インドとタイで大人気!ガネーシャ(歓喜天)とはどんな神様?

 

インドへ帰国していたインド人の友人から、「これお土産ですっ」と言われてこれをもらった。

 

 

これはガネーシャという、ヒンドゥー教で「富の神」とされる人気の神さま。
この像をもらったときに、「なんでガネーシャを選んだのか?」ということをインド人に聞いてみた。

そのインド人が言うには、ガネーシャは広い意味で幸運をまねいてくれるらしい。
ガネーシャに祈れば、仕事をはじめ人生のいろいろなことがうまくいく。
そういうことで、ボクへの土産にガネーシャを選んでくれたらしい。

 

あと、インドという国が鼻をのばした象に似ているとも言っていた。
その意味でガネーシャはインドを象徴しているらしい。

 

ボクはとくに宗教を信じてはいない。
仏教徒だけど、神道の神社へ行けば神様にも手を合わせる。

そのインド人は、宗教は関係ないという。
異教徒のボクにも、ガネーシャは「グッドラック」を運んでくれるらしい。

 

車のお守りにもガネーシャ。

 

友人のインド人の結婚式で使った祭壇。
右下にガネーシャがいる。

 

このガネーシャは「現世利益をもたらす神」として、タイでも人気がある。

願いごとがあると、タイ人はよくガネーシャに祈りに行く。
ガネーシャはヒンドゥー教の神様で、仏教徒のタイ人が手を合わせるのはおかしいといえばおかしい。

でもタイ人の宗教観からしたらそれはまったく問題はない。

タイ人は他にも、ブラフマーというヒンドゥー教の神様にも手を合わせる。
「エラワンびょう」のブラフマーはとても有名で、いつもたくさんのタイ人でにぎわっている。

願い事がかなう神様」として、人々に口コミで知れ渡り、病気平癒や家内安全から金運、人気運などの願いをかなえるべく、今も絶えまなく多くの人たちがお参りに来るようになりました。ここで願い事が叶った人は、神様に踊りや音楽を奉納する習慣があるので、敷地内に舞踊団が待機をしています。

プラ・プロム(エラワン廟)

バンコクの国立博物館にあるガネーシャの像はとても見ごたえがあっておススメの一品。
このガネーシャは甘いものが好きらしく、デザートに鼻をのばしている。

 

バンコクの国立博物館では、日本人がボランティアガイドをしている。
ガイドがあった方が楽しめるから、もしここに行くなら下のリンクでガイドの日と時間を確認しておこう。

バンコク国立博物館ボランティア・日本語ガイドグループ

 

ヒンドゥー教の神様であったガネーシャは仏教に取り入れられて、仏教の神様になっている。
日本では「歓喜天かんぎてん」として知られている。

 

 

仏教に帰依してからは仏法僧の三宝を守る善神となった。
日本のお寺でもたまに見る。
歓喜天は財運と福運をもたらす神といわれるから、友人のインド人が言っていたことと同じだ。
考えてみたら「ガネーシャ=歓喜天」なんだから、仏教徒のボクへのお土産としては合っている。

ヒンドゥー教の神様か仏教の神様かはどうでもいい。
グッドラックを運んできてほしい。
できればなるべく早く。

 

おまけ

インドのヒンドゥー教の寺。
象が神様になっている。

 

 

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4 件のコメント

  • ガネーシャ様のお話は、とても興味深かったです。勝手ながら私のブログでリンクさせていただきたいので、よろしくお願いしますm(_ _)m

  • もちろんです。
    どうぞどうぞ。
    もしこのブログの記事でリンクしたいものがあったら、ご自由にどうぞ。
    このブログの名前だけ書いていただけたら、じゅうぶんです。
    あと、ボクもそのブログを見てみたいので、リンクをはられましたら教えてください。

  • こんにちは。
    「ルドラクシャ」というのは初めて知りました。
    インドやスリランカでガネーシャは店の入口の高いところによくありました。
    ヒンドィー件では人気の神様ですね。

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    今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。