【日韓友好】“平和の少女像”の撤去を求める韓国人

 

”平和の少女像”の設置に反対し、「撤去しないといけない!」と主張する韓国人もいる。

中央日報(2022.08.24)

韓国国立大学、少女像設置をめぐる論議…大学側「学校の許可を得ていない少女像、撤去すべき」

韓国の国立大学(忠南大学)で初めて慰安婦像が建てられた。
そのやり方はまさにゲリラ。
学生グループが夜間にクレーンやトラックを使って、校内に電撃的に像を設置したというのは、大学側は以前からこの計画に反対していたからだろう。

「いきなり建設された平和の少女像を不法施設物と見なして撤去を求めた」という学校側の言葉からは戸惑いや怒りが伝わる。
学生側が応じない場合、大学は像の強制撤去を示唆しているが、こうして全国ニュースになってしまうと、世論の猛攻撃を受けてそれはできなくなるかも。
こんな自分勝手な不法行為が一度でも通ってしまったら、これから何が起こるか分からないし、大学としては迷惑この上ない。
でも、ゆがんだ正義感をもつ者の目には、この像はスバラシイ勝利に映るはず。

韓国人の考え方や見方は一つだけではない。
世論としては慰安婦像の設置に賛成の人が大半だろうけど、手続きを問題視して反対する人もいれば、像の意味に疑問を感じて抗議する人たちもいる。
釜山の日本総領事館前に慰安婦像が建てられた時には、韓国の市民団体「真実国民」がこれに反対し、撤去を呼びかけた。
「日本はなぜ元慰安婦のおばあさんに謝らないのか」と考えていた代表の崔(チェ)さんは、いろんな日本人と会って言葉を交わしていくうちに、自分の認識に疑問を感じるようになる。
そして2015年の日韓合意の内容を確認すると、「日本は十分謝罪し、賠償を約束していた」と気づいたという。
*実際は「賠償」ではない。

にもかかわらず、釜山で慰安婦像が建てられたことを知って、仲間と反対活動を始めた。
そんなチェさんは西日本新聞の記事でこう話す。(2017/6/6)

「道路法に違反した少女像が撤去されないのに、自分たちだけ問題視されるのはおかしい。少女像問題で在日韓国人が冷たい目で見られ、困っていることは韓国で伝えられない」

「少女像反対」響かぬ韓国 撤去求める市民団体の崔代表 真意伝えぬメディア ネットに個人情報

 

イグザクトリー。
像が設置されて困るのは、それによって日韓関係が悪化して、冷たい目で見られる日本にいる韓国人だ。
日韓合意で両政府は慰安婦問題の最終的な解決に合意し、日本は約束を守ったのに、韓国側は履行せず、ソウルの日本大使館前にある慰安婦像は撤去されていない。
それどころか、釜山に新しい慰安婦像が設置されるのを、韓国政府が黙認したことで日韓関係は劇的に悪化する。

そんな時、在日民団のオ・ゴンテ中央本部団長が韓国を訪問し、像の移転のために努力してほしいとユン外務大臣へ直訴した。
そのまえにも民団は「釜山の日本総領事館前に設置された少女像を撤去すべきだというのが在日同胞の共通した考え。韓国と日本、国家間の約束が簡単に破られてはならない」という内容の建議書を在日韓国大使館に提出している。
それはこんな悲痛な思いがあるから。

聯合ニュース(2017.02.06)

呉氏は韓日関係の悪化により、日本での事業が難しくなった在日コリアンのなかには自殺する人が出ていると紹介するなど、深刻な状況であることを説明した。

釜山少女像は移転すべき 来韓中の民団団長が改めて訴え

 

不法な像は撤去すべきと怒る大学よりも、こうした人たちのほうが影響は深刻だ。
「真実国民」のチェさんも上のオさんも、日韓友好を求めて像の設置に反対している。
「少女像問題で在日韓国人が冷たい目で見られ、困っていること」は韓国だけではなく、日本だってあまり伝えられていない。

 

 

ドイツの“少女像”まで利用するユン氏に、韓国国民「恥知らず!」

近くて遠い日本と韓国 「目次」 ①

近くて遠い日本と韓国 「目次」 ②

近くて遠い日本と韓国 「目次」 ③

少女が“性奴隷”に!韓国の描く慰安婦像と歴史資料の天地の差

目的は?韓国に登場した、安倍首相が少女に土下座謝罪する像

 

1 個のコメント

  • “平和の少女像”に平和はありません。むしろ葛藤と対立が存在するだけです。
    “虚像”を作っておいてこそ、人々から継続的に支持されると考える人たちは、奸悪な群れです。
    その時代、朝鮮の娘たちが日本軍の慰安婦になったのは、朝鮮が500年間国を誤って統治して発生した日本より劣る国に墜落したためです。韓国が日本に勝つことを願うならば,日本よりもっと熱心に勉強してもっと熱心に働けば良いのです。
    日本を敵視し憎む感情だけを積んでは決して日本に勝てません。

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    今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。