日本のトイレ 韓国人・インドネシア人が感じた日韓の大きな差

 

韓国の人たちの“日本熱”が止まらない。
今年の1~5月の訪日外国人(863万8500人)の中で、国別に見ると韓国人は30%(258万3400人)と最も多かった。
そのワケは何なのか?
知り合いの韓国人の見方では、それまでコロナのせいで国内旅行しかできなかったから、海外旅行への欲求が高まっていた、日本は週末に行けるほど近いし魅力的なところがたくさんある、さらに最近は円安のおかげで安く行けるといった理由で旅行先に日本が選ばれている。

日本に対する関心は高いから、韓国のネットでは日本旅行で見たり聞いたり、感じたことを掲示板に書き込む人が後を絶たない。
その中である人が、いろんな国の中でも日本旅行が「一番好きな理由」を書くと、「それな!」「わかるー」と共感を集めて話題になったという。
日本では食事やお酒がおいしいし、オタク文化も楽しむことができるけど、その韓国人にとって一番の理由は「トイレが清潔だから」だった。
海外でトイレを使うと汚かったり有料だったりするけど、日本では基本的にキレイなトイレを無料で利用できる。
海外旅行に行けば誰でもトイレのお世話になるし、それを利用すると自国との違いが自然と分かる。

そんなことで日本へ行ってみて、その差を感じた韓国人は多かった。
だからこの投稿には、高齢の母も日本のトイレが大好き、清潔でウォシュレットが使えて最高、トイレも本当に無視できないポイント、といった共感の声が集まったと Record Koreaの記事に書いてある。(2023年6月24日)

日本食でもアニメでもない?ある韓国人の「日本旅行が一番好きな理由」に共感の声続々

 

日本に住んでいる知人のインドネシア人も、韓国を旅行して同じようなことを思った。
シンガポールに数か月住んでいた彼はインドネシアと比べると、社会の便利さや安全でその3カ国はすべてにおいて上回っていると感じた。もう上位互換と言っていいいほど。
彼からすると、日本・韓国・シンガポールにはビルが林立していて便利な鉄道や地下鉄があって、近代都市としてはどれも同じように見える。
表面上はどこも似ているけど、トイレのレベルについては日本が飛びぬけている。
もちろんインドネシアに比べれば、シンガポールと韓国のトイレはキレイで未来的だったけど、日本のトイレは異次元だった。
街のあちこちにあるお手ごろなカフェやレストランでも、誰がいつ掃除をしたか分かるチェックリストがあってしっかり管理されているから、トイレはいつでも清潔で必ずトイレットペーパーがある。
(韓国やシンガポールではたまに紙が無かったらしい)
インドネシア人にとって「メイド・イン・ジャパン」には高品質なイメージがあって、ウォシュレットが当然のようにあったり、冬に便座が温かくなったりすると「さすが日本だ」と感心する。
でも、マッサージまで必要? といったツッコミどころはあっても、こんな多機能なトイレは日本だけ。

そもそものトイレの品質と日本人の責任感やサービス精神で、日本は韓国やシンガポールとは違うレベルにある。
トイレについては韓国人も納得するはずだ。

 

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。