【永遠の二等国】防衛白書で日本が韓国を「冷遇」したワケ

 

2020年版・日本の防衛白書が公開された。
これを見れば防衛省や自衛隊の活動、さらには国際情勢に対する認識なんかが分かる。

防衛白書の「国の防衛には、何よりも国民の理解と積極的な支持、協力が不可欠である」という部分はいいとして、「われわれへの配慮が足りない!」と隣国さんは不満そうだ。

中央日報の記事(2020.07.14)

韓国に関する記述で昨年には「防衛省・自衛隊としては韓国との間に幅広い分野での防衛協力を進めるとともに、連携の基盤の確立に努める」と関係改善への意志を強調したが、

日本防衛白書、韓国に関する「幅広い分野での協力」記述削除

 

意志を強調した(と韓国は理解した)けど、ことしは韓国との「幅広い分野での協力」がばっさりカットされていたことが判明。
記事によると、日韓は「北朝鮮の核・ミサイル問題などに直面している」と共通の課題をかかえていると触れただけ。
それに対して日米同盟は重視されていて、日本・アメリカの協力関係についての説明はあった。

韓国的には、日本のこの認識には納得がいかないらしい。
聯合ニュースも不満そうに報じている。(2020.07.14)

20年版防衛白書 韓国を冷遇=「幅広い協力」削除

 

でも、「冷遇」されるにはワケがある。
防衛白書には、日韓の防衛協力・交流に影響を及ぼしている例として、2018年の自衛隊旗(旭日旗)の問題と同じ18年のレーダー照射問題を挙げている。
原因は他にもあるから、くわしいことは白書をご覧あれ。

これはどちらも韓国側に問題がある。
2018年に韓国が国際観艦式をおこなうことになって、海上自衛隊も式典に招待された。
日本の法律によって海上自衛隊の艦船は旭日旗を掲げることになっているけど、韓国でそれは「戦犯旗」として忌み嫌われているから、旭日旗を下すよう日本に要求する。
でも、いくら隣国への配慮とはいえ、自衛隊が「法律違反」をするのは無理だから、日本はそれを受け入れなかった。
旭日旗を掲げて式典に参加しようとすると、韓国の与党議員はこう言い放つ。

「非常識をもちろん、一抹の良心さえも見られない日本の傍若無人にあきれる」
「日本が旭日旗を誇っているのは、日本が永遠に二等国家にとどまるしかない理由でないかと思う」

くわしいことはこの記事をどうぞ。

前「日本は永遠の二等国」→今「韓国の国民感情を尊重しろ」

 

でも韓国の国防部長官はこのとき、旭日旗掲揚について「国際慣例に従うほかない事案」と言っている。好き嫌いの感情は別として、国際社会のルールは守らないといけない。

翌年に中国が観艦式を行ったとき、中国側は自衛隊の旭日旗を問題視しないで、掲揚したままでの参加を認めた。

【旭日旗】米国・中国・英国・台湾OK、韓国だけはNG

 

在日米軍では旭日旗のデザインを友好のシンボルにしている。

 

これが2年前の韓国の全国紙・中央日報の紙面。

 

自民党の政治家が公の場で韓国を「永遠の二等国」と呼んだら大問題になるけど、このぐらいなら韓国ではスルー。
むしろ、「韓国国民の感情を考察せよ」と要求する。

日本でも韓国に同調する勢力があって、自衛隊に「柔軟な対応」を求める声もあった。韓国の言動は黙認して、ほぼ日本だけを問題視する人たちの語る「日韓関係の改善」には説得力がない。
おかしいことはおかしいと言うべき。

自衛隊出身で外務副大臣だった佐藤正久氏はこう言った。

でもこんな韓国批判をすると、「ネトウヨ」と非難されるから頭痛が止まらない。

 

国際法・国内法に基づいて行動しようとしたら、韓国の国会議員から「傍若無人にあきれる」「永遠の二等国」と言われた。
さらには、韓国国民の感情に配慮しなかったと非難される。
これは2年前のことだから、関係者はいまでもはらわたが煮えくり返る思いだろう。

これが今回の防衛白書で日本が韓国を「冷遇」した理由のひとつ。
むしろなんで「厚遇」されると思ったのか。
長くなったので、もう一つは次回に書きます。

 

おまけ

韓国と同じく日本統治を受けた台湾では、日本や旭日旗に対する見方がまるで違う。
これは台南市にある、日本軍の軍人を神として祀る廟(日本なら神社)。
これが縁となって台南市は、杉浦少尉の出身地・水戸市と友好関係を築いている。

 

こちらの記事もいかがですか?

【顔が災難なのか】支援金で整形手術を受ける韓国人に賛否

「世界ベストツーリスト」の日本人が、外国でしてはいけないこと。

韓国人と中国人が驚いた日本人のマナーの良さ。これは大切にしよう。

外国人の「日本人あるある」。またかよ!と思わせる5つの質

 

コメントを残す

ABOUTこの記事をかいた人

アバター

今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。