きょうはみんな大好きトイレの話。
日本最古のトイレは縄文時代にあった川に直接排せつする「川屋」と呼ばれるもので、これが「厠」(かわや)の語源になったという。
それから数千年の時が流れ、「川屋」だった日本のトイレは世界が驚くほど多機能に進化した。
これは浜松市にあるカフェのレストルームで撮った写真で、日本ではどこにでもある普通レベルのトイレだ。
でも、外国人はこれを見てどう思うのか?
日本に興味のある外国人が集まるSNSグループにこの写真を投稿して感想を聞いてみたところ、いろいろなコメントが寄せられたから、それをこれから紹介していこう。
*英語も日本語もあるから、それはそのまま載せようと思う。
中国人:ボタン多すぎで、ちょっと面倒になりそう、私はちり紙の方が楽ですよ。
アラブ人:As an Arab, this make our visit to Japan trouble free, you have no idea US and Europe are generally difficult for us to visit. Japan is soooo advanced in this department. ありがとございます。
アメリカやヨーロッパに比べて日本はトイレの分野でとても先進的だから、アラブ人にとっては旅行がしやすいらしい。
でも、これを見たアメリカ人が反論する。
アメリカ人:According to him, the US and Europe do not have proper toilet technology. You and I both know “traditional” Japanese toilets would really confuse him.
彼によれば欧米にはまともなトイレ・テクノロジーがないらしいけど、日本の伝統的なトレイを見たら彼は本当に混乱するだろうね。
確かにアラブ人にこれは衝撃的で理解不能かも。
カナダ人:日本のトイレが好きです。一昨年、北九州にあるTOTOの博物館に行きました。行った前に変だろうと思ったが実はめっちゃ楽しかったです。
(博物館に行く前は変な気持ちがしたけど、行ってみたら最高だったらしい。)
ベトナム人::)) i want one at my home :)) so convenient
とても便利だから私の家にほしい。
フランス人:Japanese toilets will surprise a western user, with the bidet suddenly spraying water on you because you pushed the wrong button. Too complicated and not enough English.
日本のトイレは西洋人を驚かせる。
間違ったボタンを押すと、ビデがいきなり水を吹きかける。複雑すぎるけど英語の説明が足りない。
インドネシア人: I have seen it somewhere
(日本の)どこでもこれを見たことがある。
フィリピン人:Every filipinos dream “Bidet”
みんな「ビデ」にあこがれる。
イギリス人:That’s a posh toilet
それは上流階級のトイレだね。
ドイツ人:草
アメリカ人:I used to use those during the years I lived there. I love those
わたしが日本にいたころは、よくそれを使っていた。そのトイレが大好きだ。
フィリピン人:Also, some toilets come with an ass-dryer.
お尻を乾かすドライヤーがあるトイレもある。
日本人の好みや必要性に応じて独自に進化した日本のトイレは、外国人から見たら、やり過ぎと思ったりあこがれるほどアメージングなシロモノだった。
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うーん、そのアラブ人を批判した米国人も含めて、ほとんどの欧米人は、アラブ人が「紙を使わないで左手で尻を洗う」習慣であることを知らないのでしょうね。数ある日本の先進技術のうち、確かに、これだけは、もうほとんどアラブ人のために開発されたと言ってもいいほど彼らの評価は高いのですよ。
世界中どこへ行ってもトイレット・ペーパーやティッシュが使われていると思うのは間違いです。
インドやタイでも手で洗いますね。
あれには最初、戸惑いましたよ。