【定価か交渉か?】外国人に買い物文化について聞いてみた

 

最近、茨城でムゴイことがあったらしい。

毎日新聞の記事(2021/11/30)

「さおだけ2本で298」→2万9800円 高額売りつけ疑いで逮捕

軽トラックで男が「さおだけ2本で298」と宣伝していて(なんか昭和)、それを買い求めた男性に「2万9800円。キャンセルは効かない」と迫ったうえに、さお2本と物干し台を40万円で販売したという。
この価格はもはや鬼畜。

日本の買い物文化では定価が普通で、一部では値段交渉できるものもある。
でも国によっては決まった値段がなくて、店と交渉しないといけない場合があるから、そうなるとぼったくられることは多々ある。
上の記事と同レベルの、壮大なぼったくり被害にあったという日本人の話も聞いた。でも定価がなく、値段交渉が常識になっている国だと「これが適正価格だっ」と主張されるかもしれない。

海外へ行くと、買い物文化の違いにぶち当たることがよくある。
ということで外国人に買い物についての価値観や考え方、定価や値段交渉について聞いてみたので、これから寄せられたコメントを紹介しよう。

 

カナダ人: It really depends on what you are buying. Buying grocery at a local market is negotiable while franchise supermarket it is not quite possible. If you are buying a car, 100% everyone wants a bargain. In my opinion, if something is negotiable and you feel that it is overpriced, why not try it

それは本当に何を買うかによります。
地元の市場で食料品を買うなら交渉の余地がありますが、フランチャイズのスーパーマーケットでそれは不可能です。車を買うのであれば、100%誰だって交渉したいと思うでしょう。
個人的には、もしそれが交渉可能で割高だと感じるのであれば試してみます。

スペイン人:それは買い物をする場所によります。 私は市場での交渉が大好きです。

オーストリア人:I prefer one price, inclusive of GST. I appreciate that in Japan prices show the price of the product with and without the tax but seeing as we’re charged tax, why not just have the price inclusive of GST as the only price on the label

GST(消費税のようなもの)を含めて、わたしは1つの価格がいいです。
日本では税込価格と税抜価格が表示されていますが、私たちは税金を取られているのですから、GST込みの価格だけを表示すればいいのではないかと思います。

オーストラリア人:The rigid system of pricing in Japan forgets the fact that the buyer sets the price. It is called demand. Equally though, the seller sets the price as well. That is called “supply”. Any system that does not allow for both is perplexing to me. I always offer less (used goods of course) in personal transactions. If it visibly offends the seller I walk away.

日本の厳格な価格設定のシステムは、買い手が価格を決めるという事実を忘れている。これを需要という。
しかし同じように売り手も価格を決め、それを「供給」という。
この両方を認めないシステムは私にとっては不可解だ。
私は個人的な取引で中古品を買うときは、いつも少ない金額を提示する。
もしそれで売り手が不機嫌になるようであれば、私はその場を立ち去る。

 

ポーランド人:most of the prices are fixed. There are just a few places where you can negotiate, but it is not a custom.
ほとんど価格は固定されています。値段交渉できるところは少ないけどあります。でもそれは習慣ではありません。

カナダ人: I usually buy discounted foods in supermarkets when I am in Japan. I basically ate sashimi and sushi every night since they are half-priced after 7-8pm hehe.
it generally is dependent on the country, usually developing vs developed country.

日本にいるときは、スーパーで値引きされた食品を買うことが多いですね。夜7時か8時を過ぎると半額になるので、基本的に毎晩サシミや寿司を食べていました。へへ。
値段交渉については、ふつうは発展途上国と先進国とで違いがあります。

ドイツ人:Fixed prices for everything (grocery, clothes, rent, etc.)
I like ficed price.

すべての価格が固定されている(食料品、衣類、家賃など)。
私は定価が好きだ。

 

*以下、日本語だけで。

アメリカ人:アメリカでは、特定の商品のセールが行われることがよくあります。
食料品店に行ったらパスタが10ドルで売られていたり、「buy one get one free」(1つ買えばもう1つは無料)となっていると嬉しいですね。予算内での買い物がとても楽になります。
ガソリンスタンドにある「コンビニ」でも、飲み物やお菓子などで「buy one get one free」があります。

アメリカ人:アメリカは自由市場なので、両方の要素を少しずつ取り入れている。
食料品店ではすべての価格が決まっていて交渉はできない。
ファーマーズ・マーケットや露店なら、大量購入すれば割引を受けられる。
わたしは安い値段で買うために交渉するのは好きじゃない。ストリートマーケット(食料品や雑貨)やフリーマーケット、骨董市なら値段交渉は普通のことですが。

メキシコ人:わたしは定価が好き。
交渉や物々交換が必要なのは、誰かから少しでもお金をしぼり取らなければならなかった時代のなごりと思う。
15世紀ならそれが普通のことでも、いまは公正な市場価格があるべき。

メキシコ人:物によりますね。
秋葉原で電化製品を買うときは交渉をしますよ。それもしつこく。
でもスーパーやドラグストアでは、値引き交渉はありえないですね。というか、恥ずかしい。
クーポンやポイントカードならよく使います。

 

*ここからはアジア

インドネシア人:個人的には定価の方がいい。

インド人:わたしは定価がいいと思う。
人によって値段が違うのは不快な気持ちになるから。
でもインドでは定価がなくて、店の人は客の顔を見て値段を言うことが多い。残念ですけど、これから変わっていくことを願います。

フィリピン人:わたしは値段交渉をするのが好き。
日本では、すべての価格が税込みで表示されるとうれしい。

マレーシア人:マレーシアのスーパーでは交渉はできませんが、屋台ならよくやります。

香港人:これは文化です。
値段交渉をする前提は、売り手が高い値を言って人をだますからしょう?
交渉する人は「この値段はぼったくりだ」と考えるから、交渉は必要になります。
これは良い文化ではないですし、できれば交渉なしで安心して買い物ができる方がいいと思います。
香港では昔は買い物時に値引き交渉が必要でしたが、定価販売するスーパーが増えると、そういう店は少なくなりました。
みんな値段交渉を面倒くさいと思ったのです。

インドネシア人:個人的には定価の方がいいのです。
でもここでは市場なら、値段交歩は普通の買い物の仕方です。スーパーなら当然定価ですけどね。

シンガポール人:中国系の人だと、中年女性は割引交渉が好きで、男は面倒くさがってあまりやりません。男女の天性かな?
こんな言葉もあります。
男は100円の物を1000円で買います。
女は1000円の物を100円で買えます。

バングラデシュ人:バングラデシュでは市場に定価なんてありませんから、売り手との交渉は誰にとっても重要なことです。

マレーシア人:定価で販売されているなら、その商品の品質は少なからず保証されているということでしょう。

フィリピン人:野菜や果物、洋服なんかを売るローカルマーケットでは、ぼったくり価格が使われています。商品の品質と価格が釣り合っていないことが問題です。

 

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。