レーダー照射問題で、もっとも韓国に怒っていい日本人

 

・ふざけんな
・韓国では日本のせいになってます
・これで改善ってアホかいな

いま日本のネットで不満があふれているのは、2018年に発生した「韓国海軍レーダー照射問題」について、先日、海上自衛隊と韓国海軍の間で話し合いがおこなわれ、“手打ち”になったからだ。

6年前、日本海で韓国軍の駆逐艦が飛行中の自衛隊の哨戒機に向かけて、攻撃を意味する火器管制レーダーを照射し、日韓を揺るがす大問題に発展。
このとき韓国側は、はじめは照射した事実を認めていたのに、日本に突っ込まれると、「レーダーの照射はなかった」と説明を一変させた。
こんなことが何度もあったから、いつもはわりと韓国側の主張を支持する毎日新聞の社説でさえ、「不可解」「不自然」理解し難い」と非難し、こう書いた。

「もしも韓国艦の乗員が海自への嫌がらせをしたのだとしたら、韓国政府の軍部への統制に不安を覚える」

海自機にレーダー照射 韓国に明確な説明求める(2018年12月27日)」

この時ばかりは朝日新聞も社説で韓国を批判した。

「一連の韓国軍の動きにもし、民族主義的な感情が影を落としているのなら看過できない。」

日韓防衛摩擦 不毛な悪循環を避けよ(2018年12月27日)

 

このレーダー照射問題で最もストレスを感じたのは、韓国側と交渉をおこなった防衛省の関係者だろう。
実務者協議の場で、「自衛隊機の危険な低空飛行」を非難する韓国に対し、客観的な根拠を求めたところ、こんな返事が返ってきたとホームページに書いてある。

「一連の韓国軍の動きにもし、民族主義的な感情が影を落としているのなら看過できない。」

・韓国側からは、そのようなものは示されず、逆に「脅威を受けた者が、脅威と感じれば、それは脅威である」などの全く客観性に欠ける回答を繰り返しています

韓国にはこういうところがある。無条件で自分を被害者、日本を加害者に設定し、主観&感情的な主張をおこなう。
韓国側は客観的、中立的な事実認定を避け、逆に日本に謝罪を求める。これでは話にならないから、防衛省側はさじを投げたらしい。

・これ以上実務者協議を継続しても、真実の究明に至らないと考えられることから、本件事案に関する協議を韓国側と続けていくことはもはや困難であると判断いたします。

結局、レーダー照射問題はウヤムヤにされた。

詳しい内容は、韓国海軍艦艇による火器管制レーダー照射事案(最終見解) をどうぞ。

 

今回、海上自衛隊と韓国海軍が再発防止策をまとめた文書に署名しのたは、おそらく政治的理由で、真実の徹底究明よりも日韓友好が優先されたからだ。
それは誰でも想像できるから、日本人の怒りが噴出した。
まぁ、ハンギョレ新聞の記事を読むかぎり、あちらはあちらでストレスを感じているようだ。(2024-06-03)

韓日「哨戒機めぐる確執」、日本の謝罪なく5年半で収拾

実務者協議の場で韓国側から、「脅威を受けた者が、脅威と感じれば、それは脅威である」と繰り返し言われ、謝罪を要求された人は、レーダー照射問題がこんなかたちで“解決”されたことに不満を感じているはず。
ネットでは国民の怒りが噴出しているが、日本でいちばん怒っていいのはこの人たちだ。

 

 

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1 個のコメント

  • >結局、レーダー照射問題はウヤムヤにされた。

    建前上はうやむやに見えますけど、韓国軍の非常識ぶりを国際社会へアピールした形ですよ。
    本当に有耶無耶とする気なら、レーダー照射時の動画公開はされなかったでしょう。
    特に軍関係者であれば、韓国側の行動が米国を挟んだ準同盟国相手に前代未聞の非常識行為をしたと受け止めます。
    日本はもちろん、米国から韓国へ向けられる目も相当厳しいでしょう。

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    今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。