韓国人記者がショックを受けた「ロボット先進国・日本」

 

このまえ視野検査をうけに眼科へ行ったら、入り口に上のロボットが置いてあった。

このロボットは全体的に丸みを帯びていて子供のようなかわいらしい顔をしているけど、ロボットの語源はわりと笑えない。
これはチェコ語の「ロボータ(強制労働)」とスロバキア語の「ロボトニーク(労働者)」をくっつけてできた言葉だから、そのまま訳したら「強制労働者」になる。
自分の意思をもたずに命じられるままに働かされる、というイメージが昔は強かったんだろうね。

 

日本はロボットとアニメとヘンタイでは世界的な先進国だ。
*海外でヘンタイがどう見られているかはHentaiを参照のこと。

日本を何かとライバル視する国民性のせいか、1月7日にラスベガスで開催された世界最大の電子ショー「CES2020」を取材した韓国人記者が彼我のちがいにため息をついていた。
ロボットの開発技術においては、日本は韓国の未来を先取りしているのだ。

会場には日本オムロンが製作したAI付きの「卓球ロボット(FORPHEUS)」があって、人間と卓球の試合をしていた。
このロボットはボールのコースや速度を毎秒80回測定して、ボールの軌道を正確に予測して球を打ち返すことができる。
だけじゃない。
対戦相手の身体の動きやボールの軌道などを分析して、打ち返す難易度も調節するのだ。
だからレベルに合わせて初心者にはイージーモード、上級者にはハードモードで対応できる。

 

こんなハイテクロボに対して、同じ会場にあった韓国企業のロボットがショボすぎた。
特定の場所に置かれたソースを持ち上げて食べ物にかけるだけで、いくつかあるソースの中から適切なものを選ぶ機能もない。

世界最大のロボットショーで厳しい現実を見せられた韓国の記者は、いつものように優越感をキープしつつも負けを認めた。
韓国経済新聞/中央日報(2020.01.09)

韓国電子企業は中国・日本企業の「ベンチマーキング」対象になって久しい。(中略)しかしロボット分野では韓国は遅れを取っていた。サムスン電子、LGエレクトロニクス、斗山(ドゥサン)ロボティクスなど韓国企業がロボット市場に参入するために製品を展示したが、日本や中国の企業と比べると「初歩」水準だった。

<CES2020>「コーラ1杯ください」と言うとサービス…先を進む日本・中国のロボット

 

しかし陽はまた沈むかもしれない。
上はタイの首都バンコクの国際空港のすぐ近くにあったドでかい看板で、タイを訪れた世界中の外国人がこれを目にする。
この写真を撮ったのは7年ぐらい前だけど、20年ぐらい前は、この看板は日本企業(たしかソニーかパナソニック)のものだったのだ。
それがいつの間にかサムスンになっていた。

ここ2~30年の間で、海外の空港で見る看板が日本企業から韓国企業へどんどん変わっているのを目の当たりにして、がっかりすること限りなし。
日本企業が海外の空港を“席巻”していた時代を知る人間としては、これを見て海外旅行のワクワク感が一瞬で吹き飛ばされる。

こんな失望経験を何度も味わった人間から言わせてもらうと、「日本の企業と比べると「初歩」水準だった」という韓国紙の言葉にドヤ顔なんてとてもできない。
平家物語のいう「盛者必衰」のコトワリで、いつの間にかすぐ後ろにいて、気づいたときには韓国の背中を追いかけているかもしれない。

ロボット製作については知識がないから専門的なことは言えないけど、海外に行ってがっかりする日本人旅行者を出さないように、いまの「ロボット先進国」の地位を今後もキープできるように、日本メーカーはマジでがんばってください。

 

 

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2 件のコメント

  • それともう一つ、この場合の「苦役」とは、「肉体的に厳しい労働」という意味であって、「他者から強制されての行為かどうか」は原則的に関係ありません。「苦役」=「強制労働」と直結させて考えるのは、最近の韓国人の反日主張に影響されてのことではないですかね?

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    今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。