太陽をかたどった旭日旗のデザイン。
太陽は人類共通の財産だから、下の北マケドニアの国旗にように太陽が光を放す様子は、海外でもいろんなシンボルとして採用されている。
旭日旗は戦前・戦中の日本軍が使っていたけれど、このデザインは漁船の大漁旗や出産、節句のお祝いなど昔から日常生活で使われてきた日本文化のひとつでもある。
くわしいことは外務省ホームページの「日本文化としての旭日旗」をどうぞ。
日本では他にも海上自衛隊が旭日旗を使っていて、太平洋戦争で日本と戦っていたアメリカでは、在日米軍がこのように日米友好のシンボルにしている。
かつての敵は友となった…、という北斗の拳的な。
第14戦闘飛行隊 (アメリカ空軍)で使われたヘルメット。
航空自衛隊でもここまではしない。
アメリカと同じく第二次世界大戦中、日本と戦った中国も政府レベルでは旭日旗にケチをつけない。
韓国が観艦式を行ったときは、旭日旗の掲揚を理由に海上自衛隊の参加を認めなかったけど、中国がおこなった観艦式では旭日旗を掲げた自衛隊の艦船がこころよく迎え入れられた。
この艦船は大人気だったと中国メディアが報じたという。
日経ビジネス電子版の記事（2019年6月13日）
トップクラスの人気で、5000人を超える列ができ、自衛官の皆さんは笑顔で市民との記念撮影に応じていたと報道されている。
旭日旗を掲げた護衛艦を“歓待”した中国
でも韓国は違う。
韓国社会でこれは軍国主義の象徴と憎まれていて、一般に「戦犯旗」と呼ばれタブー視されている。
旭日旗のデザインは世界的には問題視されていないから、各国のサッカークラブがたまにこの放射状のデザインを使うことがある。
最近ではイギリスのサッカープレミアリーグ（EPL）に所属するリバプールやマンチェスター・ユナイテッドが旭日旗を使用して韓国側を怒らせた。
それで反日活動家で大学教授でもある徐敬徳（ソ・ギョンドク）氏がEPLの20のクラブに、旭日旗はナチス＝ドイツのハーケンクロイツと同じ意味で「戦犯旗」であるとメールで伝えた。
中央日報の記事（2020.06.12）
徐敬徳教授、ＥＰＬ全球団にメール「旭日旗を使用するな」
＊この徐教授というのはなかなかのくせ者で、言うことをそのまま信用できないところがある。
2012年には日本の主要大学40校に従軍慰安婦問題に対する謝罪を求めるポスターを1万枚掲示したと韓国のマスコミに報告したけど、日本のマスコミが確認したらこんなオチ。
単純計算で1大学あたり250枚あるはずだが、大学担当者らによると何も見つかってないので、これは徐の捏造か虚言妄想だという結論と報道された。
上の記事で徐教授は、「世界サッカーファンの注目が集まるＥＰＬでこのように旭日旗が繰り返し登場する」と嘆くけれど、それは海外では旭日旗が問題にされていないということの表れ、韓国とその他世界との認識の差でもある。
徐教授のような人たちは自分たちを標準と考えているけど実は例外。
それは在日米軍や中国の対応を見れば明らかで、国際オリンピック委員会(IOC)でさえこの旗を認めている。
韓国の新聞ハンギョレの記事（2020/3/6）
東京五輪での応援の際に旭日旗の使用を容認した日本政府と国際オリンピック委員会(IOC)を批判する展示会が光州(クァンジュ)で開かれている。
「旭日旗は戦犯旗であり大量虐殺の象徴の旗」
まあ個人的には、オリンピック競技で応援の旗を振るなら日の丸だけど。
もし旭日旗を「軍国主義の象徴」「大量虐殺の象徴」として文句を言えるところがあるとしたら、それは韓国と同じく日本による統治をうけた台湾だ。
でも台湾では米国・中国・英国・IOCと同じく、旭日旗が使われても「戦犯旗だっ！」と大きな問題になることはない。
たとえばこの大学ではホームページのデザインに採用している。
このホームページは15年以上ずっとこのまま。
批判があったとしても、それは無視できる例外的少数で一般の台湾人は気にしない。
きのうの記事でも紹介したけど、台湾では日本軍の軍人が神として祀られるケースさえあるのだ。
くわしくはHsu Hsuさんの「木村将軍」を。
でも、徐教授などによる「戦犯旗追放キャンペーン」が一部で成功しているのも事実で、世界に誤解が広がっていることも否定できない。
日本人としてはとりあえず視野を広く持って、旭日旗や日本統治に対するいろんな国や地域の見方を知り、旭日旗については日本文化のひとつであることを理解しておこう。
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彼女たちに暴力をふるったり名誉棄損していたのは同国人です。 なのに日本を訴えるの？
考え方自体がやっぱり違うんだなぁと思ったところです。
さて現金化されたお金は本当に彼女たちに全額支払われるのだろうか？ わかったもんじゃないですね～。
おそらく支援団体や弁護団がほとんどをふんだくるんでしょうね。
「受け入れられない」一点張りの日本です。 何にも手段考えていないんだろうな～って気がしてきました。
大丈夫なんだろうか？
日本としては「約束をちゃんと守ってほしい」としか言えないですね。
まあ現金化されたときを想定して、それなりの対応を練っていますけど。
関係のさらなる悪化は避けられそうにありません。