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先日7月27日、豊田スタジアムで行われたサッカーの「E-1選手権」で、日本と韓国は優勝をかけ絶対に負けられない一戦を迎えた。が結果は、「3-0」で日本の圧勝完勝。
日本に優勝をプレゼントしてしまい、韓国は怒りが収まらないようすだ。
朝鮮日報(2022/07/28)
史上初のアベック優勝に日本ファンはお祭り騒ぎ…韓国ファンは激怒
中央日報(2022.07.28)
<サッカー>韓国代表、「横浜の惨事」から16カ月ぶりにまた韓日戦で0-3の惨敗
韓国メディアは「恥辱」、「悪夢」、「豊田惨事」、「黒歴史」とあらゆるネガティブワードを駆使してこの敗戦を伝える。
(なんか「豊田商事」を思い出した。)
「16カ月ぶりにまた」というのは、去年もA代表の日韓戦で「0-3」で負けたから。
今年に入ってから行われた日韓戦では、
U-16:日本 3-0 韓国(6/09)
U-23:日本 3-0 韓国(6/12)
今回のA代表:日本 3-0 韓国
とすべて同じ結果だったから、日本のネットでは「3-0が日韓戦のノルマになった」、「これを『韓国スコア』と呼ぼう」といった気分上々の声が上がっている。
そんな浮かれ気分は、年末のW杯スペイン、ドイツ戦で粉砕されるだろうけど。
さて今回の圧倒的な勝利は、選手や監督、それと「12番目の選手」のサポーターのおかげなんだろうけど、「八咫烏」も忘れちゃいけない。
きのうの記事で日本がアメリカとの戦争中、敵性語である英語を排除したことについて書いた。
それでタバコの「ゴールデンバット」の名称は「金鵄(きんし)」に変更される。
金鵄とは日本神話に出てくる鴉(カラス)のことだ。
初代天皇である神武天皇が敵と戦っていると、一羽のカラスが降りてきて神武天皇の弓に止まり、その体から強烈な光を出す。
それで敵兵の目がくらみ、神武天皇の軍が勝った。
そんな神話から、金鵄には神武天皇に勝利をもたらし、日本建国を導いたというとても縁起のいいイメージがある。
すさまじい光を放ち、神武天皇に味方する金鵄
なんか「モーゼ感」がある。
日本神話に出てくる有名なカラスには、金鵄のほかに「八咫烏(やたがらす)」がいる。
敵を討伐するために行った「神武東征」の際、神武天皇が熊野の山を進んでいると、このカラスが現れて正しい道を示す。
神話にそんな場面があって、八咫烏は日本で「導きの神」とされている。
咫(あた)とは長さの単位で、一咫で18㎝ほどだから八咫で約144cmになる。
でも、ここでいう八咫(やた)は「大きく広い」という意味だから、八咫烏はきっと「スゲー大きなカラス」ってことだ。
八咫烏は太陽の化身で三本の足があり、それぞれ天・地・人をあらわすという。 (八咫烏について)
神武天皇に道を案内をする八咫烏
金鵄と八咫烏は同一視されることもある。
神武天皇を正しい方向に導き、勝利をもたらしたこの八咫烏がサッカー日本代表のシンボルマークに選ばれたことには違和感ゼロ。
むしろ、これ以上ふさわしいシンボルがあるのかと。
この「導きの神」は日本代表のユニフォームに描かれている。
ただ日本サッカー協会のホームページでは、八咫烏ではなく「三足烏(やたがらす)」と書いてある。
これには、ボールをゴールに導くようにという願いが込められているらしい。
3-0の「韓国スコア」は八咫烏のおかげとみて間違いない。
ただW杯のスペイン、ドイツ戦では、八咫烏でも道に迷うかも。
縁起のいい八咫烏は昔からいろんなところで使われている。
これは陸上自衛隊中央情報隊のマーク
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