在日外国人に日本の良さを聞くと、「安全」をあげる人が多い。
住民が平和ボケ(peace idiot)になるほど、日本の治安の良さは世界トップクラスで、日本より安全なところを地上で探すのはむずかしい。
きょねんの夏に旅行で東ヨーロッパから日本へ来たリトアニア人は、カフェでノートパソコンが置かれたままの無人のテーブルを見て、一瞬、状況が理解できなかったという。
日本で住んでいるリトアニア人から「所有者はトイレに行っているんだろう」と聞いて、その無防備さに驚くと同時に、日本の安全が世界最高と言われる理由がわかった。
その人がヨーロッパを旅行した経験からいえば、リトアニアの治安はイタリアやスペインよりはいいし、フランスやドイツの都市部よりは安全だ。
そんなリトアニアでも、ノートパソコンを“置きっぱ”にしてトイレに行く不注意な人間はいない。
インド人とケンタッキーへ行ったときも、バッグで関取をしているの見て、じゃなかった席取りをしているのを見て彼はその状況が理解できなかった。
インドだったらこれで盗まれない理由が分からない。
タイ人、アメリカ人、ドイツ人、インド人、ベトナム人、トルコ人などいろんな外国人に話を聞いてその情報を積み上げた結果、ボクの中では、治安の良し悪しを判断するための目安として「カフェでスマホやノートパソコンを置いたままトイレに行けるか?」という基準が確立した。
盗難や殺人事件の発生率を知っても実感が湧いてこないけど、これなら日常生活で見るから分かりやすい。
話を聞いた外国人の中で、「ウチの国でもスマホの置きっぱなしはある」と言う人は一人もいなかった。
こんなことからも、日本の治安の良さは世界最高レベルということが分かる。
でも、最近のニュースを見ていると、こういう日本はどんどん遠くなっていると思う。
きょねん東京や名古屋でスマートフォンの操作に夢中になっている間に、下に置いてあったバッグを盗まれるといった事件が多発した。
くわしいことはこの記事を。
本人がいても盗られる場合があるのだから、いまの日本でスマホやパソコンの“置きっぱ”なんてかなりのチャレンジだ。
でも、アメリカとかいう世紀末に比べれば日本はまだまだ安全。
CNNニュース(2020.01.02)
スタバで仕事中にパソコン盗難、犯人を追いかけ死亡 米男性
次回この不幸な事件から、日本人が海外旅行で気を付けたほうがいいことを書いていきます。
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