド人にしてみれば、「カレー」という単語は日本人をはじめとする外国人とコミュニケーションする際に使用するための単語であって(おそらく「炊いた日本米と一緒に食べるインド的味付けのシチュー状の料理」くらいの意味なのでは?)、彼ら同志の間では決して「カレー」なんて言わないんじゃないだろうか。
もしチャンスがあったら聞いておいてください。
わかりました。
今度あったとき、忘れなかったら聞いてみますね。