メダルとプライドをかけて、東京五輪に乗り込んできたサッカー韓国代表。
直前に行われたグループリーグではホンジュラス相手に「6ー0」という圧倒的な勝利を収めていただけに、この異次元の敗戦に国民は衝撃的とか、そんなアマイ言葉じゃ言い表せないショックを受けたらしい。
Football ZONE webの記事(7/31)
「横浜の恥辱」 韓国、6失点完敗の五輪“終戦”に母国衝撃「メダルの夢飛んだ大惨事」
サッカー男子の準々決勝でメキシコと対戦した韓国、前半途中までは「1-1」と互角で「これはひょっとしたらイケるかも」という期待を持たせておいて、終わってみれば「3ー6」の大惨敗。
メダルから遠く離れたまさかのベスト8での敗退を韓国メディアは「横浜の恥辱」、「メダルの夢飛んだ大惨事」と表現した。
日本サッカーでも惨敗することはあるからこの結果は珍しくないとしても、でもそういう場合は「~の悲劇」といった言葉を使うと思う。
「恥」や「屈辱」という表現はホント韓国人らしい発想で、日本人との感性の違いをうかがわせる。
全国紙もこの敗戦を大きく伝えていて、例えばこれは朝鮮日報の記事だ。(2021/08/02)
東京五輪:韓国男子サッカー代表1試合最多失点、全国民の血圧だけ上げた
1992年のバルセロナ大会で五輪サッカーに年齢制限が適用されてから、「6失点」というのは今回が初めてで、「一試合最多失点という不名誉な記録まで残してしまった」という。
「全国民の血圧だけ上げた」というのは、全韓国が怒りに震えたということ。
もう帰国しないといけない韓国代表選手も、この結果に震えているはず。
グループリーグで日本はメキシコに「2-1」で勝っているから、この結果はよけい屈辱的だった。
でも「6-3」なら2で割れば「2-1」になるからそう悪くないかも。
なんてふざけたことは、中央日報日本語版の記事を見るととても言っていられない。(2021.08.02)
サッカー代表はいま韓国国民から激しく怒られ、バカにされている最中だ。
<東京五輪>「テニスのスコアか」…銀色の軍番プレートで嘲弄された韓国サッカー
五輪の試合で6失点というのは、「1964年(アラブ連合共和国戦の0-10)以来の五輪最多失点」だとか。
これに韓国のサッカーファンは「(テニス選手の)ジョコビッチのスコアかよ!」とセンスのあることを言う。
韓国男子は五輪で銅メダル以上をゲットすれば、過酷な兵役が免除される。
「銀色の軍番プレート」というのはつまり、この兵役免除を受けられなかったという意味で「地獄へ逝ってよし」と同じこと。
この銀の軍番プレートと一緒に、「韓国サッカーが東京で銀メダルを獲得した」と嘲弄(ちょうろう:バカにしてからかうこと)する国民もいた。
いまの韓国はそんな反応ばかりだろう。
事前の期待値は「ホントに大丈夫ですか?」とこちらが心配になるほど高かった。
2012年のロンドン五輪で銅メダルを手にして以来、9年ぶりに「メダル狩りに出る」と記事で報じるメディアがあったし、若手のホープ、イ・ガンイン選手は、兵役免除を知って所属クラブのバレンシアが「簡単に許可してくれたようだ。クラブには感謝している。コーチや兄たち(先輩選手)と良い思い出を作りたい」と抱負を語っていた。
なんというフラグ回収能力の高さよ。
このフラグの立て方とオチは、日本の全マンガ家が参考にできるレベル。
ただこうなると韓国サッカー界のスーパースター、孫興民(ソン・フンミン)選手が参加できなかったことが悔やまれる。
と思ったら、中央日報の記事には「孫興民を選んで負傷があったり早期脱落すれば、さらに大きな批判の声が出たかもしれない」とある。
ソン選手が出て負けていたら一切の言い訳は不可能、いまよりもっと激しく嘲弄されていたのは間違いない。
本当にむずかしい国だ。
ちなみにサッカーの試合で「0-5」で負けることを、日本では「夢スコア(夢スコ)」なんて言われる。
この言葉の起源は韓国にある。
サッカー韓国代表が0-5で大敗したとき韓国のネット民がこう書き込んだのを、日本のネット民が見つけたのが始まりだ。
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韓国人と中国人が驚いた日本人のマナーの良さ。これは大切にしよう。
他国の人間がその国のサッカー試合に関して表現していることですから、好きなようにすればいいと思います。
が、自国の代表チームの試合結果に対して、たとえ負けたからと言ってこのような考え方しかできないような国では、きっと国民の幸福感は低いでしょうね。
日本人だったら、「残念」「慰労」「次回の励まし」こそすれ、「非難」することはないと思いますよ。
そのような行動をしていることを他国に知られる方が、よほど「恥辱」ですよ。
一方で女子アーチェリーでは金メダルとっても叩いているし、何がしたいのかが分からない。
コメントを書いた上のお二人に、 お話します。
韓国人のあんな反応は大きなスコア差で負けたので恥ずかしくて自虐するのです。
国民の声援に応えられなかったと叱ることでもあります。しかしおっしゃったように度が過ぎると思います。
女子アーチェリー選手に対する議論は、韓国社会がそれほど葛藤の深さが深いという意味です。
韓国はまだ民主主義の完成過程にある国です。様々な社会的葛藤と混乱の中で隣国とも関係が良くないのですが、すべての問題を一つずつ解決しながら、正しい方向に進むことを願う国民が多数います。
> 韓国人のあんな反応は大きなスコア差で負けたので恥ずかしくて自虐するのです。
> 国民の声援に応えられなかったと叱ることでもあります。
うーん、その辺の感覚がよく分からないのですが。
「自虐」とは、「自ら虐(しいたげ)る」という意味ですから、「勝てなかった選手を責める」という行動につながらないはずでは。選手を責めるのは「自虐」ではなく「他虐(?)」ですよ。選手を「叱る」のも「他虐」です。自虐と言うなら、自分の行動を恥じて責めるべきでしょう。日本語の「自虐ネタ」なんて、まさにその意味です。「自虐史観」なんてのも同様の意味です。
普段の練習に努力し、いま競技をしているのはあくまで選手、自分じゃありません。一般に観客ができるのは応援することだけ。都合のいい時だけ自分を選手と一体に考えて熱くなって非難するのは、客観性・冷静さに欠けると思う。
もちろん、選手の行動が選手としてあるまじきもの(ルール違反とか)であれば、観客として、自国民として、そのことを責めるのはありです。でもそれは勝負の結果とは違う話です。度が過ぎるとか過ぎないとかいう話じゃありません。
その辺の感覚がどうもなぁ・・・。
野球でもまた、同じようなことを韓国はやっているらしいですね。
国民請願で「野球に関してはたとえ銅メダルを獲得しても、選手たちに兵役免除の恩恵を与えるな」だとか。
2年連続で金メダルが取れなかったから? 準決勝で日本チームに負けたから?
ルールを変更して選手を責めるなんて、いくら何でも選手が気の毒だ。
自国の選手を悪者にして、攻撃して、それで気が晴れる?