海外旅行に行ったら、いろいろな変わった食べ物を見る。
日本と外国とでは文化が違うから、当たり前ですね。
言葉、建物、人々のマナーなどなど、日本と外国にはたくさんの違いがある。
とてもわかりやすくて印象的な違いは、食文化だと思う。
例えば日本にも屋台はあるけど、中国の屋台のようにサソリやタツノオトシゴのフライなんて食べ物は売っていない。
まあ、これは食べられた。
でもカンボジアで見たクモのフライはムリ!
クモをそのまま油で揚げているから、しっかり原型をとどめている。
カンボジア人はこれをビールのおつまみにしている。
これがその拡大だ、ドンっ!
ボクは直接見たことがないけれど、海外にはウジ虫やゴキブリの料理もあるらしい。
そうした食材ではなくて、「見た目がキツイっ!」という食べ物もある。
使っている食材は日本にもあって、料理そのものは日本の食文化の範囲内のもの。
でも日本人からしたら、「なぜその形にする?」と違和感を感じてしまうような食べ物。
これは食文化ではなくて、日本人との美意識やユニークの感覚の違いから生まれるのだろう。
例えば、ボクが食べられなかったものに韓国のソウルで見た「トンパン(うんち焼き)」がある。
ベトナムでヘビやカエルは食べられたけど、これはムリ。
このとき一緒にいた韓国人の賛否も分かれた。
20代の女子大生は「これは下品。外国人に見せてほしくない」とトンパンを否定する。
同じ大学の男子学生は「このぐらい問題ない。おもしろいし、これはおいしい」と認める。
「これはおいしいかもしれないけど、日本人の感覚には合わないだろうなあ」とこのときは思った。
そしたら、その予想は大外れ。
トンパンは日本でも売っていて、かなり人気があるらしい。
バズプラスニュースの記事によると、これを買っていくのはほとんどが若い女の子で、う〇ち焼きは「バカ売れ状態」らしい。
トンパンを入れる紙袋には、トンパンの美味しい食べ方が書かれている。トンパンを食べたらウンチを出し、そのウンチをじっくりと観察。どんな状態のウンチだったか紙袋に書いて記録し、保管しておくのが良いという。
個人的にこれは受けつけないけど、好きな人は好きなんだろう。
でも、このトンパンが静岡に来たなんて聞いたことがない。
「一部の人の間で大人気」といったものだと思う。
でもこれはどうかな?
タイでは「犬のフン」ゼリーが売られていて、これが大人気らしい。
韓国のうんち焼きには、見た目にかわいらしさやユーモアが感じられた。
でも、このタイのお菓子は違う。
タイのおばちゃんは日本の職人のように妥協を許さず、犬のフンゼリーを限りなく実物に近づけている。
AFPというフランスの通信社は、「見たら吐きそうになるかもしれない」と記事に書くほど。
「みんな大好きなのに、誰もふんの形(の菓子)を作ろうとしない。本当に不思議!」──小さなキッチンでココナツミルクとゼラチン、着色料をかき混ぜながら、ウィライワンさんは話す。
リアルすぎてここに画像は載せられないから、上の記事を開いて確認してください。
この犬のフンゼリーは1つ約110円する。
タイの物価からするとけっこう高い。
でもこれが大人気というのだから、タイ人のツボにはまったということなんだろう。
「タイ人の感覚ってわかんないなあ」と思っていたら、今度は犬のフンゼリーを凌駕(りょうが)するものが出た。
これがそれ。
特に説明するつもりはない。
この食べ物の名称を書くつもりもない。
ここに出てくる「555」というのは、「ハハハ」という笑いをあらわす。
タイ語で5の発音が「ハー」だから。
コメントを見ると、女の子も「555」と書きこんでいる。
けっこう、おもしろがっている。
でも日本でこれはムリだろう。
日本人の感覚では、う〇ち焼きが限界だと思う。
なんて思っていたら、「ち〇ぽ焼きが日本上陸! 女子に人気でバカ売れ」なんて記事が出ているかもしれない。
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