今回は韓国の話。
ということでまずは、「イタコ」の説明をさせてほしい。
イタコとは東北地方にいる巫女(みこ)で、亡くなった人の魂を自分の身体に憑依(ひょうい)させて死者のことばを語ることができるという人。
その意味では霊能力者に近い。
特に青森県・恐山のイタコは有名だ。
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韓国にも似たところがあって、たまに他者のことばを語ってしまう。
たとえば、「日本晴れ」をイメージしたサッカー日本代表の新ユニフォームが発表されると、韓国メディアは「(日本が)軍国主義の野望を表現したいのではないか」と理解困難な見方を示したあげく、「今回は軍服を思い出させるデザインで世界的な批判を避けられなくなった」と勝手に世界を代弁した。
断言できるけど、世界はそんなことを言っていない。
くわしいことはこの記事をどうぞ。
GSOMIA破棄でも同じ。
ことし8月、韓国政府は日本とのGSOMIAを延長しないと発表。
このとき韓国大統領府は「(事前に)米国は理解した」と言ったけど、その直後、アメリカ側から「うそだ(lie)。そんな事実はない」と抗議された。
アメリカのことばを語った韓国政府は次の日に、「アメリカと疎通した」と表現を変えている。
くわしいことはこの記事をどうぞ。
こんなふうにわれらが隣国には、自分の意見や願いを他人の立場で伝えるという困ったくせがあるのだ。
「世界が日本を~」「アジアが~」なんて言い方をするけど、そう言うのは韓国だけだったというパターンはよくある。
別の世界線に存在する世界やアジアのことなら話は別だ。
こんな「イタコ現象」で特にひどかったのは、2018年に安倍首相がリトアニアを訪問したときの報道。
このとき安倍首相はカウナスにある杉原千畝記念館に足を運ぶ。
杉原千畝(ちうね)は第二次世界大戦中、カナウスの日本領事館代理をしていて、ナチスの迫害を逃れたユダヤ人に全力でビザを発給していた。
6000人のユダヤ人を助けたことでイスラエル政府から、「イスラエル建国の恩人」として称えられた。
杉原千畝
何この違い?日本人には”誇り”でも、海外では”無名”の杉原千畝
記念館を訪れた安倍首相が、「世界中で杉原さんの勇気ある人道的行動は高く評価されている。日本人として誇りに思う」と言う。
これを聞いた韓国の全国紙・中央日報は、安倍首相が慰安婦合意で一歩もゆずらないことに触れてこう怒る。(2018.01.16)
慰安婦問題だけに対しては「1ミリも動かない」と言うのは人道主義と正義に符合しない。ナチ被害者を哀悼する気持ちが真の心なら、その真の心の一部だけでも慰安婦被害者に見せてほしいと、杉原は自身の博物館を訪ねた安倍首相に語りかけていないだろうか。
日本版シンドラーが安倍首相に望むこと=韓国
なんで杉原千畝が安倍首相にそんなことを語りかけると思うことができるのか?
思考のスタート地点とゴールがまったくのデタラメ。
この発想を理解できる人は、日本のネットでは見つからなかった。
・断言します、絶対に無いです。それは韓国の願望です。
・新聞記者がイタコとか訳わからん
エッセイなのか?
・ユダヤ人と韓国人の価値がなぜ同等だと思うのか
・韓国は関係ないだろ。
・おじいちゃん、さっきご飯食べたでしょ
・風が語りかけます
ユダヤ人の絶滅を目的としたナチスのホロコースト(ユダヤ人大虐殺)と慰安婦問題は1ミリも関係ない。
自分の召喚獣のように杉原を好きに使うな。
でも日本人がどれだけ突っ込んでも、韓国はこれからも「世界が~」「アメリカは~」「アジアは~」と言うだろう。
でもそのほとんどは韓国の意見や都合だから、特に気にする必要はない。
旭日旗問題や慰安婦問題などの反日問題については、自分より他人のことばのほうが説得力があるし読者もよろこぶ。
だから、韓国が勝手に他者のことばを語るくせはきっとこれからも変わらない。
日本としてはいっそのこと、それを“イタコ芸”と考えて、そんな隣人を楽しく眺めたり鋭く突っ込んだりすればいい。
それに韓国メディアは杉原の霊を呼び寄せるよりも先に、こうした韓国人女性の声を聴くべきだ。
韓国政府・軍は慰安婦に対して「あなたたちはドルを得る愛国者」として「称賛」したという。
慰安婦は前線に送られる際には、ドラム缶にひとりずつ押し込めてトラックで移送し前線を移動して回り、第五種補給品として韓国軍と共に米兵も利用した。
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韓国の場合は語るというより騙るですね。
それもだます気はなく無意識かつ正しいと思ってやっているのだから、なおさらたちが悪いですね。
目的のためなら手段は問わない、で正義を実現するなら小さいことは気にしないのでしょう。
でも、同じ価値観を持っていない人間にはついていけません。