日本の大学に通っているインド人(20代の男性)と、以前日本に住んでいたことがあって、今回は旅行で訪れたドイツ人のBさん(30代男性で会社員)と話をしたので、今回は彼らから聞いた話をシェアしようと思う。
テーマは「日本の仕事」。
ここでは仮名として、インド人を「ダルシム」、ドイツ人を「シュトロハイム」と呼ぶことにする。
ーーダルシム君はいまコンビニのバイトをしているんだっけ。
仕事はどんな感じ?
インド人「とても効率的に仕事をするなと感心します。コンビニの仕事内容はたくさんあって、忙しさも時間によってまったく違います。その時々で仕事の優先順位が変わって、時間を無駄なく使っていますね。お客さんが集中する時間帯は、素早く仕事をしないといけないから、いろいろな物の置き場や従業員の動線もよく考えられています。だから、全体的に無駄なく仕事をしているな、という印象があるんです。インドの商店はのんびりしていて、雰囲気はまったく違いますね。」
ーーまぁ、コンビニが増えすぎて、無駄な店舗が淘汰されることはよくあるけどね。
関係ないけど、サラリーマン川柳で「コストダウン さけぶあんたが コスト高」ってのがあったっけ。
インド人「それに、日本人はアイディアが豊かです! 季節に応じた商品や新しいスイーツがつぎつぎ出てきますし、いろいろなキャンペーンをして、お客さんを飽きさせない工夫をしています。こういう発想はインド人に欠けていると思います。気になる新商品があったら、自分で試して、日本人の友人にそのレビューを伝えると喜んでくれます。日本の社会は全体的に、細かいところまで配慮されていますね。マイナスポイントを挙げるなら、いつもまじめに仕事をしていて、余裕がないところかな。もっとリラックスできるといいんですけど。」
ーーなるほど。
と、ダルシム君は言っているけど、シュトロハイム君はどう思う?
ドイツ人「配慮が行き届いているという点は賛成。それについてはドイツよりスゴイと思う。でも、仕事が効率的というのはどうかな。友人のドイツ人が日本の会社で働いているけど、彼は、日本人のやり方は効率が悪いとよく言う。時間をかけた割に、仕事はあまり進んでいない。でも、日本人は長時間労働をあまり気にしていなくて、『長く働くほどいい。早く帰るのは気が引ける』といった考え方が強い。仕事に関してはドイツ人の方が効率的で、早く終わらせてさっさと帰る。ま、これは友人の意見だけど、私もそんなイメージを持っている。」
ーードイツ語にあるか分からないけど、日本語には「やってる感」って言葉があってね。
インド人「そう言われてみると、非効率な部分もありますね。就職活動で、いまだに手書きの履歴書が必要なこともあると聞きました。コンビニにファックスがあったこともビックリですね。昔はインドにもあったという話は聞いたことがありますけど。」
ーー実在するんだよ、この神秘の島国には。
インド人「ファックスを使って、仕事のやり取りをするのは効率的とは思えないですね。日本には高度な技術力があるのに、なんでファックスを使っているんだろ?」
ーーそこは日本でも問題になっている。コロナ禍の時に「文字がつぶれて読めない!」といった問題が多発して、「脱ファックス」については日本でも鋭意検討中だよ。
あと3年もしたら、IT化に移行するための本格的な検討に入ると思うんだ…。
「日本の仕事」と言っても、業種や立場によって内容はまったく違う。
コンビニでは仕事に追われて、たぶん「やってる感」をかもし出す余裕なんてない。
今回のインド人とドイツ人の考えとしては、全体的に日本人はもっと自分の時間を大事にして、リラックスして仕事をしてもいい、という点は共通していた。
【144カ国中142位】昔から他人に冷たい、関わりたくない日本人
Yahoo! Japan ニュースサイトに、このブログのいくつかの記事にそっくりな内容の記事が出ていますけれども。ブログ主さんが引用を許可した上でのことですか?
それは初耳です。
外国人の感想だと似たようなものは多いので、重なる部分はあると思いますよ。
参考までに、そんな記事を教えてもらってもいいでしょうか?
> 参考までに、そんな記事を教えてもらってもいいでしょうか?
たとえば、この記事です。
「日本の嫌いなところをアメリカ人に単刀直入に聞いてみたら・・・」というところ、記者が自分でアメリカ人に聞いてみたにしては、このブログの記事に文章が似すぎています。このブログ記事から勝手にコピペしたんじゃないですかね?
それに続く部分にも、このブログ記事に似ている文章がいっぱい出てますけど。
まあ、学術論文や新聞記事なんかと違って、ネットニュース記事なんてしょせんはその程度のものかもしれないですが。
うーん、具体的な記事がないと何とも分かりません。