「日本には二度と負けない!」というそれまでの反日強硬姿勢を一変し、ことし1月の演説で、韓国の文大統領は韓日関係について「未来志向的な発展のために努力を継続していく」と強調し関係改善の意欲を示した。
さらに3月には、「過去の問題は過去の問題として解決していきながら、未来志向的な発展により力を入れなければなりません」と日本との友好をアピールして、「易地思之」と相手の立場になって考えることの重要性を訴える。
そして4月、そんな発言をぶち壊すようなことを韓国外交部(外務省)がしやがりました。
国会や公共機関に配布したパンフレットで、中国については、
「古代から中国は天子の国、すなわち天朝と呼ばれた」
「現世的な特性が強い中国人は世界最高水準の雄壮で華やかな皇帝文化を作った」
「56の多民族で構成された中国文化は世界で由来を見つけられないほどの文化的多様性と外来文化に対する包容性を持つに至った」
と称賛の連続。
一方、日本については日本人の本音と建前にふれてこう書く。
「このような背景を理解できない外国人は日本人が陰険で信じられない民族だと誤解する場合がある」
具体的に何のことかわからんが、「誤解する場合がある」と断りをいれつつも、日本人を「陰険で信じられない民族」と表現するのはアウトだろう。
幸い今回の件では自浄作用がはたらいて、韓国の野党議員が「外交部の屈辱的かつ無能な外交の素顔が如実にあらわれた」とあきれて文大統領の対日外交をこう批判。
「中国には露骨に事大しながら、日本に対しては実益のない感情だけを表することが文在寅(ムン・ジェイン)政権の外交戦略なのか」
「文在寅政府は中国の歴史・文化わい曲には顔色を伺いながら、一方で日本とは歴史問題の解決ができないまま未来志向的な韓日関係も構築することができずにいる」
詳細は中央日報日本語版の記事にある。(2021.04.01)
韓国外交部パンフレットに「中国、外来文化に包容…日本、陰険で信じられない民族と誤解される場合ある」
「未来志向的な発展のために努力を継続していく」と明言したにもかかわらず、具体的には何もしていない。
「易地思之」(相手の立場になって考える)と言って中国はべたホメにする一方、日本には「実益のない感情だけを表する」。
文大統領のことばは建前で、こっちが本音なのでは?
そういえば、スポーツを通してアジアの友好を深めるアジア大会が韓国で行われたとき、開会式で入場してきた日本選手団を、韓国のテレビ局は「周辺国と深刻な問題がある国」とテロップを入れて放映したっけ。
陰険で信じられないのは一体どっちだ。
日本の外務省が韓国人について、こんな民族だと表現したパンフレットを国会や国内の公共機関に配布したら、「韓国人への蔑視・差別だ!」と大騒ぎになるのは必至。
「と誤解される場合ある」なんて取ってつけたような言い訳は通用しない。
すこしは隣国の立場に立って考えてほしい。
こちらの記事もどうぞ。
日本の新聞が文大統領に「”反日”体質・歴史のわい曲」と批判。
わははははは。
個人のブログへのコメント程度だったらまだしも、外務省が公共機関等へ配布しているパンフレットに書いたフレーズですからねぇ。
これで外交青書や防衛白書に噛みつくのだからな。
ワシら日本人を「日本人は陰険で信じられない民族」だと?
일본은 음흉한 민족 맞아. 원폭 100번 맞고 지구에서 멸종해도 관계 없어요~!