日本の桜は「文化侵略」の象徴、韓国産の桜に植え替えよう

桜はいつから日本のシンボルになったのか?

個人的には、それは平安時代だと考えている。京都御所にある紫宸殿の庭にあった梅が桜に替えられて、現在の「左近の桜・右近の橘」が登場した。古代の日本人は中国をマネて、御所の庭に中国人が好だった梅を植えていたが、桜を愛する日本人の気持ちがだんだんと強くなり、梅をやめて桜を植えることにしたのだろう。

中国のシンボルだった梅から桜に変わったことで、日本は中国文化の影響から脱し、桜は日本のシンボルとなったと思う。

【脱・中国文化】桜はいつから日本の象徴になったか?

 

向かって右側に左近の桜がチラリと見える。

 

韓国で桜は複雑な花で、ほんの数十年前まで韓国人の愛を受けることがなかったという。
1910年に日本が併合し、1945年にアメリカに降伏するまで、韓国は日本の統治下にあった。韓国の歴史教育では、日本の支配は過酷で、韓民族は言葉では表せないほどの苦しみを受けたと教えられている。そのため、現代の韓国人はこの時代の日本を憎んでいる。
日本は桜を侵略戦争の象徴として利用し、桜は日本の征服欲の象徴となった。だから、韓国の人たちが桜を「日本の花」として見ると、屈辱や恨みの感情が込み上げ、愛情を持って見ることが難しい。
*以上のソースは下の記事。

しかし、韓国にあるほとんどの桜は日本から伝わったものだから、それを思うと、純粋に桜の美しさを楽しむことができない。そんな葛藤を解消する方法の一つとして、日本の桜を韓国原産の桜(王桜)に変える動きがある。

韓国メディア『일요서울』(2025.02.14)によると、日本が韓国の地にソメイヨシノなど日本の桜を植えたことは「文化侵略」にあたるため、今年からそれを引き抜く予定だ。まず、ソウルの有名な桜スポットである汝矣島(ヨイド)でそれを始め、替わりに王桜を植えるという。

올해부터 일본이 식재한 문화 침탈의 뿌리도 뽑힐 예정이다. 서울 영등포구는 여의도 벚꽃 길의 일본 벚나무를 우리나라 토종인 제주왕벚나무로 바꿔 심는다고 한다.

[김경은 여행작가의 미리가는 K-페스티벌-⑩] 2025 전국 벚꽃축제

 

韓国では2050年までに国内にあるすべての日本の桜(ソメイヨシノ)を引き抜き、王桜に植え替えることを目指して、社団法人「王桜プロジェクト2050」が発足した。この動きはその一環にあたる。

日本は梅から桜に植え替えたことで、中国文化の影響から脱した(と個人的に考えている)。
韓国では、国内に残る日本統治時代の文物は「日帝残滓」と呼ばれ、社会から除去しなければならないとされている。日本の桜を引き抜くことで「日帝残滓」を精算し、韓国の桜に植え替えることで「文化侵略」を克服したことになり、過ちを正すことができると信じているらしい。
日韓では、やっていることはわりと似ていても、動機がまったく違う。

 

 

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • まあ、やりたければ彼らのやりたいようにさせればいいでしょう。韓国内のことなのだし。

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