このブログで何回か紹介している英語の必殺技、じゃなくてことわざがある。
「Better late than never」(遅くなっても、しないよりはいい)
必殺技でなくても、決めことばぐらいにはなりそう。
軍国主義や侵略の象徴と韓国側が主張する旭日旗について、2年前に日本政府がやっと本格的に言い返した。
外務省ホームページで、旭日旗は国際社会で広く受け入れられているという内容の説明を日本語や英語で載せることにした。
太陽をかたどっている旭日旗のデザインは、大漁旗や出産、節句の祝いなどで日本国内で広く使われている。
これはもはや日常生活でみられる日本文化のひとつ。
また1945年に制定された自衛隊法施行令により、自衛隊はこのデザインの旗を使うことが定められ、以来50年以上、国内外の様々な場面で掲げられてきた。
こんな事実をあげて、旭日旗は国際社会でも広く受け入れられていると日本政府は説明している。
くわしいことは日本文化としての旭日旗 をクリック。
でもこんなことをしたら、旭日旗を「戦犯旗」と呼ぶ韓国が怒り出すのは必然。
韓国外交部(外務省)はすぐにこんな声明をだした。
毎日新聞の記事(2019年5月27日)
「旭日旗が周辺国家に過去の軍国主義と帝国主義の象徴と認識されている点は日本側もよく知っていると考える。日本政府が謙虚な態度で歴史を直視する必要がある」
「『戦犯旗』を広報」と韓国メディア 旭日旗の日本側説明に反発
外務省としては、こうやって韓国側に反発されるのがイヤだったのだろうけど、正直、10年前にこれをやってほしかった。
でも、しないよりは100倍いい。
とはいえ、これは一体どのぐらい効果的なんだろうか?
外務省や政府のHPで英語で説明を載せたとして、どのぐらいの外国人がここにアクセスして旭日旗についての正しい理解が世界に広まるのか。
実際のところは、「ちゃんとやってますよ」という国内向けのアピールでは?
ハッキリ言って、これでは海外に対してほとんど効果がない。
と思ってました。
最近、イギリスにある企業がこんなロゴマークを使っていることがわかって、韓国社会が沸騰した。
企業の公式ツイッターアカウントのキャプチャー
「それは軍国主義を象徴するもので、アジア人に対する侮辱だ。すぐに削除しろ」
「ナチスのハーケンクロイツと同じだ。レストランで使っていいものじゃない。おまえは正気なのか?」
こんな非難のメールが殺到したけれど、この企業は屈しなかった。
「旭日旗の文様ははるか昔から使われてきたもの」
「韓国人らが2011年から突然、戦犯旗と呼び始めた」
こんな日本人からの応援メッセージの効果があったのかもしれない。
会社側は抗議を無視することなく、「Did you know facts」(この事実を知っていましたか?)というハッシュタグとともにこんな説明をした。
韓国メディア・中央日報の記事(2021.01.28)
「旭日旗(rising sun flag)は日本で出産や祝日など日常生活の様々な所で長い間使われてきた」とし「政治的表現でなく、軍国主義の象徴でもない」と釈明した。旭日旗の形状が自国の伝統模様の一つというこれまでの日本政府の立場をそのまま借用したとみられる。
旭日旗を使ったロンドン和食店「軍国主義と関係ない」…論議も無視
これを読む限り、まず間違いなくこのイギリス企業は日本政府の説明を見て、このデザインに問題がないことを確認している。
日本の動き出しは遅かったけれど、やっぱり意味はあった。
これからは早め早めの対応を期待したい。
こちらの記事もどうぞ。
https://twitter.com/m_uroko/status/860704860093661184?s=20
よく彼の国の人が例に上げる写真ですが、当時の海軍同士の会食なんですよね。
当然海軍旗を掲揚するのは当たり前な訳で。
当時のドイツ国の海軍旗にはハーケンクロイツが入っていたので、その点だけを
あげつらうのはまさにプロパガンダとしか言い様が無いですね。
軍旗と国旗の違いの分からない人にミスリードさせる悪質な手口と思います。
時代背景をごちゃ混ぜにして印象操作をするのは世界中でありますね。困ったことですが。
> 「旭日旗の文様ははるか昔から使われてきたもの」
> 「韓国人らが2011年から突然、戦犯旗と呼び始めた」
これに、もう1つの事実を付け加えたいですね。
「韓国人だって、2011年までは、旭日旗が掲げられても平気で誰も問題にしなかった。」
その証拠の写真や記事は多数あります。あたかも太平洋戦争時点からアジア各国で一貫して旭日旗が非難されてきたような主張を国際社会へ向けてするのは、即刻やめなさい。日本政府はもっと強く反論してほしい。
自衛隊に勤務して危険な領域で日本国民の安全を守っている人は、私の知人にもいます。