前日の天気予報によると寒気や低気圧の影響で1月24日、東京の中心部では大雪が降って積雪が予想されるという。
それで気象庁は交通の乱れなどに注意を呼びかけた。
そしてこれが当日のNHKニュース(2021年1月24日)
予想より上空の気温が下がらなかったことなどから、東京の都心では、積雪のおそれはなくなったということです。
関東甲信山沿い中心に雪 交通影響注意 都心積雪おそれなくなる
この展開にネットの反応は?
・脅しておかないとパリピが遊び呆けるでしょ
これでいいのよ
・またか
・謝罪と賠償を
・スーパーコンピューター(笑)
ビッグデータ(笑)
・よかったじゃん
積もったら大騒ぎでしょ?w
コロナの感染が広がるいまだから、これは不要不急の外出をさせないための気象庁&都庁の「策」だったという意見もチラホラある。
でもこういう「ふるふる詐欺」は前からあって、こんなんが何度もつづくと、そのうち警報が出ても「はいはい、大雪大雪」とまったく信用されなくなってしまう。
イソップ物語から、そんな現象は「オオカミ少年効果」といわれる。
だがしかし、やっぱり警報は大事だ。
約300人の死者、被害総額3000億円以上という記録的な被害を出した1982年の長崎大水害では、その年に大雨洪水警報が何度も出されたにもかかわらず、結局は大したことはなかったため、住民が警報を信じなくなり、感覚が“マヒ”してしまったことが大惨事につながったと指摘されている。
だから自然災害の警報に接したら、「ふるふる詐欺」と「オオカミ少年効果」の2つの可能性を考えて自分の行動をきめないといけない。
まぁ経験則からいうと、楽な方へ流れてしまいがちだけど。
長崎大水害では2m以上の高さにまで水が達した。
これまで日本にいるいろんな外国人と付き合ってきた経験から言わせてもらうと、「結局、“くるくる詐欺”だったじゃん!」と不満を言う外国人がよくいる。
たとえばニュージーランド人が日本人の友人から前日、「あした台風がくるから気を付けなよ」と言われて、テレビの天気予報でも「大型の台風が接近中で、あしたは外出をひかえるように~」と警告しているから、それを信じて遊ぶ約束をキャンセルした。
それで迎えた翌日の天気は、ニュージーランド人的には「すこし風の強い日」で問題なく遊びに行くことができた。
それでせっかくの休日をムダにしてしまった。
そんな経験を何度かした彼は、日本の警報は日本人向けのもので、自分には関係ないと判断するようになったという。
これと同じ不満を言うタイ人やイギリス人もいたから、日本で出される警告を「過剰反応」と考えて無視する外国人はたくさんいると思われ。
それと、「突然スマホから鳴り響く、あの警報音がやたら恐ろしくてビックリする」という文句も何度か聞いたことがある。
あの音には日本人でも怒る人はいるが。
朝4時に警報音でたたき起こされて、腹が立ってそのあと眠ることができずに、寝不足のまま中学校へ行って英語を教えたというアメリカ人もいる。
上に出てきた外国人は「日本人は警戒しすぎ」と、オオカミ少年効果をすっかり学習してしまったから警報なんてもう無意味だろう。
でも、天災は忘れたころにやってきます。
でも外国人から話を聞くと地震に対しては、日本人の反応はこれと真逆。
過剰反応の反対で、理解不能なほど落ち着いているという。
先ほどのアメリカ人があるときアパートで寝ていると、真夜中に地震が起きたから飛び起きて、着のみ着のままアパートの外へでてみたら、通りに人影は自分しかない。
アニメならきっと、「ワオーン」と犬の鳴き声が響きわったる場面。
そんなことから彼は、「地震が起きたらどうしたらいいか?何を準備していればいいのか?」ということが気になって、翌日、同僚の日本人にきいてみた。
すると、「ネットで調べたほうが正確だ。でも、あれぐらいなら大したことないし、おまえも早く慣れろ」と日本への適用力を求められてしまった。
日本語学校に通うタイ人と香港人とインドネシア人も、地震のときの日本人の冷静さに驚嘆した。瞠目した。
授業中にいきなり教室が揺れだして、生徒の外国人はプチパニック状態におちいったのに、日本人の先生は「震度は2か3ってとこですね。これぐらいなら大丈夫です。避難する必要はありません」と言って、数分後に揺れが収まると、「それじゃ始めますよー」と授業は何事もなかったかのように再開された。
*ボクこのとき同じ市内にいたけど、「あ、揺れてる。でもいいか」でおわり。
授業が終わったあとにほかのクラスの外国人と話をすると、やっぱり日本人の先生だけは冷静沈着だったという。あわてて机の下にもぐろうとした生徒を見ると、先生は「それは大げさですよー」と笑う。
本人は生きるか死ぬか、だったらしいけれど。
「先生のあの落ち着きぶりは本当に不思議だった」というタイ人と香港人とインドネシア人も、そのあと「地震に動じない日本人」の姿を何度か目にしたことで、だんだんと地震への“耐性”がついてきた。
だからいまなら、あのときの先生の態度が理解できるという。
台風や洪水などの自然災害のなかで、日本人は地震については妙な自信があるらしい。
日本人にとっては「地面は、揺れる物」と言う認識なんだろうけど、外国の方にとっては正に驚天動地。
太陽がいきなり消えて無くなるのと同じように感じるのかもしれませんね。
>そんな経験を何度かした彼は、日本の警報は日本人向けのもので、自分には関係ないと判断するようになったという。
まあ、しょせんは確率の話ですからね。警報を重視するか軽視するかはその人次第。日本人であろうと外国人であろうと警報を無視したいのであればそうすればいい。いつか後悔することになっても、それは自己責任で。
>台風や洪水などの自然災害のなかで、日本人は地震については妙な自信があるらしい。
そりゃもちろんそうですよ。台風や洪水に比べて、地震災害の頻度は昔から圧倒的に多くあり、またそれを防止するために建築構造設計学と施工会社は世界に類例のないほど予算と人材をつぎ込んで今があるのおですから。専門家ではなくとも、大多数の国民はそのことを感覚的に知っているはずです。
そうですね。
そんな地震大国の日本で、世界最古の木造建築物があると知ると驚く外国人もいます。法隆寺です。
日本人は地震と付き合うしかありませんでしたから。
地震に関しては経験の差では?だいたい震度の予想もつくし
日本人だって砂嵐や竜巻に遭遇したら慌てるだろうけど、砂漠の住人やアメリカ人は落ち着いて対処するでしょう(たぶん)