国際社会と連携して日本に対応する!→韓国だけだでした

 

福島原発にたまった汚染水をどうしよう?

タンクにたまり続ける水を日本政府は、国際基準を満たした安全な処理水にして海に放出することをきめた。
そう発表した日本政府に猛烈に抗議しているのが隣国で、例えば韓国のハンギョレ新聞は社説(2020-10-24)で周辺国の声に耳を傾けて中止するよう強く要求する。

菅政権は、日本国内と周辺国の深い憂慮を無視した拙速な決定がもたらす影響を直視すべきだ。(中略)菅政権には、放出決定を強行すれば、韓日関係の改善はいっそう難しくなるということを明確に認識することを望む。

日本、国内外の憂慮を無視した「福島原発汚染水」放出を中止すべき

 

この「憂慮」を具体的に表したのが韓国の政界で、日本にこの計画の撤回を求める決議案が全会一致で採択された。

朝鮮日報の記事(2020/10/26)

日本に原発汚染水の海洋放出撤回促す決議案 韓国国会委が採択

 

でもこれには続きがある。

韓国政府は周辺国や世界と連携して、日本の“汚染水”の海洋放出に対応すると息巻いていたのだけど、朝鮮日報によると、そんな国は世界で一国だけだったことが判明。(2020/10/26)

国際社会と連携し対応する方針を明らかにしたが、政府レベルで海洋放出に反対する立場を公式に表明した国は韓国だけであることが分かった。

福島原発汚染水の海洋放出 公式反対は韓国のみ

これだけ騒いでおいて、「分かった」で終わりですか。

 

市民団体や個人レベルでは日本政府に異を唱える人がいるけど、政府レベルで日本に抗議する国は皆無だった。
世界とともに日本に強く対応する!と宣言したものの、振り向いたら誰もついてこなかった。
そんなさみしい韓国政府を中央日報も報じる。(2020.10.26)

<福島汚染水放流>「韓国政府、国際社会共助活動に疑問」 韓国野党議員が指摘

この記事で野党議員がこう言っている。

「国際共助を通じて福島汚染水放出問題を解決すると言っておきながら、実際には実効的で具体的な活動はほぼできずにいる状況」

「中国、ロシアなど周辺国から政府次元の反対がない理由は何か、しっかりと把握して国際機構とともに対応する必要がある」

ハンギョレ新聞のいう「周辺国の深い憂慮を無視した拙速な決定」の正体はこれだ。
むしろ世界の中で韓国だけが反対する理由は何か、しっかり考える必要があるのでは。

 

周辺国をはじめ国際社会の中でも、韓国の反日感情は飛びぬけている。
きょねん韓国は、東京オリンピックで旭日旗を使用しないよう日本や国際オリンピック委員会(IOC)に要求し、さらには国会で使用禁止を求める決議案を可決した。
このときは199人のうち196人が決議案に賛成して、理由は分からないけど3人が棄権した。こんなことをするのも韓国だけで、そのバカさ加減に3人がウンザリしたのならいいのだけど。

韓国は世界や周辺国と自分を重ねて代弁する悪いクセを直したほうがいい。
静かな中国と比較すると、韓国の反日はもは別次元のスペシャルだ。

 

 

こちらの記事もいかがですか?

【10年後の日韓関係】日本人は悲観的で、韓国人は楽観的

今年も0。韓国がノーベル賞を取れない理由と「希望拷問」

ホテルのインド人スタッフから見た、日本人と韓国人の違い

韓国を知りましょ! 「韓国カテゴリー」 目次 ②

韓国人の女子大学生と靖国神社・遊就館へ。彼女の感想とショック

韓国の反日、東南アジアの反ヨーロッパ感情が違う理由(植民地)

日韓関係の闇と光:「安倍土下座像」の背景/怒る韓国人

 

1 個のコメント

  • 福島原発のトリチウムを含む処理水は放射性物質で汚染されたものではありますが、世界基準で安全と認められたレベルまで希釈処理されたものです。福島原発だけでなく、日本の他の原発も、世界各国の原発も、当然ながら韓国の原発も、トリチウム水の処理は同様に希釈して海へ放出しています。中国や韓国のように、いま話題となっている福島原発からの処理水よりも濃度の高い状態で原発から海洋放出している(韓国の原発は現在は停止中だと思いますが)国だって多数あります。
    韓国ソウルで観測される自然放射能(空間線量)は、福島原発からの影響を受けた汚染地域の大部分よりも、放射能レベルは高いです。だいたい東京の2倍くらいです。

    そのような科学知識のリテラシーも得ぬままデタラメな根拠を元に、政府やメディアが先頭に立って国民を煽り日本を非難する。友好的関係なんぞ築けるはずがないでしょう。

  • コメントを残す

    ABOUTこの記事をかいた人

    今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。