インド– category –
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インドにカースト(ヴァルナ)制が生まれた理由。今も続く理由。
インドのヒンドゥー教には、4つのカースト(ヴァルナ)がある。 「バラモン」「クシャトリア」「ヴァイシャ」「シュードラ」の4つ。 そのことは中学校の授業で習ったと思う。 では、その4つの身分がどのようにして生まれたか? そこまでは知らな... -
世界でも変わった差別「インドのカースト差別と日本の部落差別」
はじめの一言 「結論として私はこういわねばならない。二十余年間日本にとどまったことに悔いを感じていないと。そして、もし祖国フランスに帰るならこの『日の昇る国』ですごした年月をいつまでも歓びをもって思い起こすであろう (ノエル・ヌエッ... -
ちょっと真面目に「差別」を書いてみた。カースト・人種・宗教
前回に続いて、今回もインドの「カースト差別」について書いていきます。 このカーストによる差別は世界の他の差別と比べて、とても変わっている。 まずは、「区別」と「差別」の違いについて。 この二つは似た言葉だけど意味は違う。 区別 あるも... -
中学の教科書からインドの「カースト」と「士農工商」が消えてた。
「中学の歴史教科書から『カースト』が消えている!」 そんな発見をした驚きからこの記事を書いていきます。 教科書の変化は、カーストがなくなったことだけではない。 江戸時代の士農工商についても、「じつはそんな身分制度はなかった」ことがわ... -
インドで平和を考えた⑩「核は絶対ダメ、すぐにでもなくべき」VS外務省「そうでもないんじゃない?」
日本は島国で、長い間外国との交流が少なかったせいか、「日本の常識は世界の非常識」という言葉をよく耳にする。 しかし、「この日本の常識は、世界でも常識として通用するだろう」とボクが思っていたのが、核兵器についてのこんな考えだ。 「核兵... -
インドで平和を考えた⑨ 「核は絶対ダメです、すぐにでもなくべきです VS 世界の現実(壁)」
日本が世界に誇ることができるものは、何だろう? 「世界で一番古い国」とギネスで認定されている(神話の時代も含めれば)ことかもしれないし、戦後の焼け野原から出発して世界第二位の経済大国になったことかもしれない。 東南アジアや中... -
インドで平和を考えた⑧「インド、アメリカ、イギリス、『韓国』が核をもつのは何のため?」
インドに行く前、ボクは基本的に憲法9条の考えに近い「戦争も核兵器も反対。戦争をすることも、核を持つことも絶対にいけない。」という考えをもっていたのだが、これがインド後には変わって来た。 この考えをそのままインドに当てはめていいのだ... -
インドで平和を考えた⑦「原爆ドームを見ても、日本人とインド人はまったく別の感想をもつ」
2013年12月にインドを公式訪問された天皇陛下が、大統領官邸で開かれた歓迎の晩さん会で、このようなあいさつをされている。 以下は、東京新聞の記事からの引用になる。 「天皇陛下はインド議会が毎年八月、日本の原爆犠牲者を追悼する黙と... -
インドで平和を考えた⑥「日本の原爆被害者へ黙とうをささげつつも、核兵器をもつ不思議」
まず、日本は国として平和をどのように認識しているのだろうか? それは、日本国憲法の前文と憲法9条を読めば分かるので、中学校で習ったことの復習がてらに、それを見て行きたい。全部は載せられないので、ここでは、憲法9条だけを載せることに... -
インドで平和を考えた⑤ 「常識や一般論ではなく、自分の意見をもつ」
前回の記事で書いたように、日本国内でも海外でも旅に出て何かを感じたら、人に伝えたくなる。また、相手から自分の意見を求められて、自分なりの考えを話さないといけなくなる場面もでてくる。 大人になれば、いつも明るく楽しい話をするば...